ホームページを新規制作する際、どのように進めていけばよいか分からない方も多いはずです。コストもかかりますし、長期的に利用し続けるWebサイトですから、しっかりと計画を立ててスタートする必要があります。
本記事では、ホームページ制作の基本である「目的の設定」と「概要設計」について解説していきます。これらをしっかり押さえれば、後々のトラブルを未然に防げるだけでなく、ユーザーにとって魅力的で使いやすいサイトを構築できるはずです。
目的設定
ホームページ制作に入る前に、まずはそのサイトの目的を明確にする必要があります。
「集客に役立てたい」「商品・サービスの情報発信を行いたい」といった漠然とした目的ではなく、具体的にどのようなユーザーにアプローチし、どのようなアクションを起こしてほしいのかを定義しましょう。
例えば、以下のようになります。
目的例
- 大阪市内に在住または通勤/通学する30-40代の女性向けに、当社の手作り雑貨やアクセサリーの販売を行い、ECサイトでの商品購入に結びつける。
- 主に大阪府内の中小企業を主要ターゲットとして、Web制作の営業活動の一環として当社の実績やサービス内容を紹介するととともに、制作見積の依頼獲得につなげる。
このように、ユーザーの属性とアクションを明確に定義しておけば、その目的に合わせてサイトの機能設計や情報設計を行いやすくなります。
概要設計
次に、目的達成に向けて概要設計を行います。大まかな全体像を描き、工程やスケジュール、予算なども立案します。ホームページ制作において、概要設計は極めて重要な工程です。
サイトマップ
(情報設計) まずはサイトマップを作成し、掲載する情報を整理します。ページの階層構造を明確にし、ユーザビリティの高いナビゲーションを設計する必要があります。
機能設計
次にユーザーが期待する機能を洗い出します。例えば商品購入がメインであればECサイト機能、お問い合わせフォーム、会員登録機能が必要になるでしょう。 各機能の詳細な仕様は後工程で詰めますが、概要設計段階で「何を実装するか」を決めておく必要があります。
デザイン方針
デザイン面でも基本的な方針を立てます。 フォーマル・カジュアル、カラフル・シンプルなど、サイトのイメージを明確にしておけば具体的なデザインを検討しやすくなります。 また、ターゲットユーザーに合ったデザインとする必要があります。
スケジュール/予算
概要設計の段階で、あらかじめスケジュールと予算の目安を立てておきましょう。Web制作会社によってはこの段階で詳細な見積もりが出る場合もあります。
以上が概要設計のポイントになります。これらを詳しく検討し、計画的に進めていくことが大切です。 概要設計が粗っぽいと、後々様々な課題が発生する可能性があります。
まとめ
ホームページ制作においては、目的とゴール設定をしっかり行い、概要設計でサイトの全体像を明確にすることが極めて重要です。この基本を押さえておけば、後々トラブルに巻き込まれるリスクを最小限に抑えられるはずです。
次回以降は、ユーザー視点を取り入れたサイト構築のコツや、コンテンツ作成のノウハウなど、ホームページ制作に役立つ実践的な内容を紹介していく予定です。ぜひ次回もご期待ください。
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