webサイトの表示速度が遅いページの改善方法

投稿日:2024.03.26.
更新日:2025.07.02.

ホームページ制作

運用

株式会社TREVOの月額制ホームページ制作サービス
PR

衣川 知秀
執筆・編集 衣川 知秀

デザイン歴 20 年超、500 サイト以上を監修。ブランド戦略をビジュアルへ昇華し、使いやすさと美しさを両立させる UI/UX が持ち味。

3DCG 専門学校卒業後、広告代理店で Web デザイナーとしてキャリアを開始。旅館予約システムや商店街プロモーションなど多業種案件で「伝わるデザイン」の基礎を固めました。
その後、制作部門のリーダーとして 5 年間にわたりチームマネジメントを経験。企画立案から撮影ディレクション、公開後の AB テストまで、クリエイティブとマーケティングの橋渡し役を担ってきました。
2013 年に TREVO を共同設立。現在はデザイン、UI ガイドライン策定やアクセシビリティ監修を担当。
最近の取り組み:AI 生成画像と手描きイラストを組み合わせたブランドビジュアル開発とプロトタイプ検証。
信条:私たちが目指すのは、ホームページ制作を通じてお客様がハッピーになること。そして、そのホームページを訪れるユーザーが心地よく、笑顔になれるような体験を提供し、世の中にポジティブな影響を少しずつ増やしていくことです。
執筆記事:記事一覧ページ

アクセスしたWebサイトを開いた時に、ページの表示速度が遅くてイライラすることはありませんか?
ページの表示速度が遅いと、多くのユーザーの高度は「別のページに移動する」または「前のページに戻る」という行動をします。
特に競合他社のサイトが同等の情報やサービスを提供している場合は、すぐに他のサイトに移動する可能性が高いです。
ページの読み込みが遅い場合、ユーザーはサイトの信頼性について疑問を抱くことがあります。特にオンラインショッピングや個人情報の提供など、信頼性が重要な場面で、速度の遅さは信頼を損なう要因となります。
つまり、ページの表示速度はユーザーの離脱率に繋がる原因になります。

ページの表示速度のチェック方法

表示速度が遅いページの改善する前に現状のページの表示速度知る必要があります。
表示速度をチェックするには、Googleが提供しているGoogle PageSpeed Insightsを利用することで測定することが出来ます。
Google PageSpeed Insightsは無料で利用できます。

Google PageSpeed Insights

使い方は簡単で、Google PageSpeed Insightsにアクセスして、入力フォームに測定したいページのURLを入力して「分析」ボタンをクリックするだけです。
分析はスコアで表示されて、問題点も提示してくれるので、ページを改善するのに役立ちます。

理想のスコアは、webサイトの構想や仕様によって難しいこともありますが、90~100点になります。

表示速度が遅い原因

大容量の画像やメディアファイル

画像や動画などのメディアファイルが大きすぎる場合、ページの読み込みに時間がかかります。

過剰なHTTPリクエスト

ページの表示に必要なリソース(CSS、JavaScript、画像など)が多い場合、それらのリクエストが一度に処理されると、ページの読み込みに時間がかかります。

サーバーの応答時間の遅延

サーバーの処理速度が遅い場合、ページのコンテンツをブラウザに送信するのに時間がかかります。

不適切なキャッシュ制御

ブラウザやサーバーが適切にキャッシュを利用していない場合、毎回同じリソースを再ダウンロードする必要があり、ページの読み込み速度が低下します。

遅延読み込みの欠如

画像やJavaScriptなどのリソースが遅延読み込みされていない場合、ページ全体が一度に読み込まれるため、表示速度が遅くなります。

不適切なコーディング

HTML、CSS、JavaScriptなどのコードが最適化されておらず、処理効率が低い場合、ページの読み込みに時間がかかります。

ホスティングの問題

ウェブサイトがホストされているサーバーが過負荷であったり、遠隔地にある場合、ページの読み込み速度が低下する可能性があります。

ブラウザの問題

ユーザーのブラウザが古いバージョンであったり、適切に最適化されていない場合、ページの読み込み速度が低下する可能性があります。

ページの改善方法

画像の最適化

画像を圧縮することで、ファイルサイズを削減できます。一般的な方法には、ロスレス圧縮とロス圧縮があります。ロスレス圧縮は画質を維持しつつファイルサイズを減らし、ロス圧縮は一部の画質を犠牲にしてファイルサイズをさらに削減します。

ブラウザキャッシュの活用

ブラウザキャッシュを活用することで、ウェブサイトやウェブアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。
ユーザーがウェブページを訪れた際にダウンロードされたリソース(画像、スタイルシート、スクリプトなど)を一時的に保存し、再訪問時に再ダウンロードする必要を軽減します。これにより、ページの読み込み時間が短縮され、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

ミニファイCSSおよびJavaScript

CSSとJavaScriptのミニファイ(圧縮)は、ファイルサイズを最小限に抑え、ウェブページの読み込み速度を向上させるための重要な手法です。
ミニファイすると、空白やコメントなどの不要な文字が削除され、変数名や関数名が短縮されます。

CDNの使用

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)は、ウェブコンテンツを高速かつ効率的に配信するためのシステムです。
CDNを使用することで、ウェブサイトやアプリケーションのパフォーマンスを向上させ、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

レスポンス時間の最適化

サーバーのレスポンス時間を最適化するために、キャッシュ、コードの最適化、適切なホスティングサービスの選択などを検討します。

不要なリダイレクトの削減

不要なリダイレクトを削減することは、ウェブサイトやアプリケーションのパフォーマンスを向上させる重要な手法の一つです。
リダイレクトは、ユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えるだけでなく、サーバーの負荷やページの読み込み時間にも影響を与える可能性があります。

遅延読み込み(Lazy loading)の実装

遅延読み込み(Lazy loading)は、ページが読み込まれるときにすべての画像や動画などのリソースを一度にロードせず、ユーザーがスクロールしてリソースが表示されるまで読み込みを遅延させる技術です。
これにより、ページの読み込み時間を短縮し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

ホスティングサーバーの選択

信頼性の高いホスティングサービスを選択し、高速で安定したサーバー環境を確保します。

まとめ

ページの表示速度がユーザーの期待に応えない場合、ユーザーはより速いアクセスを提供する他のウェブサイトを探すか、不満を持ってそのサイトから離れる傾向があります。
様々な改善方法を組み合わせて、ウェブサイトの表示速度を改善することができます。
ただし、改善の効果を定量的に把握するためには、ツールを使用してウェブサイトのパフォーマンスを定期的にモニタリングし、必要に応じて調整を行うことが重要です。

おすすめ記事

大阪のホームページ制作会社TREVOでは、最短2日で仮サイトを公開できるスピード対応や、SEO対策に強いオリジナルデザインの制作サービスを提供しています。

関連の記事

CONTACT

ホームページ制作・Web制作に関するご質問やご相談は、
下記フォームよりお問い合わせください。

無料のお見積りや初回のご相談も承っておりますので、「まだ検討中」「ちょっと話を聞いてみたい」といった段階でも大歓迎です。
現状のホームページ診断も無料で実施中です。

0120-83-8567
平日9:00~18:00まで 定休日:土 日 祝