ホームページ制作・運用の成功は「目的設定」から始まる、実例で学ぶ戦略的アプローチ

投稿日:2020.10.26.
更新日:2025.06.03.

運用

ホームページ制作

SEO

株式会社TREVOの月額制ホームページ制作サービス
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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

執筆記事:記事一覧ページ
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

ホームページは、企業や店舗にとって「ただの名刺」ではなく、集客や信頼獲得、そして売上アップを担う戦略的なツールです。特に企業や個人事業主にとって、限られた予算でどのように成果につなげるかは大きな課題になります。

本記事では、2020年10月26日に公開した「[2020年版]ホームページを制作・運用する上で重要なポイント」の記事をリライトし、より実践的かつ効果的な戦略にブラッシュアップしてお届けします。
執筆は、大阪を拠点に企業のウェブ支援を行っている、株式会社TREVOの板浪が担当しています。

「ホームページは作ったけれど成果につながらない」「問い合わせが増えない」とお悩みの方に向けて、TREVOで実際に行っている取り組みや、お客様からの相談事例を交えながら解説しています。

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それではさっそく、成果を生み出すための戦略的なホームページ制作・運用のポイントを見ていきましょう。

戦略から始まるホームページ制作

戦略から始まるホームページ制作

ウェブサイトの目的と目標設定

ホームページを制作・運用する上で、最初に必ず明確にすべきなのが「目的」と「目標」です。
どんなに見た目が美しく、最新の機能が詰め込まれていても、「なぜ作るのか」「何を達成したいのか」が曖昧では、成果にはつながりません。

  • 商品の問い合わせを増やしたい
  • 資料請求を増やして営業につなげたい
  • 求人応募数を増やしたい
  • ブランドイメージを刷新したい
  • 認知度を高めたい(SNSと連動させたい)

といったように、企業ごとにウェブサイトに求める役割はさまざまです。

「ビジネスゴールに直結するサイト設計」は戦略設計の第一歩です。目的に応じて設計や評価指標(KPI)も異なります。TREVOでは、初回の打ち合わせから「何を達成したいのか」を徹底的にヒアリングし、無理なく実現できる目標設計を共に考えます。

ホームページは「名刺代わり」ではなく「営業ツール」

大阪の企業のお客様と話をしていると、いまだに「とりあえず名刺代わりに」「会社概要だけ載せておけば良い」という意識でホームページを捉えているケースも少なくありません。

しかし、現代のホームページは「受け身の紹介ツール」ではなく、「攻めの営業ツール」であるべきです。
実際、BtoBやBtoC問わず、ユーザーは購入や問い合わせの前にほぼ必ず検索を行い、サイトを確認します。つまりホームページは「最初の営業担当者」として、企業やサービスの魅力をきちんと伝える責任を担っています。

「オンラインでの顧客接点の設計」が成否を分ける重要なポイントです。
名刺代わりにするのではなく、営業や採用、信頼獲得の武器として使いこなす発想が欠かせません。

問い合わせ・資料請求・採用…目的によって設計は変わる

ホームページの「役割」は企業ごとに違います。
例えば以下のように、目的によって必要な構成や導線設計も大きく異なります。

目的重視する設計要素
お問い合わせを増やすCTAボタン、問い合わせフォームの配置とUI、導線のわかりやすさ
資料請求を増やすLP構成、説明コンテンツの明瞭化、ホワイトペーパーの訴求
採用応募を増やす採用情報、社風紹介、社員インタビュー、1日の流れなど
ブランド構築トーン&マナーを整えたデザイン、ビジュアル、ストーリー性

TREVOでは、こうした目的ごとに「何を見せるか」「どこで行動してもらうか」を緻密に設計します。
目的が曖昧なままでは、最終的な成果指標(KPI)もブレてしまい、改善のPDCAも回しにくくなります。

TREVOがよく相談されるゴール設定の実例とは?

