第1回 JavaScriptを学ぼう:導入編

投稿日:2024.07.29.
更新日:2025.04.12.

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JavaScriptを学ぼう

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

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SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

JavaScriptとは?

JavaScriptは、ウェブサイトのインタラクティブな要素を実現するためのプログラミング言語です。1995年にNetscape社のBrendan Eichによって開発され、現在はWebブラウザの標準機能として広く使用されています。JavaScriptはクライアントサイドで実行され、ユーザーのブラウザ上で直接動作します。このため、ページの再読み込みなしにリアルタイムでの動作を実現でき、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

JavaScriptは、HTMLやCSSと組み合わせて使用され、動的なコンテンツの生成、フォームの検証、アニメーションの実行、データの非同期通信(Ajax)など、多岐にわたる機能を提供します。さらに、Node.jsを使用することでサーバーサイドでもJavaScriptを実行できるため、フロントエンドとバックエンドの両方で同じ言語を使って開発を進めることが可能です。

JavaScriptの用途と重要性

JavaScriptは、その多機能性と柔軟性から、多くの場面で利用されています。以下に代表的な用途を挙げます。

動的なウェブページの作成

JavaScriptは、ウェブページのコンテンツを動的に変更するために使用されます。ユーザーの操作に応じて、テキストや画像の表示・非表示、スタイルの変更、ページの一部を更新することができます。

フォームの検証

JavaScriptは、フォームの入力内容をリアルタイムで検証するのに役立ちます。ユーザーが送信ボタンを押す前に、必要なフィールドが正しく入力されているかを確認し、エラーメッセージを表示することができます。

アニメーションとエフェクト

JavaScriptは、ウェブページ上でのアニメーションやエフェクトの実行にも使用されます。これにより、ユーザーに視覚的なフィードバックを提供し、インタラクティブで魅力的なユーザーインターフェースを作成できます。

非同期通信(Ajax)

JavaScriptは、サーバーと非同期で通信するためのAjax技術をサポートしています。これにより、ページを再読み込みすることなく、データの取得や送信が可能となり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

JavaScriptの重要性は、ウェブ開発における不可欠な要素としての役割にあります。モダンなウェブアプリケーションやシングルページアプリケーション(SPA)の開発には、JavaScriptが欠かせません。さらに、多くのフレームワーク(React, Angular, Vue.jsなど)やライブラリがJavaScriptで提供されており、これらを活用することで効率的な開発が可能となります。

実行できるため、フロントエンドとバックエンドの両方で同じ言語を使って開発を進めることが可能です。

PHPとの違いと出来る事・出来ない事

JavaScriptとPHPは、ウェブ開発においてそれぞれ異なる役割を担っています。以下に主な違いと、それぞれの言語でできること、できないことを説明します。

JavaScript

  • クライアントサイドで実行される。
  • ユーザーのブラウザ上で動作し、ページの動的な操作を行う。
  • インタラクティブな要素(アニメーション、フォーム検証、リアルタイム更新)を実現する。
  • Node.jsを使用することで、サーバーサイドでも実行可能。

クライアントサイド

クライアントサイドとは、ユーザーのデバイス・PC(ブラウザ)上で実行されるプログラムや処理のことです。例えば、JavaScriptを使ったフォームの入力検証や、リアルタイムでのページ更新などが含まれます。ユーザーの操作に即時に反応し、インタラクティブな体験を提供します。

PHP

  • サーバーサイドで実行される。
  • サーバー上で動作し、HTMLの生成やデータベース操作を行う。
  • サーバーからクライアントに送信する前に、データを処理し、動的なウェブページを生成する。
  • 主にバックエンドロジックの実装に使用される。

サーバーサイド

サーバーサイドとは、サーバー上で実行されるプログラムや処理のことです。データベースへのアクセスやユーザー認証、動的なコンテンツ生成などが含まれます。サーバーサイドの処理は、ユーザーのリクエストに応じてデータを処理し、結果をクライアントに送信します。

できること・できないこと

  • JavaScript
    クライアントサイドの操作に優れており、ユーザーの即時フィードバックやインタラクティブな機能を実現するのに適しています。しかし、サーバーリソースへの直接アクセスやデータベース操作は、Node.jsを使用しない限りできません。
  • PHP
    サーバーサイドの操作に特化しており、データベース操作やサーバーリソースの管理が得意です。しかし、クライアントサイドでの即時フィードバックやインタラクティブな操作には向いていません。

PHPと比べた時の実行速度と読み込み速度

JavaScriptとPHPの実行速度と読み込み速度は、それぞれの使用用途と実行環境によって異なります。

実行速度

  • JavaScript
    ブラウザ上で動作するため、ユーザーのデバイス性能に依存します。最新のブラウザや高速なデバイスでは非常にスムーズに動作しますが、古いデバイスやブラウザではパフォーマンスが低下することがあります。Node.jsを使用する場合、サーバーサイドでも高速な非同期処理が可能です。
  • PHP
    サーバー上で動作し、サーバーのリソースに依存します。サーバーの性能が高ければ、安定して高速に動作しますが、サーバーリソースが限られている場合はパフォーマンスが低下することがあります。

読み込み速度

  • JavaScript
    クライアントサイドで実行されるため、初回読み込み時にJavaScriptファイルがダウンロードされます。ファイルサイズが大きい場合、初回読み込みに時間がかかることがありますが、一度キャッシュされると次回以降の読み込みは高速になります。
  • PHP
    サーバーサイドで実行されるため、クライアントに送信されるのは生成されたHTMLだけです。そのため、初回読み込み時の負担は軽減されますが、サーバーでの処理に時間がかかる場合があります。

結論として、JavaScriptとPHPはそれぞれ異なる役割と特性を持ち、適材適所で使用されるべきです。JavaScriptはインタラクティブなユーザーエクスペリエンスを提供するのに優れ、PHPはサーバーサイドのロジックやデータベース操作に適しています。両者を組み合わせることで、強力で柔軟なウェブアプリケーションを構築することが可能です。

まとめ

この導入編では、JavaScriptの基本的な概要とその重要性、PHPとの違いについて学びました。次回からは、具体的なJavaScriptの開発環境のセットアップについてさらに深く理解を深めていきましょう。ウェブサイト制作やホームページ制作におけるJavaScriptの活用方法を学ぶことで、より魅力的でインタラクティブなウェブコンテンツを提供できるようになります。

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