以下は2015年1月27日に書かれた記事を、2024年現在の視点でリライトしたものです。当時の記事内容を活かしつつ、誤字修正や文章の整理を行い、現代のSEOやWordPressの利用に関する考察を加えています。
近年、SEO対策を意識してホームページを制作・リニューアルするお客様が増えています。その際に欠かせないのがCMS(コンテンツ管理システム)ですが、中でもWordPress(以下、WP)は、カスタマイズ性と使いやすさにおいて抜きん出たツールです。特に、WPのプラグインの豊富さや柔軟性は、制作者とお客様双方に大きなメリットをもたらしています。
弊社サイトもWPで運営しており、さまざまなSEO用プラグインをテストし、効果のあるものをお客様にお勧めしています。その結果、主要なキーワードでもGoogle検索で安定した順位を維持しています。
WordPressのメリット
WordPressの最大のメリットは、豊富なプラグインと柔軟なカスタマイズ性です。SEO対策や文章作成、画像編集、入力項目の細かい設定、ページの軽量化などが可能で、ショッピングカートの設置といった高度な機能も追加できます。
これにより、従来であれば100万円以上かかった大規模なウェブサイトが、30~40万円程度で制作できるケースも増えてきました。また、これまで制作会社が手作業でコンテンツを更新していたものが、WPの導入によってお客様自身がページを簡単に更新できるようになり、制作コストの削減と運用のスピードアップが実現しています。
こうした理由から、WordPressは現在CMSの主流となっています。弊社の用語集「WordPress」でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
WordPressのデメリット
WordPressには多くの利点がありますが、いくつかのデメリットも存在します。
コンテンツ入力が必要になる
制作コストを抑えるためには、お客様が直接コンテンツを入力する必要があります。もちろん、制作会社が入力代行を行うことも可能ですが、その分開発費用が上がり、CMSの利便性がやや損なわれる可能性があります。
初期費用が増加する場合がある
CMSはプログラムによる構築のため、専用の入力フォームやカスタムプラグインを制作する場合、初期費用が増える可能性があります。ただし、これは追加機能の規模や要件によって変動するため、必ずしも高額になるわけではありません。
セキュリティの管理が必要
WordPressは世界的に人気が高いため、ハッキングの標的になることも多いです。そのため、定期的なバージョンアップやプラグインの更新、セキュリティプラグインの導入が必須となります。
TREVOとCMSの変遷
当初、弊社では「Movable Type(MT)」というCMSを中心に制作していました。しかし、ここ5年ほどでWPのシェアが急増し、現在では9割以上の案件がWPによる開発となっています。MTも悪いCMSではありませんが、WPのプラグイン数の増加に伴い、選択肢が大幅に広がったことで、WPが主流となりました。
現在では、WPの柔軟性と制作効率の良さから、弊社でもWPを採用することが多く、SEO対策にも積極的に活用しています。
2024年現在のSEOとWordPress利用の視点
2024年のSEO対策において、WordPressは依然として強力なツールです。ただし、当時と比べると以下の点がさらに重要視されています:
モバイル最適化
モバイルフレンドリーなサイトはSEOの基本。WPテーマを選ぶ際には、レスポンシブデザイン対応を必須としてください。
速度最適化
ページの読み込み速度はユーザビリティとSEO評価に直結します。WPのキャッシュ系プラグイン(例:WP Super Cache、W3 Total Cache)や画像圧縮プラグイン(例:Smush)を活用しましょう。
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の重視
Googleは信頼性の高い情報を評価するため、信頼を高めるコンテンツ制作が不可欠です。WPプラグインを使ってFAQやケーススタディのページを追加することも効果的です。
セキュリティ強化
現代では、二段階認証やWAF(Web Application Firewall)の導入が一般的です。WPのセキュリティプラグイン(例:Wordfence、Sucuri)を利用して、サイトを保護しましょう。
まとめ
WordPressは、その利便性と柔軟性から、SEO対策やホームページ制作に欠かせないツールとなっています。プラグインを活用することで、より高機能なサイトを効率的に制作できる一方で、セキュリティや運用面での注意が必要です。
2024年現在、WPのメリットを最大限活かしつつ、モバイル最適化や速度、セキュリティを重視した運営を行うことで、SEOパフォーマンスをさらに向上させることが可能です。これからもWPを有効活用し、クライアントにとって価値あるサイト制作を目指していきます。
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衣川知秀

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