実際に株式会社TREVOでよくいただくご相談としては、以下のようなものがあります。

  • 「SEO対策で検索順位を上げたいけど、コンテンツを継続的に作れない」
  • 「リニューアル後に問い合わせが減ってしまった」
  • 「採用ページをもっと強化したいが、何を載せるべきか分からない」

たとえばある製造業のお客様では、「お見積りフォームのCV数を月10件以上にしたい」という明確な目標がありました。
そこで、問い合わせ導線を明確にし、フォームの入力数を減らし、さらに「よくある質問」「対応可能な技術領域」「事例紹介」などを用意したところ、コンバージョンが上がりました。

TREVOでは、目的をKPIに落とし込んで設計に反映することを最重視しています。
その結果、施策ごとに評価や改善がしやすくなり、成果を継続的に伸ばすことができます。

ユーザー理解と構成設計:SEOと導線設計の第一歩

ユーザー理解と構成設計:SEOと導線設計の第一歩

ターゲットとカスタマージャーニーを把握する

ホームページ制作において成果を出すためには、誰に向けて情報を届けるのか、どのようなタイミングでどの情報が求められているのかを把握する必要があります。
そのためには、「ターゲットユーザーの設定」と「カスタマージャーニー(顧客の行動プロセス)」の理解が欠かせません。

  • 認知段階では「何ができる会社か」を明確に伝える情報
  • 比較検討段階では「他社との違いや導入実績」
  • 行動段階では「問い合わせボタンや価格・納期」

など、ユーザーの段階に応じて必要とされる情報は異なります。

TREVOでは、お客様ごとにペルソナを想定した上で、ユーザーが「どのページに訪れ」「どこで悩み」「どこで離脱しているか」をヒアリングとアクセス解析をもとに設計します。こうした視点を持つことで、見せるべき情報を見せるべきタイミングで提示できるホームページになります。

企業が抱える「コンテンツを作れない」課題と対処法

大阪を中心とした企業のお客様から多く寄せられる悩みの一つが、「コンテンツを作る時間や人手がない」という点です。特にSEO対策を行いたいという希望はあるものの、「記事を書く人がいない」「何を書けばいいかわからない」という状況がよくあります。

このような場合、TREVOではいきなりブログ記事を書いてもらうのではなく、以下のような方法を取ることが多いです。

  • 既存の営業資料や提案書、社内FAQをベースにコンテンツを整理
  • よくある問い合わせを可視化し、Q&A形式で記事化
  • 月1本だけの更新でも「継続可能な仕組み」に設計

また、CMSを活用して「現場スタッフでも更新できる設計」にすることも有効です。
例えば、写真と一言コメントを投稿するだけの「現場ブログ」や「お知らせ」の活用で、手間を最小限にしながら検索エンジンに情報更新を伝えることができます。

継続的な運用が難しい場合は、「最初にある程度の量を用意しておき、徐々に小出しにして更新していく」という運用戦略も提案しています。大切なのは、「書けないからやらない」のではなく、「できる形に設計する」ことです。

なお、私・板浪自身もブログの更新を業務の一部として継続してきた経験があり、その中で見つけた習慣化のコツやモチベーション維持の工夫については、以下の記事でも詳しく紹介しています。

▶︎ ブログ運営を継続する方法と効果的な習慣化テクニック【実体験ベースで解説】

この実体験に基づく内容は、「どのように書く時間を作るか」「どんな仕組みなら続くのか」といった悩みを持つ方にとって参考になるかと思います。

お問い合わせにつなげる導線設計の工夫とは?

