ACF等の繰り返しフィールドで段落数を取得する方法
WordPressのACF(Advanced Custom Fields)の繰り返しフィールドで、段落番号や連番を表示させる方法について解説します。この方法を使えば、繰り返し項目に順番をつけたり、連番を表示することが簡単にできます。
実現する仕組み
PHPの加算子(++
)を利用して、繰り返しフィールドのループ内でカウントを進め、番号を表示します。この番号は数字だけでなく、アルファベットや任意の文字列で表現することも可能です。
段落数の取得方法
以下のコードでは、繰り返しフィールドの各項目に番号を表示します。
「<?php echo $i; ?>」が段落の数字となります。
今回は数字を入れていますが、アルファベット等でも対応可能です。
<?php if( have_rows('フィールド名') ): $i = 0; ?>
<?php while( have_rows('フィールド名') ): the_row(); $i++; ?>
<?php echo $i; ?>
<!-- 繰り返しフィールドの中身を入れて下さい。 -->
<?php endwhile; ?>
<?php endif; ?>
コードの解説
$i = 0
番号をカウントするための変数 $i
を初期化(0に設定)します。
$i++
繰り返しループごとに $i
を1ずつ加算します。
番号の出力
<span class="number"><?php echo $i; ?></span>
で現在の番号を出力します。
繰り返しフィールドのデータ表示
the_sub_field('サブフィールド名')
を使い、フィールド内のデータを表示します。
出力結果例
上記コードを適用すると、以下のようなHTMLが出力されます。
<div class="item">
<span class="number">1</span>
<p>フィールド1の内容</p>
</div>
<div class="item">
<span class="number">2</span>
<p>フィールド2の内容</p>
</div>
<div class="item">
<span class="number">3</span>
<p>フィールド3の内容</p>
</div>
アルファベットや他の形式で表示する方法
番号をアルファベットにしたい場合は、chr()
関数を使用します。
<?php if ( have_rows('フィールド名') ): $i = 65; /* ASCIIコード65はA */ ?>
<?php while ( have_rows('フィールド名') ): the_row(); ?>
<div class="item">
<span class="letter"><?php echo chr($i); ?></span>
<p><?php the_sub_field('サブフィールド名'); ?></p>
</div>
<?php $i++; ?>
<?php endwhile; ?>
<?php endif; ?>
出力結果例
<div class="item">
<span class="letter">A</span>
<p>フィールド1の内容</p>
</div>
<div class="item">
<span class="letter">B</span>
<p>フィールド2の内容</p>
</div>
<div class="item">
<span class="letter">C</span>
<p>フィールド3の内容</p>
</div>
注意点
繰り返しフィールドが存在しない場合
if ( have_rows('フィールド名') )
でフィールドの存在を確認し、エラーを防ぎます。
番号のリセット
ループ外で $i
を初期化しておくことが重要です。これにより、番号が意図せず引き継がれるのを防ぎます。
スタイル調整
番号や連番を見やすくするため、CSSで適切にデザインすることをおすすめします。