インターネットを利用していると「Cookie(クッキー)を有効にしてください」や「キャッシュクリア」してださいなどの言葉を聞いた方も多いと思います。
簡単に説明するとキャッシュもCookieも両方ともWebページを閲覧したときの「履歴を保存する仕組み」のことになります。
実際にはそれぞれ異なる役割はがあり、どのような違いのあるのか解説してきます。
キャッシュとは
キャッシュ(cache)とは、一度表示したWEBサイトのページ内ある画像などのデータを一時的にパソコン内に保存して、2回目以降に同じWEBサイトに訪れた時にに表示するスピードが上がり、閲覧しやすくなる仕組みのことです。
例えば、初めて訪れたWEBサイトの表示に10秒以上の時間をかけて表示し、その時にWEBサイトに訪れた時にこのWEBサイトの情報をキャッシュとしてパソコン内に保存したとします。
次に同じWEBサイトの訪れた時にこのキャッシュを利用して5秒以内に表示してくれるようになります。このようにWEBサイトの表示スピードを上げることに役立っています。
キャッシュの問題点
WEBサイトの表示スピードを上げることに役立っているキャッシュですが問題点もあります。
よくあるのが、ホームページを更新しても最新の情報が反映されず、表示されるのが古い情報が表示されてしまうことです。原因はキャッシュに残っている更新前の古いデータが読み込まれてしまうからです。特に頻繁に訪れるサイトに見られる現象です。
また、キャッシュのデータが多くなるとブラウザのメモリを圧迫することになり、アプリケーションの動作が遅くなる原因にもなります。
その場合は、キャッシュから古いデータを削除する必要があります。
キャッシュのクリア方法
・Windows: 「ctrl」+「更新ボタン」 or 「ctrl」+「F5」
・Mac:「command」+「shift」+「R」
クッキーとは
WEBサイトで操作した情報(ID、パスワード、メールアドレス)などの入力情報をユーザー情報として記憶する仕組みのことです。
ユーザー情報を記憶しておくと、フォームの入力する手間を省くことができます。
分かりやすい例として、ショッピングサイトなどのID、パスワードを入力してログインして利用したとします。
別の日に同じショッピングサイトに訪れると、すでにID、パスワードが自動入力、もしくはログイン状態になっていたり、また、買い物途中でページを閉じて、改めて訪れた時に、以前カートに入れた商品が残っているなどの経験はないでしょうか。
また、アクセス履歴にマッチした広告やおすすめの商品が表示される仕組みにクッキーは利用されています。
クッキーの問題点
不特定多数の人が扱うPCでID、パスワードを入力してしまうと、先ほど説明したようにクッキーにユーザー情報が残ってしまい会員サイトやECサイトのがログイン状態のままになっていたり、IDやパスワード入力欄に入力した情報が残ったままになってしまうのでセキュリティ上の問題になります。
ネットカフェや公共の場所で入力したユーザ情報はしっかりとデータを削除する必要があります。
まとめ
キャッシュは一度おとずれたWEBサイトの画像やHTMLデータを保存する。
クッキーはIDやパスワードなどの個人情報のデータを保存する。
どちらも一時的にデータを保存することになりますが、保存されるデータの内容が異なります。
キャッシュを削除してもクッキーは削除れません、逆にクッキーを削除してもキャッシュはクリアされません。
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