ターゲットを把握し、適切な情報を提供しても、「次に何をすればいいのか」が分かりにくければユーザーは離脱してしまいます。そこで重要なのが「導線設計」です。

お問い合わせや資料請求をゴールとする場合は、

  • ページ内に複数箇所にCTA(行動喚起)を配置
  • スクロール位置に応じたボタン表示の工夫
  • スマートフォンでも押しやすいボタンUI

など、ユーザーの動きを想定した配置が重要になります。

TREVOでは、導線設計の初期段階から「CTAをどこに置くか」「どのページに遷移させるか」「何を伝えたら押してもらえるか」までを意識して設計します。
実際に導線を見直しただけで、お問い合わせ数が約1.8倍に増加したサイトもあります。

また、「無料相談」「対応エリア」「対応業種」など、ユーザーの不安を減らす情報も近くに配置することで、ボタンを押す心理的ハードルを下げる工夫も効果的です。

最終的に大切なのは、「ユーザーの立場に立って、迷わせない導線を作ること」。そのためには、デザインよりも先にユーザー行動を徹底的に分析し、設計に反映する必要があります。

情報設計とコンテンツ戦略

コンテンツの棚卸しと整理

ホームページ制作やリニューアルを行う際、まず取り組むべきなのが「既存コンテンツの棚卸し」です。
思いつきでページを追加したり、過去の情報が放置されたままだと、ユーザーにとって分かりづらいサイト構造になってしまいます。

情報設計の第一歩は、現在のページ群が「誰にとって」「どんな目的で」「どの段階で」必要な情報なのかを明確にすることです。

TREVOでは、お客様と一緒に次のような視点で棚卸しを進めています。

  • 掲載している内容の中で、いまも有効な情報はどれか?
  • 古くなった情報(事例・価格・サービス内容)はないか?
  • 重要な導線に配置されているか?必要な人に届いているか?

単にページ数が多ければ良いわけではなく、「意味のある情報」が適切な場所に整理されていることが大切です。
特にSEOの観点でも、類似コンテンツや重複した情報は評価を下げる要因になるため、戦略的に整理することが求められます。

コンテンツマップとサイトマップの作成

棚卸しの次に取り組むのが、「コンテンツマップ」と「サイトマップ」の設計です。
コンテンツマップは、目的やターゲットに応じてどのような情報が必要かを整理するもので、サイトマップはそれを具体的なページ構成に落とし込むための設計図となります。

  • たとえば、「お問い合わせを増やしたい」というゴールに対しては、
  • 問い合わせに至るまでの動機づけ(実績、事例、お客様の声)
  • 信頼性を高める要素(FAQ、スタッフ紹介、対応エリア)
  • 問い合わせフォームまでの導線(誘導バナー、CTA)

といった情報をどこに配置し、どう繋ぐかを考える必要があります。

TREVOでは、Googleスプレッドシートやホワイトボードを使いながら、お客様の業種や強みに合わせて情報の配置を可視化していきます。
また、ナビゲーション構造やパンくずリスト、URLの設計まで含めた整理も同時に行うことで、SEO対策にもつながる「構造的なサイト」が完成します。

コンテンツ更新計画と運用体制の整備

どれだけ優れた情報設計を行っても、公開後にまったく更新されないホームページは、検索エンジンからの評価が下がり、ユーザーからの信頼も薄れてしまいます。
そこで重要なのが「継続的に情報を発信する体制づくり」です。
多くの企業では、更新を担当する人が限られていたり、そもそも時間が取れないという声がよくあります。TREVOでは、次のようなステップで更新体制を整備しています。

  • 初期段階で半年〜1年分の「更新計画」を一緒に作成
  • コンテンツのジャンルを決め、更新しやすい形に定型化
  • 更新業務を兼務できるスタッフの選定とマニュアル化
  • CMSを活用した「簡単投稿」機能の実装

たとえば、「毎月第1週に1本ブログを書く」「キャンペーン情報は営業から共有され次第掲載する」といったように、あらかじめルールを決めておくだけで、運用の属人化を防ぎやすくなります。

また、必要に応じてTREVO側で「下書きのたたき台」を用意したり、「記事案+写真素材だけいただいて更新はこちらで行う」など、実行しやすい運用フローを提案しています。
情報設計とコンテンツ戦略は、一度作ったら終わりではなく、継続的な運用が前提です。そのためには、無理なく続けられる仕組み作りが何より大切です。

