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今さら聞けないSSL化(HTTPS化)の必要性とメリット

2023.02.02.

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近年、ホームページは常時SSL化(HTTPS化)が一般的になっています。
IT、ウェブ業界では当たり前になっていますが、一般は、「名前は聞くけどよくわからない。」「対応したいけど方法がわかならない」などといった方も多いと思います。
簡単にSSLを説明すると、インターネット上の通信を暗号化する仕組みになります。
今回はそんな方のために、SSLについて改めて解説したいと思います。

常時SSL化(HTTPS化)

SSLとは

SSL通信とは、Webサイトの閲覧やメールフォーム送信をした時に通信を暗号化する仕組みで、SSL化することで端末とサーバー間の盗聴や改ざんができなくなります。
SSL化されていないwebサイトで通信すると、知識のある方なら通信内容を閲覧することが可能になります。
特にカード情報や個人情報を入力が必要な場合は、大切な個人情報が閲覧でき、最悪の場合、情報の改ざんができてしまいます。
SSLは、2018年にGoogleがリリースしたGoogle ChromeがHTTPS接続標準化に対応したブラウザになったことで、2018年以降から広まっていきました。
SSL対応しているwebサイトを見分ける方法は、ブラウザのURL部分をみるとひと目で分かります。
SSL化されているwebサイトのURLは「https://」となり、鍵マークが表示されます。
SSL化されていないwebサイトは、URLは「http://」になり「s」が無く、アクセスすると「保護されていない通信」が表示するようになっています。
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SSL化のメリット

SSL化はwebサイト運営側、ユーザー側どちらにもメリットがあります。

  1. SEOの効果で検索されやすくなる
  2. アクセス解析の精度が上がる
  3. セキュリティ向上によってユーザの信頼が得られる
  4. コンテンツ内にある非SSLのアクセス遮断

検索順位の優遇

Googleは2014年8月にSSL化に対応したwebサイトの検索結果を優遇すると発表しました。
そのため、SSL化はSEO上需要になっています。
SSL化をしていないwebサイトに比べ上位に表示されやすくなります。

アクセス解析の精度が上がる

非SSL化サイトでは、SSL化のwebサイトからアクセスがあった場合、リンク元を解析することができません。
Googleアナリティクスでは、SSL化webサイトから非SSL化サイトにアクセスがあった場合、リファラ(参照元)の情報が「なし」と判定されます。
SSL化されたサイトからSSL化のwebサイトへアクセスした場合は、リファラー(参照元)の解析が可能となります。
SSL化することでリファラー(参照元)の解析が可能となり、解析の精度が上がります。

セキュリティ向上によってユーザの信頼が得られる

SSL化することによって情報の盗聴・改ざんを防ぐことができます。
非SSLのwebサイトは、「保護されていない通信」とURLのバーに警告が表示されます。
SSL化されているwebサイトは、当然警告は表示されません。そのためユーザーに安全なサイトと認識してもらい信頼を得ることが可能です。

コンテンツ内にある非SSLのアクセス遮断

例えば、SSL化されたwebサイト内に非SSLの画像やダウンロードリンクがある場合アクセスを遮断する仕様になっています。
アクセスしようとすると「〇〇への接続は安全ではありません」警告が表示されるようになっています。
SSLに対応していないwebサイトは通信が暗号化されず、情報漏洩などの危険があるためこのような仕様になています。
これも利用者の安全を考えた仕組みになります。

SSLの導入とコスト

webサイトをSSL化するためには、SSLサーバー証明書を導入する必要があります。
証明書の料金は無料から年間数十万するものまで幅広くあります。
レンタルサーバの場合は無料のSSLがオプションで設定されていることが多いです。
SSLの証明書にはDV(ドメイン認証)、OV(企業認証)、EV(Extended Validation)の種類のレベルがあり、「DV」「OV」「EV」の順番でレベルが高くなります。
「DV」「OV」「EV」による暗号化の強度に違いはありません。
大雑把に説明すると証明書の内容の違いなります。
「DV」は、ドメイン名が正しいかどうかを認証のみなります。
「OV」は、ドメイン名に加え、会社名、所在地の認証することができ、webサイト運営のなりすましを防ぐことでできます。
「EV」は、DV 、OVの認証に加え、電話での実在確認や会社の状況の確認が行われるので発行するには厳しい審査が必要になります。
暗号化の強度に違いはありませんので、どの認証のSSLを利用するかは、運営しているwebサイトによってかわってきます。
個人情報を扱うのであれば「OV」「EV」の認証を取得することで信頼が得られます。

まとめ

現在にwebサイトには、SSLは必須いっても過言ではありません。
特にECサイトなどの個人情報を扱うサイトでは、「SSLがあって当然」になっています。
ユーザーに安心してwebサイトを利用してもらうことは、企業にとっての当然の責任となり、ユーザーに信頼されることは自社への利益となります。

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過去のブログでもSSLについての記事を書いています。
SSL
「Yahoo!検索」SSL化から一週間 SEO対策が難しくなる?

経歴: 3DCG制作の専門学校を卒業後、デザイン会社に就職。デザイン会社では主にWEB制作を担当し、旅館の予約システムや商店街にWEBカメラを設置したプロモーション等を展開し、4年後に転職。 株式会社TREVOでデザイン、コーディング、ディレクション、システム開発を担当

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