お問い合わせ(コンバージョン)率を上げるにはコンテンツをしっかりと見直す事が大切

執筆・編集 板浪 雅樹2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB
(2014年12月4日に初公開、2024年版にリライト)
ホームページ(ウェブサイト)を運営する際、SEOやSEM、アクセス解析の分析、運営戦略を立てることは非常に重要です。しかし、ホームページの「コンテンツ」をしっかりと見直しているでしょうか?
SEOに注力するあまり、集客後のお問い合わせ(コンバージョン)を左右する肝心のコンテンツが疎かになっていないか確認する必要があります。いくらアクセス数が増加しても、ユーザーへの訴求力が低いコンテンツでは、コンバージョン率を上げることはできません。
コンテンツってなに?
コンテンツとは「コンテナの中身」を意味します。ウェブサイトでは各ページの中身、つまり文章や画像、動画などの情報がコンテンツに該当します。
SEOを意識するあまり、検索エンジン向けのキーワードを詰め込んだだけのコンテンツを作成すると、ユーザーの満足度が低下してしまうことがあります。それではせっかくのページがお問い合わせに繋がらず、結果的に効果を発揮しないでしょう。
ユーザーの立場に立ったコンテンツ
ホームページで重要なのは、ユーザーが求める情報を分かりやすく提供することです。
たとえば、ユーザーが検索して訪れた際に、知りたい情報が見つからない場合、別のページに移動してしまうのは自然な行動です。これを防ぐためには、次の点を考慮することが必要です:
- 検索意図を正確に満たす内容
- 明確で具体的な答えを提示
- デザインと構造が直感的で使いやすい
ユーザーに役立つ情報やサービスを提供することで、コンバージョン率を大幅に向上させることができます。
SEOを考えたページとは?
ページ数の多いウェブサイトでは、SEO目的で特定のコンテンツを設置する場合があります。この場合、以下の点に注意が必要です。
- メインコンテンツは導線の主軸として明確に配置
- SEO目的のコンテンツは、補助的な位置に配置し、自然な流れを意識
- キーワードの過剰使用や隠しテキストなどの手法を避ける
不自然なSEO対策はGoogleからペナルティを受ける可能性があるため、注意が必要です。現在では、Googleのアルゴリズムが高度化しており、質の低いコンテンツや過剰なSEO施策は検索順位にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
現代のSEOにおける評価
通用する部分
- ユーザー目線でのコンテンツ作りの重要性を強調しており、2024年のSEO基準においても適用可能です。
- コンテンツマーケティングの重要性を示しており、現在も変わらない基本戦略です。
改善すべき部分
- モバイルフレンドリーやコアウェブバイタル(速度やUXの指標)の重要性を追加すると、より現代のSEO要件に合致します。
- 検索意図やユーザージャーニーの概念も取り入れるべきです。
まとめ
2024年現在、コンテンツマーケティングはますます重要性を増しています。Googleの検索エンジンが進化し、ページの中身(コンテンツ)が検索結果に大きく影響するようになっています。
質の高いコンテンツは、長期的な資産として価値を生むものです。以下の点を意識して、コンテンツを見直してみてはいかがでしょうか?
- ユーザーの検索意図に沿った情報提供
- データや統計に基づいた信頼性の高い内容
- スマートフォンでの表示を意識したデザイン最適化
これらを実践することで、訪問者の満足度を向上させ、お問い合わせ(コンバージョン)率アップに繋げることが可能です。
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