「書けない」を越える技術!ブログが続かない人に届けたい、AIと共創する時代の文章術

投稿日:2025.04.30.
更新日:2025.06.04.

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

執筆記事:記事一覧ページ
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

職場でブログや報告書といった長文の文章を書くことに抵抗を感じる方は少なくありません。実は私自身も、文章を書くのが昔は大の苦手でした。

「作文」と聞くだけで拒否反応が出る。そんな自分が、今では日常的にブログを書き続け、しかもそれが仕事の成果やSEO効果にしっかり繋がっていることに驚いています。

この記事では、文書作成への苦手意識を克服するための考え方やテクニックを、私自身の経験を交えて具体的にご紹介します。また、大阪でホームページ制作・SEO対策を行う立場として、現場で役立っている方法、AIの活用、そして社員とのナレッジ共有の実践もお伝えしていきます。

なお、「読みやすく伝わる文章」によってWebサイトの効果を高めたい方は、株式会社TREVOのライティングサービスもぜひご覧ください。企画・構成からSEO対応まで、成果につながる文章作成をサポートしています。

続けるコツは「仕事と思わない」こと

続けるコツは「仕事と思わない」こと

ブログを書くことを「義務」だと捉えると、どんどん辛くなります。

私の場合、「お客様にとって役立つ情報を届けたい」「読んでくれた人が1つでも学びを得てくれたら嬉しい」という気持ちで書いています。

実際、

  • 過去の記事が問い合わせのきっかけになった
  • お客様が「この内容、実は助かりました」と言ってくれた

こんな体験が何度もありました。すると自然と「また書こう」という気持ちになります。
読者が反応してくれる経験は、書く人にとって最大のご褒美です。

職場の文書作成への抵抗感の主な原因を理解する

職場の文書作成への抵抗感の主な原因を理解する

評価への恐れと完璧主義

職場では上司や同僚からの評価が気になり、完璧を求める傾向があります。

特に距離感が近い職場では、他人の目が気になり過ぎてしまうことがあります。私自身もクライアントや同僚からの評価を気にしすぎて、最初の一文を書くのに長い時間を費やしたことがあります。こうした経験を通じて、完璧主義が行動を麻痺させる原因となることを強く実感しています。

アイデアが浮かばない(ライターズブロック)

「何を書けばよいか分からない」という状況は、実はアイデア不足だけでなく、不十分な背景情報や明確な指示がない場合にもよく起こります。特に業務で書く文章の場合、求められる内容や目的が曖昧だと途端に書けなくなるものです。

TREVOのスタッフブログでも、文章作成に困った時はまず目的や背景情報を整理し、方向性を明確にすることでアイデアが浮かびやすくしています。また最近では、AIを活用してブレインストーミングを行ったり、SNSの投稿(Xなど)やGoogleディスカバーなどから流れてくる情報を参考に、関連性の高い新たなアイディアを得ることも増えています。

このようにデジタルツールやAIを活用することで、効率よくアイディアを収集し、ライターズブロックを防ぐことが可能になっています。

時間的制約とプレッシャー

仕事の合間に長文を作成することは困難であり、大阪の多忙な中小企業経営者からよく聞く悩みの一つです。私自身も打ち合わせと打ち合わせの間にブログを書くことがありますが、限られた時間の中で高品質な文章を書くには、普段から頭の中でネタを整理しておく習慣が必要だと感じています。

モチベーションの欠如

「なぜこれを書く必要があるのか」という明確な目的がないと、モチベーションが低下します。特に企業では、「やらされ感」から意欲が低下するケースもあります。ブログやレポートを書く目的を明確にし、その価値を理解することで、私自身もモチベーションを高めてきました。

また、アクセス解析やSNSに投稿した際の反応を社員と共有し、どのような記事が読まれているのか、求められているのかを把握することも重要です。投稿への反応が良いと社員同士で喜びを共有でき、次のモチベーションにつながります。

逆に反応の少ない記事を書くスタッフがいる場合は、一緒にミーティングを行い、どのようにすれば記事を改善し読者の関心を引けるかを考えることで、課題解決の意識が生まれ、継続的なモチベーション向上につながります。

タスクの曖昧さ

文章作成の目的、対象読者が不明確な場合、書き手は戸惑い、抵抗感が生じます。
TREVOでは、文章を作成する際にはまず具体的なターゲットや目的を明確化し、チームで共有するようにおすすめしています。

その後、実際にその文章が読まれているか、どの程度効果があったかを計測するために、GoogleアナリティクスやSNSのインサイト機能を活用してアクセス状況やエンゲージメント率をチェックします。閲覧数、滞在時間、クリック率などのデータを基に、次に改善すべきポイントや読者の興味関心を把握し、継続的な改善と戦略の修正につなげています。

心理的影響

ブログを書く心理的影響

これらの原因は心理的影響をもたらします。完璧主義や他者評価への敏感さが強く現れ、結果として先延ばしや不安、ストレスが増幅される傾向があります。
先延ばしが習慣化すると、ますます文章作成が億劫になり、悪循環に陥ることもあります。ただし、最近ではAIに文章を校正してもらうことで「完璧に仕上げなければならない」という気持ちが少し楽になったと感じることもあります。