デザインとUXは見た目と使いやすさは両立できる

デザインとUXは見た目と使いやすさは両立できる

ビジュアルデザインとブランディング

ホームページの第一印象を左右するのが、ビジュアルデザインです。
見た目の美しさだけでなく、「ブランドのらしさ」を表現するための重要な要素でもあります。色使い、フォント、写真のトーン、余白の取り方など、すべてがユーザーの感覚に影響を与えます。

「自社のイメージをどう見せるか」というブランディングの視点が抜け落ちがちです。しかし、業種にかかわらず、訪問者に“安心感”や“信頼感”を与えるデザインは、それ自体が競合との差別化になります。

TREVOでは、ヒアリング段階からロゴや印刷物、社内の雰囲気、経営者の言葉まで丁寧に確認し、「らしさ」をデザインに反映しています。ユーザーがページを開いた瞬間に「ちゃんとしてそう」「この会社にお願いできそう」と感じてもらえることを目指した設計が、コンバージョンにも大きく影響します。

UI設計と操作性の向上

どれだけ綺麗なデザインでも、使いにくければ意味がありません。そこで重要になるのが「UI(ユーザーインターフェース)設計」です。

  • ボタンが押しやすいか?
  • メニューが直感的に使えるか?
  • ページ遷移で迷わないか?

これらは、すべてユーザーの行動に直結します。特に、情報量の多い企業サイトでは「何を」「どこに」置くかの判断がサイト全体の使いやすさに影響します。

TREVOでは、操作性を担保するために「F型視線パターン」や「Z型導線」などの視線誘導に加え、パンくずリストや固定ナビゲーションなども積極的に取り入れています。また、お問い合わせや採用などの“行動してほしいポイント”には、視認性の高いCTAボタンを設置し、アクセシビリティにも配慮しています。

スマホ対応で“読む気”が変わる!TREVOのスマホ設計のコツ

現在、多くの業種でアクセスの6割以上がスマートフォンからという状況が続いています。そのため、スマホでの読みやすさ・使いやすさはホームページ全体の成否を左右します。
TREVOでは、スマホ対応として単にレスポンシブにするだけでなく、以下のような独自の工夫を行っています。

  • スクロール中でも重要な導線が見える固定CTAボタン
  • モバイルでは非表示にして「読む体験」を優先する要素
  • タップ領域を広めにとり、指の操作ストレスを軽減
  • 上下スクロールだけで完結するレイアウト設計

特にスマホユーザーは「数秒で離脱する」ケースも多いため、ファーストビューで何を見せるかが非常に重要です。画像の比率、テキストの大きさ、読み進める意欲を高める余白設計など、見た目と操作感の両立を意識しています。

大阪の美容室・飲食店・士業サイトに多い導線改善事例

大阪エリアの中小事業者様から多くご依頼いただく業種の一つが、美容室・飲食店・士業(税理士・弁護士・行政書士など)です。これらの業種では、それぞれに特有の導線設計の工夫が求められます。

美容室・飲食店の場合

  • 「予約ボタン」や「Googleマップへのリンク」を常時表示
  • メニュー・料金を画像で一覧化し、スマホでの閲覧性を高める
  • Instagramとの連携で“最新の雰囲気”を伝える

士業サイトの場合

  • 法律相談・税務相談など、目的別の導線をはっきり分ける
  • Q&Aや解決事例など、信頼感を得るためのコンテンツ設置
  • 対応可能な業務範囲や料金の目安を明確にし、問い合わせ率を改善

こうした改善により、「回遊率の向上」や「問い合わせ数の増加」が実際に確認されており、特にスマートフォンからの流入時にその効果が顕著に現れます。
TREVOでは、地域密着型の業種ごとに最適な導線設計を行うことで、デザインとUXの両立を実現しています。

