SSH接続で良く使用するコマンド

投稿日:2025.02.27.
更新日:2025.04.12.

サーバー

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

VPSサービスやクラウドサーバーを利用している場合、サーバーのメンテナンスや不具合対応のためにSSH接続を行う機会が頻繁にあります。ここでは、筆者が実際に運用で使用している基本的なSSHコマンドをリストアップしました。今後も適宜追記する予定です。


使用するコマンドリスト

サーバ状況の確認

サーバーの稼働状況をリアルタイムで監視する場合に使うのが top コマンドです。

$ top
  • CPU使用率やメモリ使用率、動作中のプロセスなどを確認可能
  • 終了するには q キーを押します

補足
CentOS 7 以降であれば、より詳細情報を確認できる htop コマンドをインストールして使う方法もあります。

Apache の再起動

Apache(httpd) を再起動するコマンドは次のとおりです。

$ service httpd restart
  • CentOS 7 以降の場合、systemctl restart httpd と記述することもあります。
  • 設定ファイルを変更した後など、Apacheの設定を反映させるために使います。

Nginx の再起動

Nginx を再起動するコマンドは下記です。

$ sudo systemctl restart nginx.service
  • CentOS 7 以降は systemctl が基本です。
  • restart だけでなく、動作確認として status を使うとエラーの確認ができます。
$ systemctl status nginx.service

CentOSのバージョンを確認

CentOS のバージョンを確認するには、以下のコマンドが簡単です。

$ cat /etc/redhat-release
  • バージョンだけでなく派生元の情報もチェック可能
  • cat /etc/centos-release でも同様に確認できる場合があります

ディスク使用容量を表示

特定ディレクトリの使用容量を知りたいときは du -h を使います。

$ du -h /home
  • /home ディレクトリ以下の各フォルダの容量を人間に読みやすい単位(MB、GBなど)で表示
  • サイズの大きいディレクトリを特定するときに便利

補足
システム全体のディスク使用量を確認したい場合は df -h コマンドがおすすめです。

$ df -h

サーバーの再起動

サーバーを再起動する場合は、以下のコマンドで行います。

$ reboot
  • 実行すると即座にリブートプロセスが始まるため、事前に保存作業やアプリケーションの停止などを行いましょう。

サーバのシャットダウン

サーバーを停止する場合は shutdown -h now を実行します。

$ shutdown -h now
  • ディスクの書き込みなどが完了した上で安全にサーバーを停止
  • 再度起動するにはホスティングサービス側のコンソール操作が必要となる場合が多いです

ログの確認

トラブルシューティング時には、エラーログやアクセスログの確認が重要です。代表的な例としては、以下のように tail コマンドを使うことがあります。

$ tail -f /var/log/messages
  • -f オプションを使うとリアルタイムでログの追跡が可能
  • Apacheエラーログ(例:/var/log/httpd/error_log)なども同様に確認できます

まとめ

  • top:サーバーのCPUやメモリなど、稼働中のプロセス状況を確認
  • service httpd restart / systemctl restart nginx:Apache / Nginx の再起動
  • cat /etc/redhat-release:OSバージョンの確認
  • du -h /home:特定ディレクトリの使用容量を確認
  • reboot / shutdown -h now:サーバーの再起動・シャットダウン
  • tail -f:ログのリアルタイム監視

これらのコマンドは、サーバー運用で最低限知っておくと便利なものばかりです。特にWebサーバーの再起動やディスク容量の確認は頻繁に行う作業ですので、覚えておくとトラブル対応がスムーズになります。

今後も運用の中でよく使うコマンドを見つけ次第、随時リストに追記していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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