人の心理に働きかけるメラビアンの法則と文章の関係(文章と心理学の関係)
投稿日:2017.02.22.
更新日:2025.04.12.

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監修 板浪 雅樹2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

文章と心理学には深い関係があります。この関係を理解することによって、より人の心理に働きかけるような文章を書いていくことができます。今回は、メラビアンの法則と文章の関係について改めて考えていきたいと思います。
「たかが文章」と思っている方もいるかもしれませんが、まさに「されど文章」です。
文章だからこそ、より人の心理に影響を与えるということも十分にあり得るのです。
そもそもメラビアンの法則とは

メラビアンの法則というのは、その名前の通り、メラビアンという心理学者がおこなった実験から導き出された法則です。
正確にはアルバート・メラニアンという心理学者なのですが、感情や態度に矛盾するメッセージを発信したときに、人はどのように受け止めるのか、人の行動が他の人へとどのような影響を及ぼすのかについての実験をしました。
この実験の結果、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で影響を及ぼすということが明らかになりました。
この割合から7-38-55のルールと呼ばれることもありますし、言語情報や聴覚情報、視覚情報の英語での頭文字をとって3Vの法則と呼ばれることもあります。
このメラビアンの法則は、あくまでも感情や態度に矛盾するメッセージを発信したときにという条件つきなのですが、今の日本では極端な解釈が独り歩きしている部分があります。
現在の日本では、メラビアンの法則というのはコミュニケーションにおいては見た目が一番重要である、話すときにはその内容よりも話し方が重要であるといった解釈をされています。
もちろん、メラビアンの実験結果はそう読み取れなくもないのですが、日本でよく知られているメラビアンの法則というのは本来のメラビアンが提唱したものとは違ってきているということを理解しておきましょう。
文章にメラビアンの法則を適用してみると

ここでは、現在の日本で独り歩きしているほうのメラビアンの法則で文章というものを考えていきましょう。
文章にメラビアンの法則というものを適用してみるとどうなるでしょうか。文章というのは、言うまでもなく言語情報になります。というよりも、言語情報しかない状態になります。文章というのは、聴覚情報や視覚情報をそぎ落とした純粋な言語情報ということになります。
メラビアンの法則では言語情報が影響を及ぼすのは、7%です。しかしながら、残りの聴覚情報の38%と視覚情報の55%はそぎ落とされています。言ってしまえば、7%の言語情報がダイレクトに人の心理へと影響を与える可能性があるのです。情報が分散することなく、文章という言語情報1点に集中しているからこそ文章が心に響くともいえるでしょう。
最近では引っかかる方はそう多くないでしょうが、ひと昔前にはチェーンメールというものが流行りました。
「このメールを○人に転送しないと・・・」というものです。これもまさに文章のみの情報なのですが、当時はこれに引っかかった方も多かったのではないでしょうか。まさに、文章が人の心をダイレクトに揺さぶっているのです。
言語情報のみの文章でも聴覚情報と視覚情報を補うことによってより強力に

文章は言語情報のみだという話をしましたが、今の時代であれば文章に聴覚情報や視覚情報を補うことは簡単です。
バックミュージックを流せば聴覚情報をプラスすることができますし、顔文字や絵文字、記号、画像などを使えば視覚情報もプラスしていくことができます。
文章の途中で動画を挟み込めば、それこそ聴覚情報も視覚情報も両方プラスすることができるでしょう。このように言語情報のみの文章に聴覚情報と視覚情報を補っていくことによって、より強力に人の心理へと働きかける文章を作り上げていくことができるのです。今の時代だからこそできるといっても過言ではないでしょう。
もちろん、聴覚情報と視覚情報をそぎ落としたままの文章で勝負することも可能です。ただ、この場合、聴覚情報や視覚情報がない分を読み手がそれぞれの頭の中での想像で補っていくことになります。つまり、読み手に意図しているような想像をさせるだけの文章力というものが求められるのです。もし、文章力に自信があるなら言語情報のみで勝負するのもいいでしょう。実際にチェーンメールのような事例があるのですから、効果的な文章を書くことができればそれだけでもかなりの影響力を持つことになるかと思います。
しかしながら、そこまでの文章力は持っていないという方や文章力に自信がないという方であれば、是非その文章に聴覚情報や視覚情報を補っていくといいでしょう。ただ、そのチョイスも重要になってきます。文章をより効果的に伝えるために補ったのにピントの外れた情報をプラスしてしまったことによって、文章そのものがぼやけてしまうということもあります。そういった点には注意しておきたいものです。
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