集客と信頼構築とSEO対策・コンテンツ・SNSの活用法

集客と信頼構築とSEO対策・コンテンツ・SNSの活用法

TREVOのブログ施策で実感した「伝え方の重要性」

ホームページを集客ツールとして活用するために、TREVOでは長年にわたりブログによる情報発信を続けてきました。記事を書く中で実感しているのは、「どれだけ専門的なことでも、伝わる形で書くことが重要」ということです。

特にSEOやWordPress、デザインの話などは、専門用語を並べるだけでは読者に届きません。そこでTREVOでは、たとえば「Googleの検索結果で順位が落ちたら、何をすればいいのか?」といった実際の相談に答えるような形式や、図解・実例を用いた解説を意識してきました。

実際、「専門的な内容をわかりやすくまとめてくれているのを見て連絡しました」という問い合わせを何件もいただいています。SEO対策の依頼につながったケースもあり、コンテンツの質と伝え方が信頼獲得の第一歩になることを実感しています。

SEO調査レポートが依頼につながった理由とは?

TREVOでは、SEOに関する調査レポートの作成・提供も行っていますが、このサービスがご依頼につながる理由には明確な根拠があります。
それは「調査結果を可視化し、次にやるべきことを明確に示している」からです。

たとえば、ある企業のホームページに対して、

  • 競合他社とのキーワード出現率の比較
  • 被リンクの質と数の分析
  • 構造的なSEO対策の不足点
  • 表示スピードやモバイルフレンドリーテストの結果

などをまとめた調査レポートを提出したところ、「ここまで見てくれるなら安心」と評価いただき、そのまま改善施策のご依頼をいただきました。

お客様の中には、SEO対策に対して「何をされるのか分からない」「効果が出るのか不安」と感じている方も多くいらっしゃいます。その不安を払拭するために、TREVOでは、調査から報告、改善提案までを一貫して説明し、「どこに課題があるのか」と「何をすると改善されるか」を明確に提示するよう努めています。
こうした姿勢こそが、単なる“情報提供”ではなく“信頼”を生む鍵になります。

続かない更新を「仕組み化」する方法とCMSの活用

SEO対策やSNS運用において「定期的な情報発信」は欠かせません。しかし、実際に多くの企業がつまずくのが「更新が続かない」という問題です。
TREVOでは、この課題に対して「習慣化」と「仕組み化」で対応しています。

まず、「習慣化」については、過去にブログ記事としてまとめた「ブログ運営を継続する方法と効果的な習慣化テクニック」でも紹介していますが、業務に組み込むこと・負担を小さくすることが鍵です。
その上で、「仕組み化」をどう進めるか。TREVOが提案しているのは以下のような方法です。

  • WordPressなどのCMSを使い、誰でも更新できるようにする
  • コンテンツの種類をテンプレート化し、迷わず書ける仕組みにする
  • 更新タイミングを「毎月第1月曜に公開」など明確に設定する
  • 外注ではなく「社内で完結できる運用」を構築する

CMSは、更新のハードルを下げるための非常に有効なツールです。たとえば、記事ごとに「タイトル・本文・アイキャッチ画像・タグ」を入力するだけで投稿できる設計や、事前に「下書き済みコンテンツ」を予約投稿できる設定などを活用することで、無理なく継続できます。

TREVOでは、【更新システム(CMS)の導入】サービスもご提供しており、「コンテンツを更新したいけど仕組みが整っていない」という企業様に向けて、CMS導入から社内運用ルールの設計までサポートしています。

“継続できる仕組み”こそが、SEOと集客の土台であり、TREVOのサポート体制でも重視している視点です。

地域密着のSEO戦略と改善サイクルの実践

地域密着のSEO戦略と改善サイクルの実践

「大阪+業種名」ローカルキーワードで信頼を得る

検索エンジンを使うユーザーの多くは、「地域+業種名」で店舗やサービスを探しています。たとえば「大阪 ホームページ制作」「大阪 美容室」「大阪 税理士」といったローカルキーワードは、地域内での検索ニーズが高く、指名検索に近い効果を持ちます。

