画像フォーマットには、それぞれ特有の利点と用途があります。
JPG、PNG、SVG、GIFの各フォーマットの特徴と使い分けを詳しく説明します。
目次
JPG (JPEG)
圧縮方式: 非可逆圧縮(情報の一部を失う)
ファイルサイズ: 比較的小さい
色数: 約1670万色(24ビットカラー)
透過: 非対応
特徴
- 写真やグラデーションのある画像に適している
- 圧縮率を調整可能(品質と容量のバランスを取れる)
- 繰り返し保存すると画質が劣化する
最適な用途
- 写真
- ウェブサイトの背景画像
- 複雑な色合いを持つイラスト
PNG
圧縮方式: 可逆圧縮(情報を失わない)
ファイルサイズ: JPGより大きい
色数: 最大約1670万色(24ビットカラー)+ アルファチャンネル
透過: 対応(完全な透明度制御が可能)
特徴
- 画質劣化のない圧縮
- 透過背景のサポート
- エッジがシャープな画像に適している
最適な用途
- ロゴ
- アイコン
- スクリーンショット
- テキストを含む画像
SVG
形式: ベクターグラフィックス(数学的な図形の定義)
ファイルサイズ: 通常は小さい(内容による)
拡大縮小: 任意のサイズに拡大縮小可能(品質劣化なし)
編集: テキストエディタで直接編集可能
特徴
- 解像度に依存しない
- アニメーション可能
- CSSでスタイリング可能
- 検索エンジン最適化(SEO)に有利
最適な用途
- ロゴ
- アイコン
- 図表やインフォグラフィック
- レスポンシブウェブデザイン
GIF
圧縮方式: 可逆圧縮
ファイルサイズ: 内容による(アニメーションの場合は大きくなる傾向)
色数: 最大256色
透過: 対応(完全な透明か不透明のみ)
特徴
- 簡単なアニメーションをサポート
- 色数の制限により、写真には適さない
- インターレース表示が可能
最適な用途
- 簡単なアニメーション
- バナー広告
- 小さなアイコンや図柄
- ソーシャルメディア用の短いクリップ
まとめ
JPG: 写真や複雑な画像に最適。高圧縮でも視覚的な損失が少ない。
PNG: 透明な背景を必要とするロゴやアイコン、図表に最適。ロスレス圧縮で高品質を維持。
SVG: 解像度に依存しないベクター画像。ロゴ、アイコン、インターフェース要素、アニメーションに最適。
GIF: 短いアニメーションや少ない色数で表現できるシンプルなグラフィックに最適。
これらのフォーマットの特徴を理解し、用途に応じて適切に選択することで、ウェブサイトのパフォーマンスや視覚的な質を最適化することができます。
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