第1回 JavaScriptを学ぼう:導入編 | 大阪のホームページ制作会社 株式会社TREVOのスタッフブログ

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第1回 JavaScriptを学ぼう:導入編

2024.07.29.

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JavaScriptを学ぼう

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JavaScriptとは?

JavaScriptは、ウェブサイトのインタラクティブな要素を実現するためのプログラミング言語です。1995年にNetscape社のBrendan Eichによって開発され、現在はWebブラウザの標準機能として広く使用されています。JavaScriptはクライアントサイドで実行され、ユーザーのブラウザ上で直接動作します。このため、ページの再読み込みなしにリアルタイムでの動作を実現でき、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

JavaScriptは、HTMLやCSSと組み合わせて使用され、動的なコンテンツの生成、フォームの検証、アニメーションの実行、データの非同期通信(Ajax)など、多岐にわたる機能を提供します。さらに、Node.jsを使用することでサーバーサイドでもJavaScriptを実行できるため、フロントエンドとバックエンドの両方で同じ言語を使って開発を進めることが可能です。

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JavaScriptの用途と重要性

JavaScriptは、その多機能性と柔軟性から、多くの場面で利用されています。以下に代表的な用途を挙げます。

動的なウェブページの作成

JavaScriptは、ウェブページのコンテンツを動的に変更するために使用されます。ユーザーの操作に応じて、テキストや画像の表示・非表示、スタイルの変更、ページの一部を更新することができます。

フォームの検証

JavaScriptは、フォームの入力内容をリアルタイムで検証するのに役立ちます。ユーザーが送信ボタンを押す前に、必要なフィールドが正しく入力されているかを確認し、エラーメッセージを表示することができます。

アニメーションとエフェクト

JavaScriptは、ウェブページ上でのアニメーションやエフェクトの実行にも使用されます。これにより、ユーザーに視覚的なフィードバックを提供し、インタラクティブで魅力的なユーザーインターフェースを作成できます。

非同期通信(Ajax)

JavaScriptは、サーバーと非同期で通信するためのAjax技術をサポートしています。これにより、ページを再読み込みすることなく、データの取得や送信が可能となり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

JavaScriptの重要性は、ウェブ開発における不可欠な要素としての役割にあります。モダンなウェブアプリケーションやシングルページアプリケーション(SPA)の開発には、JavaScriptが欠かせません。さらに、多くのフレームワーク(React, Angular, Vue.jsなど)やライブラリがJavaScriptで提供されており、これらを活用することで効率的な開発が可能となります。

実行できるため、フロントエンドとバックエンドの両方で同じ言語を使って開発を進めることが可能です。

PHPとの違いと出来る事・出来ない事

JavaScriptとPHPは、ウェブ開発においてそれぞれ異なる役割を担っています。以下に主な違いと、それぞれの言語でできること、できないことを説明します。

JavaScript

  • クライアントサイドで実行される。
  • ユーザーのブラウザ上で動作し、ページの動的な操作を行う。
  • インタラクティブな要素(アニメーション、フォーム検証、リアルタイム更新)を実現する。
  • Node.jsを使用することで、サーバーサイドでも実行可能。

クライアントサイド

クライアントサイドとは、ユーザーのデバイス・PC(ブラウザ)上で実行されるプログラムや処理のことです。例えば、JavaScriptを使ったフォームの入力検証や、リアルタイムでのページ更新などが含まれます。ユーザーの操作に即時に反応し、インタラクティブな体験を提供します。

PHP

  • サーバーサイドで実行される。
  • サーバー上で動作し、HTMLの生成やデータベース操作を行う。
  • サーバーからクライアントに送信する前に、データを処理し、動的なウェブページを生成する。
  • 主にバックエンドロジックの実装に使用される。

サーバーサイド

サーバーサイドとは、サーバー上で実行されるプログラムや処理のことです。データベースへのアクセスやユーザー認証、動的なコンテンツ生成などが含まれます。サーバーサイドの処理は、ユーザーのリクエストに応じてデータを処理し、結果をクライアントに送信します。

できること・できないこと

  • JavaScript
    クライアントサイドの操作に優れており、ユーザーの即時フィードバックやインタラクティブな機能を実現するのに適しています。しかし、サーバーリソースへの直接アクセスやデータベース操作は、Node.jsを使用しない限りできません。
  • PHP
    サーバーサイドの操作に特化しており、データベース操作やサーバーリソースの管理が得意です。しかし、クライアントサイドでの即時フィードバックやインタラクティブな操作には向いていません。

PHPと比べた時の実行速度と読み込み速度

JavaScriptとPHPの実行速度と読み込み速度は、それぞれの使用用途と実行環境によって異なります。

実行速度

  • JavaScript
    ブラウザ上で動作するため、ユーザーのデバイス性能に依存します。最新のブラウザや高速なデバイスでは非常にスムーズに動作しますが、古いデバイスやブラウザではパフォーマンスが低下することがあります。Node.jsを使用する場合、サーバーサイドでも高速な非同期処理が可能です。
  • PHP
    サーバー上で動作し、サーバーのリソースに依存します。サーバーの性能が高ければ、安定して高速に動作しますが、サーバーリソースが限られている場合はパフォーマンスが低下することがあります。

読み込み速度

  • JavaScript
    クライアントサイドで実行されるため、初回読み込み時にJavaScriptファイルがダウンロードされます。ファイルサイズが大きい場合、初回読み込みに時間がかかることがありますが、一度キャッシュされると次回以降の読み込みは高速になります。
  • PHP
    サーバーサイドで実行されるため、クライアントに送信されるのは生成されたHTMLだけです。そのため、初回読み込み時の負担は軽減されますが、サーバーでの処理に時間がかかる場合があります。

結論として、JavaScriptとPHPはそれぞれ異なる役割と特性を持ち、適材適所で使用されるべきです。JavaScriptはインタラクティブなユーザーエクスペリエンスを提供するのに優れ、PHPはサーバーサイドのロジックやデータベース操作に適しています。両者を組み合わせることで、強力で柔軟なウェブアプリケーションを構築することが可能です。

まとめ

この導入編では、JavaScriptの基本的な概要とその重要性、PHPとの違いについて学びました。次回からは、具体的なJavaScriptの開発環境のセットアップについてさらに深く理解を深めていきましょう。ウェブサイト制作やホームページ制作におけるJavaScriptの活用方法を学ぶことで、より魅力的でインタラクティブなウェブコンテンツを提供できるようになります。

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板浪雅樹 のアバター

経歴: 映像制作の専門学校を卒業後、映像制作(編集・撮影)でのアシスタント、カーナビゲーション用の3DCG制作、PS2用の3DCGゲーム背景制作、16ミリフィルムのデジタル変換業務等を経てWEB制作部門のある会社に就職。株式会社TREVOでディレクション、SEO対策、CMS開発、3DCG制作、映像制作を担当

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