Googleアナリティクではカスタムレポートと呼ばれる機能があり、呼ばれる標準レポートでは見る事ができない、指標を組み合わせてフィルタリングをしてオリジナルのレポートを見る事が出来ます。
カスタムレポートを使って新しい切り口でサイトを分析をしてサイト改善をしてみてはいかがでしょうか。
目次
カスタムレポートとは
通常のGoogleアナリティクスはあらかじめ型の決まった標準レポートがあります。標準レポートは様々な情報が用意されいて基本的なデータを知ることがきますが使い慣れてくるともう少し詳しいデータが欲しい、このデータは不要など、標準レポートでは満足できないことがあります。
カスタムレポートを使うと複数のディメンションと指標を自分好みに組み合わせてカスタマイズすることで、データを深堀して分析することができます。
マイレポートとの違い
Google アナリティクスにはカスタムレポートの他にマイレポートと呼ばれるレポートがあります。
マイレポートは全体の概要を把握するのに適しています。
マイレポートは1つの画面にセッション数・ユーザー数・新規とリピーターなど表示されるのでサイト全体のデータを把握することができます。
カスタムレポートは、詳細分析をするためのレポートで複数のディメンションと指標の比較を1つのレポートとしてみる事ができ細部までデータを深堀することがきます。
マイレポートはサイト全体、カスタムレポートはより詳しいデータを知るためのレポートとして使い分けることがきます。
ディメンションと指標
カスタムレポートを作成するには「ディメンション」と「指標」を知る必要があります。
ディメンション
・ユーザー
・ページ
・デバイス
・流入元
・コンバージョン
・国/地域 など
指標
・ユーザー数
・離脱率
・直帰率
・セッション数
・ページビュー数 など
「ディメンション」とは分析の軸となるデータで「指標」は実数や割合などの数値になります。
カスタムレポートを設定する
Googleアナリティクスの左メニューから「カスタム」を選択してて「カスタムレポート」をクリックし、「+ 新しいカスタムレポート」をクリックします。
①全般情報
カスタムレポートのタイトルを入力します。
例:「キーワード分析レポート」や「デバイス分析レポート」など
②レポートの内容
指標やディメンションを設定する個所になります。
名前
「名前」には、レポートタブの名前を入力します。
カスタムレポートには、5つまでのレポートを表示することができ、「+レポートタブを追加」をクリックすると新しいレポートが追加できます。
種類
レポートの種類を決めます。種類は3種類あり「エクスプローラ」「フラットテーブル」「地図表示」の3つです。
■エクスプローラ
抽出したデータをさらに詳細なデータにすることが出来ます。ファイルをかける事で細かい加工できるので深堀したデータ分析ができます。
エクスプローラ形式では、表とグラフが表示されます。
通常はこの形式を選択します。
■フラットテーブル
最大5つのディメンションを表示することができます。
フラットテーブル形式は、表のみが表示されます。
■地図表示
その名の通り地図が表示されるレポートになります。
どこの地域からアクセスが多いか?など国や地域ごとのボリュームを確認したい時に使います。
指標グループ
指標は「ユーザー」や「セッション」などの数値になり、指標は1つのグループ10個まで選択できます。
指標グループは5つまで作成可能です。
ディメンションの詳細
ここでは抽出するデータの属性を選択します。
曜日、時間、参照元など縦軸に表示するものになります。
③フィルタ
フィルタを設定することによって、例えばあるデバイスのみに絞ってデータを抽出するなど絞り込みをすることが出来ます。
通常はあまり使用しません。
④ビュー
Googleアナリティクスアカウントに複数のサイトを登録している場合「このアカウントに設定されているすべてのビュー」を選択すると、作成したカスタムレポートが全ての登録しているサイトに適応されます。
おすすめの指標とディメンションの組み合わせ
始めての方はどんなカスタムレポートを作ればいいか分からないと思いますので参考になるカスタムレポートを紹介します。
検索キーワード分析
ユーザーがどのようなキーワードで検索して、ページにアクセスしたのかを調べるレポートです。
指標に「セッション」「直帰率」を指定して、ディメンションに「キーワード」を選択します。
曜日と時間の分析
アクセス数の多い時間帯や曜日を知ることによって広告を効率よく出す戦略を練ることが出来ます。
ディメンションに「曜日の名前」と「時」を選択して、指標には調べた仕様データを組み合わせて下さい。
まとめ
Googleアナリティクを使っていると大体必要なデータは決まってきます。
そのような時にカスタムレポートを設定しすれば必要なデータを素早く取得でき、また、標準レポートより、より詳細なデータを解析できるようになります。
便利なカスタムレポート機能を活用してみてください。
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