ペンギンアップデート後の順位変動が落ち着いてきてはいますが、未だに順位は安定していません。
弊社でも日々数千のキーワード順位の変動がを確認していますが、一時に比べると変動が多いですね。
そんな10月の気になるSEO対策の注目ニュースをまとめてみました。
ペンギンアップデート4.0の展開完了
2016年9月に開始されたペンギンアップデート4.0。10月に入りグーグルから展開完了の正式コメントが発表されました。今後はリアルタイム更新になります。
全世界対応を、たった3週間でやり終えたGoogleはさすがと言えるでしょう。
これをもって、以下の2点が主に変わります。
- リンクでの評価順位が前より「徐々に、少しずつ」動く
- リンク消失や取得が、より早くリアルタイムで順位に反映される
またペンギンアップデートは、どんなサイトからリンクが張られているか、元ページを見て評価する機能も備わっていることが、GoogleのGary Illyes氏のインタビュー記事によって明らかになっています。
SEO用に生成されるリンクは多くの場合、ターゲットサイトに向けるリンクそれ自体が重要となっています。その為リンク発信元サイトの品質やデザイン自体は重きをおかれていません。当然人間の目で発信元サイトを確認すれば、低品質であるとすぐに判断できます。今後は、この確認をペンギンアップデートが行ってくれることになり、発信元が低品質のひどいサイトであると判断されれば、そのリンク自体の価値を下げるか無視するようにしてくれるということです。リンクの否認に時間を割いていたい企業にとっては、朗報とも言えるかもしれません。
モバイル専用のインデックスを構築計画
Googleは、モバイルでのGoogle検索向け用のインデックスを構築する計画があると発表しました。現在主流であるデスクトップ向けインデックスも並存されますが、モバイル向けは内容が常に新しいものになるという趣旨のようです。
特に若年層を中心にスマートフォンユーザーが爆発的に増えている現状を考えれば、極めて自然な流れと言えるでしょう。モバイルページの重要性は今後もますます重きを置かれると予測ができます。世界的に影響力を持つGoogleが動くことで、さらに世の中が変化していくのではないでしょうか。
これに伴って、モバイルでの評価順位に影響がでる可能性が出てきました。モバイルでの検索結果においては、モバイル版Webページのインデックスが使われることになると推測されます。
この発表を行ったGoogleのゲイリー・イリエス氏によれば、正式な日程に関しては今後ブログで告知されるようです。これからも、Googleの動向にチェックをおく必要があると言えるでしょう。
本格化するモバイルファーストのコンテンツ造り
モバイル版Googleがリリースされると発表された以上、この流れを汲んだモバイルファーストのコンテンツ造りに各企業や個人も注力したほうがいいと言えます。
具体的には、ニュース性のあるコンテンツを視野に入れると良いでしょう。
現代における情報収集のメイン機器はスマホと言えます。ニュースは自ら作り出すものです。スマホメインになっていく生活の中で、自らニュース発信力を持たない企業はふるいにかけられる可能性が高いと言えます。
新しい商材や新しい事業など自らが仕掛ける努力をしていなかいと、時代に取り残される可能性があると判断できます。中でも、自社の独自調査の調査結果や海外レポートなどをプレリリースできる企業は有利と言えるのではないかと思われます。
希少性が高い一時情報を既存のニュースサイトに投稿する方法でも良いですし、自らがニュースサイトに類似したものを作り発信していくという方法も有効でしょう。
いずれにしろ、モバイル化の波に対応しておく必要は大いにあると言えます。
重要度増す「ブログ」
モバイル時代は、ブログが設置されたサイトが優位です。
ブログはスマホ版Googleで比較的上位表示されやすいコンテンツと言えるからです。
なぜ、ブログが上位表示されるかと言うと、いくつかの理由があります。
まず気軽に書ける故に更新頻度が高いこと。頻繁にページが増える為に、検索にひっかかる確率が高くなります。
また、売り込みの情報ではなく、読者の為になる無料コンテンツ中心であるということも挙げられます。例えば企業において、自社製品のアピール記事ばかり書いても集客力はあがりません。どうしらた読者に読んでもらえるかを考えて作ってあるブログは、読者の為になる情報を無料で発信しているものが多いと言えます。中にはお金を払わないと得られないような情報を無料で公開しているサイトもあります。そのような質の高いブログ記事を提供している企業は、信用できると判断され、検索にもかかりやすいのです。
さらに各種ソーシャルメディアとの親和性が高いことも理由となるでしょう。
以上のことを考えても、これからの時代にはブログ設置サイトの方が優位であると言えます。
まとめ
10月はモバイルの重要性は、ますます増して来ていることが如実にわかった月でした。
まだ対策をしていない企業は、早々にモバイル化の影響を考えて動くほうが賢明と言えるでしょう。
大阪のホームページ制作会社TREVOでは、ホームページ制作に関する情報を掲載しています。最短2日で仮サイトを公開するサービスやSEO対策に特化したホームページ制作、オリジナルホームページデザイン、ライティング、リスティング広告、WEBマーケティングなどのサービスをご紹介しています。
関連の記事
- 衣川知秀
- TREVOWP