トラブルを防ぐ!Webサイト関連の法律知識

投稿日:2024.11.13.
更新日:2025.04.12.

ホームページ制作

株式会社TREVOの月額制ホームページ制作サービス
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衣川 知秀
執筆・編集 衣川 知秀

デザイン歴 20 年超、500 サイト以上を監修。ブランド戦略をビジュアルへ昇華し、使いやすさと美しさを両立させる UI/UX が持ち味。

3DCG 専門学校卒業後、広告代理店で Web デザイナーとしてキャリアを開始。旅館予約システムや商店街プロモーションなど多業種案件で「伝わるデザイン」の基礎を固めました。
その後、制作部門のリーダーとして 5 年間にわたりチームマネジメントを経験。企画立案から撮影ディレクション、公開後の AB テストまで、クリエイティブとマーケティングの橋渡し役を担ってきました。
2013 年に TREVO を共同設立。現在はデザイン、UI ガイドライン策定やアクセシビリティ監修を担当。
最近の取り組み:AI 生成画像と手描きイラストを組み合わせたブランドビジュアル開発とプロトタイプ検証。
信条:私たちが目指すのは、ホームページ制作を通じてお客様がハッピーになること。そして、そのホームページを訪れるユーザーが心地よく、笑顔になれるような体験を提供し、世の中にポジティブな影響を少しずつ増やしていくことです。
執筆記事:記事一覧ページ

Webサイトを運営するにあたり、法律を遵守することは非常に重要です。法律知識が不十分だと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、最悪の場合は訴訟問題に発展することもあります。この記事では、Webサイトに関連する基本的な法律知識について解説します。

著作権法

Webサイトを運営する上で最も注意が必要なのが「著作権法」です。他人が作成した文章、画像、音楽、動画などのコンテンツは、著作権者の許可なく無断で使用することはできません。これには、インターネット上で見つけた素材も含まれます。仮に、著作権者に無断で使用した場合、著作権侵害として損害賠償請求を受ける可能性があります。
特に気をつけたいのは、商用目的での利用やデザイン素材の使用です。Webサイト制作の際には、フリー素材を使用する際もライセンス規約をしっかり確認し、適切に利用するよう心掛けましょう。また、オリジナルのコンテンツを制作することが安全です。さらに、自分のWebサイトにアップする記事や画像に関しても、自らが著作権を保持している場合は「©(著作権マーク)」を付けることで著作権の主張が可能です。

プライバシー保護法(個人情報保護法)

Webサイトがユーザーの個人情報を収集する場合、「個人情報保護法」に従って適切に管理しなければなりません。たとえば、会員登録フォームやお問い合わせフォームを設置する際には、個人情報の利用目的を明示し、必要最低限の情報だけを収集することが求められます。また、個人情報を第三者に提供する場合は、ユーザーから明示的な同意を得る必要があります。

さらに、プライバシーポリシーをWebサイトに記載することも重要です。プライバシーポリシーには、どのような情報を収集し、どのように管理するのか、ユーザーが情報開示を請求する方法などを具体的に記載しましょう。個人情報が漏洩した場合のリスクを最小限に抑えるため、データは暗号化して保管するなどのセキュリティ対策も忘れずに行いましょう。

景品表示法

「景品表示法」は、商品の誇大広告を防止するための法律です。Webサイト上で製品やサービスの紹介を行う場合、ユーザーに誤解を与える表現や事実と異なる情報を掲載することは禁止されています。たとえば、「必ず痩せるダイエットサプリ」や「100%効果保証」などの表現は、景品表示法違反に該当する可能性があります。
Webサイト上の広告や商品紹介ページを作成する際は、具体的な効果を謳う場合に信頼できる根拠が必要です。根拠がない場合、消費者庁から指摘を受け、罰則を科されるリスクがあります。正確で誠実な情報提供を心がけ、消費者が誤解しないような表現を徹底しましょう。

電子商取引法

オンラインショップを運営する場合、「電子商取引法」に基づいて表示義務を果たす必要があります。具体的には、事業者名、所在地、連絡先(電話番号やメールアドレス)、販売価格、返品・キャンセルポリシーなどを明確に記載することが求められます。また、注文の確定前にユーザーに契約内容を確認させる「確認画面の設置」も義務付けられています。
加えて、クレジットカード情報の取り扱いに関しては、厳重なセキュリティ対策が必要です。ユーザーのクレジットカード情報を安全に管理するため、SSL(Secure Sockets Layer)による暗号化通信を導入するのが一般的です。電子商取引では、ユーザーの信頼を得るためにも、透明性のある運営を心掛けることが大切です。

特定商取引法

「特定商取引法」は、通信販売などにおける不当な取引を防ぐための法律です。この法律により、商品やサービスの販売時には、特定の情報を表示する義務があります。Webサイトで商品を販売する場合、返品・交換条件やクーリングオフの有無など、購入者が安心して利用できるような情報を提供する必要があります。
また、販売する商品に関するクレームやトラブルを防ぐため、問い合わせ先をわかりやすく記載し、迅速に対応できる体制を整えておくことも重要です。特定商取引法を理解し、適切に対応することで、消費者保護を徹底し、信頼されるWebサイト運営を目指しましょう。

まとめ

Webサイトを運営する際には、さまざまな法律を理解し、適切に対応することが求められます。著作権法、個人情報保護法、景品表示法、電子商取引法、特定商取引法など、基本的な法律知識を持っておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。法律を遵守することは、ユーザーに安心感を提供し、信頼性のあるWebサイトを築くためにも非常に重要です。

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