TREVOでは、大阪を拠点とした中小企業のお客様と関わる中で、「エリア名を意識したページタイトル」「地域密着の強みをアピールした紹介文」「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化」などを組み合わせてローカルSEO対策を行ってきました。

さらに、業種によっては「〇〇区」「梅田駅近く」など、より細かいエリアに絞ったキーワード設計も有効です。こうした施策を丁寧に行うことで、検索上位だけでなく、ユーザーからの信頼感や親近感にもつながります。

実際、「大阪 ホームページ制作」での検索結果から弊社サイトをご覧いただき、お問い合わせに至ったケースも増えてきており、地域性を押し出した戦略はBtoBのサービス提供においても高い効果を発揮します。

競合分析に活用するSEOツールと見るべき指標

自社の施策を改善するためには、競合の状況を客観的に把握することが不可欠です。TREVOでは、SEO調査ツール(ahrefs、Ubersuggest、Googleサーチコンソールなど)を活用し、競合分析を継続的に行っています。

特に注目しているのは以下の指標です。

  • 上位表示されているページとそのキーワード
  • 被リンクの質と量(ドメインの信頼性)
  • 各ページのインデックス状況
  • サイト構造とURL設計
  • モバイルフレンドリーの適合状況
  • Core Web Vitals(LCP・CLS・INPなど)のスコア

たとえば、「同じキーワードでも、競合はどういう角度で記事を書いているか?」という視点を持つと、*単なる模倣ではない“差別化の糸口”が見えてきます。

また、競合のサイトが「更新頻度が高い」「独自コンテンツが豊富」といった特徴を持っていれば、自社でもコンテンツの拡充やFAQ、事例紹介といった領域の強化を検討します。分析結果から「勝てる領域」を見極めて対策するのが、競合調査の最大の目的です。

アクセス解析とPDCA:TREVOが実際に行っている改善方法

SEO施策やコンテンツ戦略は、実施して終わりではなく、定期的な振り返りと改善(PDCAサイクル)が重要です。TREVOではGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを活用し、以下のような指標を重視して分析しています。

  • アクティブユーザー数(どれだけの人が訪問しているか)
  • 平均エンゲージメント時間(どのくらい読まれているか)
  • ページごとの離脱率・直帰率
  • 検索クエリと表示順位の変化
  • モバイル・PC別の閲覧割合とUIの違い

たとえば「記事は読まれているが、問い合わせに至っていない」という場合は、導線の再設計やCTAボタンの見直しを行い、「滞在時間が短い」ページには導入文や構成を調整するなどの改善を継続します。

また、アクセスが急に増えた記事に対しては、関連情報を追加したり、内部リンクを拡充することでサイト全体の流れを強化するようにしています。これにより、一時的な流入を成果につなげる「コンバージョン設計」も実現可能です。

改善の指標を明確にし、実行・検証・改善を回すことが、ホームページを“育てていく”ための基本姿勢です。TREVOではこうしたプロセスをお客様と一緒に行うことで、ただの「制作会社」ではなく「伴走型のパートナー」として選ばれるようになってきました。

まとめ

ホームページ制作は、見た目の美しさや単なる情報掲載だけでなく、「目的を明確にし」「ユーザーの行動を促す」ための戦略設計が求められます。とくに大阪の中小企業では、限られたリソースの中で効果を出すために、目的設計・導線構築・情報整理・更新体制・ローカルSEOなどをバランスよく実施していく必要があります。

株式会社TREVOでは、500以上の制作実績と地域密着型のサポートを通じて、成果に直結するホームページの企画・制作・運用をご提案しています。
「自社サイトが営業に活用できていない」と感じる方は、ぜひ一度ホームページ制作のサービスページをご覧ください。

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