【追記2024/2/6】入力フォームでユーザーが離脱する原因
投稿日:2024.02.06.
更新日:2025.04.12.

執筆・編集 衣川 知秀デザイン歴 20 年超、500 サイト以上を監修。ブランド戦略をビジュアルへ昇華し、使いやすさと美しさを両立させる UI/UX が持ち味。

3DCG 専門学校卒業後、広告代理店で Web デザイナーとしてキャリアを開始。旅館予約システムや商店街プロモーションなど多業種案件で「伝わるデザイン」の基礎を固めました。
その後、制作部門のリーダーとして 5 年間にわたりチームマネジメントを経験。企画立案から撮影ディレクション、公開後の AB テストまで、クリエイティブとマーケティングの橋渡し役を担ってきました。
2013 年に TREVO を共同設立。現在はデザイン、UI ガイドライン策定やアクセシビリティ監修を担当。
最近の取り組み:AI 生成画像と手描きイラストを組み合わせたブランドビジュアル開発とプロトタイプ検証。
信条:私たちが目指すのは、ホームページ制作を通じてお客様がハッピーになること。そして、そのホームページを訪れるユーザーが心地よく、笑顔になれるような体験を提供し、世の中にポジティブな影響を少しずつ増やしていくことです。
執筆記事:記事一覧ページ
webサイトの運営でのほとんどの目的は、webサイトを見たユーザーからの「お問い合わせ」であったり、「資料請求」「会員登録」、などフォームに入力してもらう事が目的になっていると思います。
しかしながらアクセス解析を見ると入力フォームまではユーザーが来ているのに、入力せずみページから離脱している場合があります。
入力フォームから離脱るす原因と改善方法を解説したいと思います。
フォーム離脱率とは
「フォーム離脱率」とは、ウェブサイトやアプリケーションなどで使用されるフォーム(例:登録フォーム、購入フォームなど)において、ユーザーがフォームの入力プロセスを中断または途中で離脱する割合を示す指標です。一般的には、フォームを開始したが最後まで完了せずにサイトを離れたユーザーの割合を示します。
フォーム離脱率が高い場合、それはユーザーエクスペリエンスに問題がある可能性があります。例えば、フォームの入力項目が多すぎたり、複雑すぎたり、不必要な情報を要求している場合、ユーザーは途中で興味を失い、離脱する可能性があります。そのため、フォーム離脱率を低減するためには、フォームのデザインやレイアウトの改善、入力フィールドの最適化、不要な情報の削減などの対策が必要となります。
離脱したユーザー数の計測
フォームが表示されたページやセクションにアクセスしたユーザーの数を記録します。
フォーム開始したユーザー数の計測
フォームの入力フィールドに対して最低限のアクションを起こしたユーザーの数を記録します。これは、フォームを開始したユーザー数です。
離脱したユーザー数の計測
フォームの途中でページを離れたユーザーの数を記録します。
フォーム離脱率の算出
離脱したユーザー数をフォームを開始したユーザー数で割り、その結果をパーセンテージで表します。
入力フォームから離脱したユーザー数が30人で、入力フォームのアクセス数が50なら、「30 ÷ 50=0.6」「0.6 × 100=60」
したがって、この場合の離脱率は60%となります
入力フォームでユーザーが離脱する理由
ユーザーが入力フォームから離脱する原因は以下の3点が上げられます。
1.意図せず入力フォームにたどり着いた
ユーザーが誤ってお問い合わせボタンをクリックするなどの操作ミスで入力フォームにたどり着いた場合です。
サイト設計が悪くユーザが望んでいないページに誘導して入力フォームにたどり着いたり、ユーザーの誤操作が発生しやすいUIの構成になっていることが考えれます。
この場合は、サイト設計やUIを見直すことで減らせることができます。
2.他のサイトと比較して、他社方がいいと判断された
ECサイトで言う『カゴ落ち』がこれにあたります。
ECサイトでがよく商品をカゴ入れた状態で、そこから他社と商品を比較することがよくあります。
そして他社の方が良かった場合く商品をカゴ入れた状態で他社の商品を購入して、自社のサイトは商品をカゴ入れた状態でユーザーが離れてしまうことがあります。
商品の価格で負けた場合はなかなか価格を変更することは難しいですが、競合他社の商品ページや入力フォームを研究して改善することは可能です。
3.使いづらい入力フォームになっている
一番離脱する原因がユーザーとって勝手が悪いフォームになっていることです。
必須項目が多かったり、入力フォームの使い勝手いとユーザにストレスを与えてしまいます。
入力作業はユーザにとっては面倒で手間のかかる作業になります。特に入力エラーが発生しやすいフォームはユーザーが離脱する原因になってしまいます。
使いやすい入力フォームを研究してユーザーにとって使い勝手のよいフォームすることで離脱を防ぐことが出来ます。
離脱を防ぐ入力フォームにするには
1.入力項目が多すぎる
ユーザーが入力ページにアクセスした時に入力項目が多いと「面倒くさそう」「時間がかかりそう」などといったマイナスの印象を与えてしまいます。
運営側は本当にこの入力項目が必要かどうかを選別する必要があります。
2.項目の入力方法に手間取る
入力フォームはなるべくユーザーに手間をかけさせない方がいいです。
例えばユーザーは下記のような入力に煩わしいと感じています。
・全てが手入力になっている
・半角英数が切り変わらない
・電話番号のハイフンの有無
・住所が自動入力になっていない
サイトによって全てを直す事はできませんが、例えば手入力の個所をセレクト項目やラジオボタンにして選択方式するなどしてフォーム入力にかかる手間を省くことができます。
まとめ
せっかく入力フォームまでたどり着いたユーザーを入力フォームが原因で逃がしてしまうことがあれば、webサイトの最終目的としては大きな損失になります。
小さなことかもしれませんが一度自社の入力フォームがユーザーにとって使いやすくなっているか検証してみてはいかがでしょうか。
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