注意点として、AIにテーマを投げてそのまま記事にしてしまうと、Googleから低評価を受けてインデックス登録から外されるリスクがあるため、あくまで下地は自分自身で作成し、添付画像のように自分の意見や体験を取り入れながらリライトしていくことが重要です。

抵抗感を克服する心理的アプローチと行動的戦略

抵抗感を克服する心理的・行動的戦略

マインドセットの転換

「書く能力は練習で上達する」という成長マインドセットを育てることで、完璧主義や失敗への恐れを軽減します。私自身、「完璧な文章を書かなくてもいい、伝われば十分だ」という考え方に切り替えたことで、肩の力が抜けてスムーズに執筆が進むようになりました。

完璧主義の管理

初稿で完璧を求めず、「とりあえず書き出す」という意識が重要です。大阪のビジネス環境では特に、「完璧さより行動力」が求められます。まずは思いつくままに書き出し、後から編集すればいいという気軽さが重要です。

また、記事は一度書いて終わりではなく、反応や追記が必要だと感じた時に気軽にリライトすることも大切です。定期的なリライトは、情報の鮮度を保ち、検索エンジンからも高く評価されるため、SEO対策にも直結します。”リライト=改善”と捉え、恐れず柔軟にアップデートしていくことが、継続的な成果に繋がります。

不安への対処

マインドフルネスやリラクゼーションを執筆前に行い、精神的負担を軽減する工夫をします。私も執筆前に数分の深呼吸や簡単なストレッチを取り入れており、これが大きく執筆の集中力を高めています。

また、最近では記事の完成後にAIを活用して文章の校正を行うことも取り入れています。AIに頼ることで、誤字脱字のチェックや追記すべき情報がないかを確認する作業がスムーズになり、心理的な負担を軽減できます。

ただし、AIも完璧ではないため、必ず自分自身で最終確認を行い、内容に自分の意見や現場感覚を加えることを大切にしています。

行動テクニック

行動テクニック

タスクの分解

大きな執筆タスクを小さなステップに分けます。例えば「リサーチ」「アウトライン作成」「草稿」などに分解します。これにより、一つ一つの作業が明確化され、取り組みやすくなります。

私の場合、リサーチの段階ではAIに情報を整理してもらうこともありますが、主にSNSやニュースサイトなどネット上で見つけた気になるトピックを集め、自分なりの視点で解釈することで記事の土台を作っています。そのうえで、アウトライン作成や草稿の段階ではAIと壁打ちしながら構成を練り直すなど、制度を高める作業を行っています。

自分の考えや経験を織り交ぜることで、記事に独自性が生まれ、Googleなどの検索エンジンからも高く評価される可能性が高まると感じています。AIは非常に優れた補助ツールではありますが、自分の頭の中の思考や熱量までは読み取ってくれないため、最終的には「自分の言葉」で語ることが重要だと考えています。

隙間の時間を使う

私の場合、ブログを書く為に特別な時間を作っていません。その日の朝に書くネタをストックから探したり、お客様の訪問時に質問されたことをネタにしています。実際、この文章も打ち合わせと打ち合わせの間に書いています。

また、アイディアの「殴り書き」のような状態で、思いついたことをとにかくメモ帳に書き出しておくこともよくあります。しばらく寝かせたあとに、そのメモをもとにAIで一度ラフに記事化してもらい、自分で肉付け・修正していくことで精度を上げていくという方法も取り入れています。

今の時代は本当に便利で、スマホやタブレットからでも気軽に文章が書けるようになったため、どこでも隙間時間を活かして作業ができるようになりました。

この記事を書いた2015年当時と比べると、執筆環境は圧倒的に進化しています。ただ同時に、今は情報があふれている分、「質」も求められるようになってきていると強く感じています。誰でも簡単に情報発信ができる時代だからこそ、自分の視点や経験をしっかりと入れ込み、読み手にとって価値のあるコンテンツを届けることがより重要になっています。

時間管理(ポモドーロテクニック)

集中力を維持するために、25分作業して5分休憩を繰り返す「ポモドーロテクニック」を導入しています。
私自身、この方法を取り入れてから、短時間で集中力を高めることができ、ダラダラと書き続けるよりも効率的に文章が進むようになりました。

最近では「ポモドーロ」という言葉も一般的になってきたのではないでしょうか?
Amazonで「ポモドーロ」と検索すれば、ポモドーロテクニック専用のタイマーがたくさん出てきますし、スマホアプリでも無料・有料問わず、さまざまなタイマーアプリが登場しています。

以前に比べて、こうした便利なツールが手軽に使えるようになったことで、文章を書く環境自体が整いやすくなりました。
自分の集中できるリズムを作るのに、このようなテクニックを試してみるのはとても効果的だと感じています。

まとめ

ブログを書く使命感や時間のプレッシャーを感じすぎると苦痛になりますが、日常の隙間時間を利用し、お客様に役立つ情報を発信するという前向きな気持ちで臨むことで、文章作成はずっと楽になります。私自身も「文章は楽しい」という気持ちで取り組むことで、継続して執筆できています。

ぜひ皆さんも、この気持ちの切り替えと実践的なテクニックを試してみてください。

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