リライト:パスワード管理はできていますか?
以下は2015年1月22日に書かれた記事を、2024年現在の視点を踏まえてリライトしたものです。
当時の記事の趣旨を活かしつつ、表現をわかりやすく整え、誤字を修正し、さらに現代のSEO対策観点でのアドバイスを加えました。
FacebookなどのSNS、フリーメールサービス、ブログ、そしてネットバンキングなど、インターネットで利用するさまざまなサービスには、必ずパスワードによるアクセスが必要です。多くの人が、複数のウェブサービスを日常的に使っていますが、その際「覚えやすいから」と、同じパスワードを使い回している方も少なくありません。
そんな中、アメリカの企業『SplashData』が2014年中に流出した約330万件のパスワードを集計し、ワーストランキングを発表しました。あなたが使っているパスワードがこのリストに入っていないか、一度チェックしてみてください。
2014年度流出したパスワード一覧
- 123456
- password
- 12345
- 12345678
- qwerty
- 123456789
- 1234
- baseball
- dragon
- football
…(以下省略)
このランキングでわかる通り、極めて単純なパスワードが上位を占めています。2013年の調査でも1位「123456」、2位「password」と、似た傾向が続いています。
パスワードは推測されないものが大事
簡単なパスワードは第三者に推測されやすく、セキュリティ上非常に危険です。誕生日や名前など、個人情報に由来するパスワードも避けるべきです。一度パスワードが漏えいすると、あなた自身はもちろん、家族、友人、取引先など、関わる人々に多大な迷惑が及ぶ可能性があります。
理想的なパスワードとしては、以下を参考にしましょう。
- 14文字以上の長さ
- 英数字や記号を組み合わせ、ランダム性を高くする
- 特定の意味を持たない単語を組み合わせる(辞書攻撃を避ける)
- 個人情報を含めない
たとえば「C^y2L!gWf9Zb0X」を始め、あえて意味を持たない文字列にするなど、推測が難しいパスワードを選ぶことで、セキュリティを大幅に向上できます。
制作会社としての対応
当時、弊社TREVOでは、WordPressを用いて制作したホームページを納品する際、お客様に管理画面へのIDとパスワードをお渡ししていました。もちろん、初期設定から推測しづらいパスワードを採用しています。
もし、あなたが現在「簡単なパスワード」を使っているなら、今からでも遅くありません。この機会に見直し、より強固なパスワードへ変更することをお勧めします。
現在のSEO対策とこの話題の関係
2024年のSEO対策では、直接「パスワードの強度」が検索順位に影響を与えることはありません。しかし、セキュリティが脆弱なサイトはハッキングされ、マルウェアを仕込まれたり、検索結果に警告が表示されたりする可能性があります。これはサイトの信頼性を損ね、ユーザーエクスペリエンス(UX)の低下やアクセス減につながるため、間接的にSEOにもマイナスの影響を及ぼします。
今の時代のSEO提案
- サイト管理者は強固なパスワードを使用し、定期的な変更や二段階認証(2FA)の導入を検討しましょう。
- 信頼性と安全性を重視することで、ユーザーが安心して利用できる環境を整え、結果として検索エンジンからの評価(E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性)向上にもつながります。
- セキュリティとSEOは別物ではなく、総合的にサイト価値を高める要素として捉えることが重要です。
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