公共データを視覚化してくれるGoogle Public Data Explorer

投稿日:2020.06.25.
更新日:2025.04.12.

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衣川 知秀
執筆・編集 衣川 知秀

デザイン歴 20 年超、500 サイト以上を監修。ブランド戦略をビジュアルへ昇華し、使いやすさと美しさを両立させる UI/UX が持ち味。

3DCG 専門学校卒業後、広告代理店で Web デザイナーとしてキャリアを開始。旅館予約システムや商店街プロモーションなど多業種案件で「伝わるデザイン」の基礎を固めました。
その後、制作部門のリーダーとして 5 年間にわたりチームマネジメントを経験。企画立案から撮影ディレクション、公開後の AB テストまで、クリエイティブとマーケティングの橋渡し役を担ってきました。
2013 年に TREVO を共同設立。現在はデザイン、UI ガイドライン策定やアクセシビリティ監修を担当。
最近の取り組み:AI 生成画像と手描きイラストを組み合わせたブランドビジュアル開発とプロトタイプ検証。
信条:私たちが目指すのは、ホームページ制作を通じてお客様がハッピーになること。そして、そのホームページを訪れるユーザーが心地よく、笑顔になれるような体験を提供し、世の中にポジティブな影響を少しずつ増やしていくことです。
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公共データを視覚化してくれるGoogle Public Data Explorer
Google Public Data Explorerは、公開している公共データを折れ線グラフ、棒グラフ、など様々な見やすいグラフや分布図として表示することもでき、作成したデータは共有することもできるのでプレゼンテーションなどの資料非常に役立ちます。
簡単ですがGoogle Public Data Explorerの使い方を解説していきます。

Google Public Data Explorerの使い方

https://www.google.com/publicdata/directoryにアクセスします。
例えば、日本の人口を調べたい場合「例えば、「日本、人口」のボタンをクリックすると、画面左側上部に「出生率」「結婚」」「人口」などのカテゴリーボタンが表示されます。
その中から「人口」のボタンをクリックすると、日本の人口が1899年から2016年までのデータが折れ線グラフで表示されます。

公共データを視覚化してくれるGoogle Public Data Explorer

グラフで見ると、日本の人口は2000年ごろまでは右肩上がりで上がっていたのが2015年から下がり始めていることが分かります。
次に「出生率」のをクリックすると1947年の第一次ベビーブームが終わったあたりから下がりはじめ1970年代前半で少し上昇しているのが分かります。
1970年から1975年が第二次ベビーブームと呼ばれるものでこの期間に生まれた世代は団塊ジュニアと呼ばれています。
その後、出生率はどんどん下がり続けて、第一次ベビーブームの3分の1の出生率になっているのが一目でわかります。
このグラフから、日本の人口は減り続け、出生率も下がっていることが分かります。
公共データを視覚化してくれるGoogle Public Data Explorer
また、年齢別での人口の調べることできます。
「0から14歳」「15~64歳」「65歳以上」と3つの年代の人口を調べることができ、日本の場合「0から14歳」と「15~64歳」の人口が下がり続け、「65歳以上」の人口が上がり続けいることが分かります。
よく言われる少子高齢化がグラフから見て取れます。

その他項目の使い方

「日本、人口」の場合、各都道府県の人口を見比べることもできます。
左の項目から調べたい都道府県をクリックすると選択した各都道府県の人口がグラフ同じ画面内で表示されます。
この場合当たり前ですが東京の人口が他の都道府県に比べて突出して多いのが分かります。

グラフの替え方

右上にあるグラフのアイコンをクリックすると「折れ線グラフ」、「棒グラフ」、「分布図」、「バブルチャート」で表示されます。
知りたいデ―タをグラフ化して資料にあったグラフを作成するのに非常に便利です。
公共データを視覚化してくれるGoogle Public Data Explorer
また、作成したグラフは右上の「リンク」ボタンをクリックすると、共有するためのURLやホームページに埋め込むためのHTMLコードを生成してくれます。

まとめ

今回は日本の人口で説明しましたが、人口以外にも「世界開発指標」を選択すると1人あたりGDPを調べたり、1人あたりのCO2の排出量を調べることも出来ます。
また、日本以外にも他国のデータを調べることができ言語設定を変更することで調べることが出来ます。特に言語設定を「英語にすると日本より調べることができる項目が多くなります。
エクセルのように細かい設定いらずまた、費用もかからずに簡単に色々なデータがグラフ化されるのでマーケティングの資料を作成するにはとても使い勝手にいいツールになると思います。

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