Google検索の最新動向を総まとめ!サーチコンソールからAI活用まで徹底解説

投稿日:2025.01.24.
更新日:2025.04.12.

SEO

株式会社TREVOの月額制ホームページ制作サービス
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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

執筆記事:記事一覧ページ
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

今回は、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏がYouTube動画「Google Search News」ニューイヤーエピソードで紹介した情報をもとに、Google検索の最新動向を幅広くご紹介します。サーチコンソールのアップデートや、コアアップデートの動向、AIを使った新しい試み、SEO傾向など、ウェブサイト運営者やSEO担当の方なら見逃せない内容が盛りだくさんです。

サーチコンソール(Search Console)のアップデート

まずは、ウェブサイト管理に欠かせないツール・サーチコンソールの新機能と改善点です。今回のアップデートでは、データの取得頻度が大きく向上し、サイト改善のための通知機能やメールデザインの刷新などが実施されています。

最新データを1時間ごとに確認可能に!

  • 過去24時間分のデータを1時間ごとに確認可能
    従来、サーチコンソールのデータは数日単位での更新が一般的でしたが、今回のアップデートでほぼリアルタイムに近い形でサイトの状況を把握できるようになりました。
  • たとえば、突然アクセスが急増したときやエラーが発生したときに、すぐに原因を調べて対処できるのは大きなメリットです。
  • SNSでバズった場合の影響測定や、突発的な不具合が起きた際のエラー診断にも役立ちます。

サイト改善のための推奨事項

  • クロールに関する問題が発生した場合、サーチコンソールから通知が届く機能が追加されました。
    たとえば、robots.txtの設定ミスやサーバー応答エラーなど、クローラビリティに問題があればすぐに気づいて修正できます。
  • ホームページのインデックス登録状況をピンポイントで確認できるようにもなりました。
    個別URLのインデックスステータスはもともと確認できましたが、サイトの顔ともいえるトップページの状態を把握できるのは、大きなメリットです。

メールデザインを一新

  • サーチコンソールから送信されるメールが、よりモダンで見やすいデザインに変更。
  • レスポンシブデザインを取り入れているため、スマホやタブレットからでもレイアウトが崩れにくく、重要な情報をスムーズに確認できます。

Google検索のアップデート

次に、Google検索自体のアップデートについてチェックしていきましょう。コアアップデートの実施やポリシーの変更、サイトリンク検索ボックスの廃止など、多岐にわたります。

コアアップデートを実施

  • Googleは検索品質向上を目的に、コアアップデートを2回実施。
  • コアアップデートでは、検索アルゴリズムが大幅に調整され、検索結果の順位変動が起こります。
  • ウェブサイトのコンテンツクオリティやユーザビリティが再評価されるため、E-E-A-T(Experience、Expertise、Authoritativeness、Trustworthiness)がより重要に。
  • 欧米のSEO専門家からは、コアアップデート終了後も激しい順位変動が続いているとの声も。特に、YMYL(Your Money or Your Life)サイトでは、専門性や権威性を高める施策が不可欠とされています。

Google 検索セントラル ブログ:Google 検索の更新に関する Q&A

サイトの悪用に関するポリシーを更新

  • Googleは、サイトの悪用に関するポリシーを更新し、マルウェア配布やフィッシングページなどの悪質行為への対策を強化。
  • ポリシー違反を行うとペナルティを受ける可能性があるため、定期的なセキュリティ対策とポリシー確認が欠かせません。

Google 検索セントラル ブログ:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

サイトリンク検索ボックスを廃止

  • 検索結果に表示されていた「サイトリンク検索ボックス」が廃止されました。
  • 構造化データを使って検索ボックスを設置していたサイトオーナーからは「削除が必要か?」と心配する声もありますが、現段階では構造化データを削除する必要なしとGoogleは案内しています。

Google 検索セントラル ブログ:サイトリンク検索ボックスを終了します 

Web AlmanacでSEOの現状をチェック

  • Google社員と業界専門家が共同で作成した「Web Almanac」が公開。
  • ウェブサイトの84%がrobots.txtファイルを利用しているなど、SEOに関するさまざまな統計データが紹介されています。
  • モバイルフレンドリー対応率や構造化データの実装状況などの興味深い分析も多数。
  • 自社サイトやクライアントサイトがどの程度主流のSEOトレンドに沿っているかを確認するのに、とても有用です。

クロールに関する情報

  • Googlebotのクロールについて、包括的なブログ記事が2本公開されました。
  • 具体的には、HTTPキャッシングやファセットナビゲーションなど、技術的SEOの核心に迫るトピックを扱っています。
  • ファセットナビゲーション(カテゴリやタグでの条件絞り)を多用するECサイトなどは、クロール効率とサーバー負荷を最適化するうえで必読の内容です。
  • 余分なURLを量産しない工夫や、サーバー負荷を軽減しながらクロールバジェットを有効活用する手法も掲載されています。

Google マーケットファインダーの記事

海外のユーザーにサイトを見つけてもらう方法

SEOコミュニティからの情報

John Mueller氏が、SEOコミュニティで特に話題になった3つのブログ記事を紹介しています。いずれも実践的で、すぐに応用できる内容です。

機械学習をSEOタスクに活用する方法

  • キーワード調査、コンテンツ生成、データ分析などを自動化・効率化可能。
  • 大規模サイトでは日常業務の一部を機械学習に任せることで、人的リソースをより戦略的なタスクに集中できます。

How to incorporate machine learning in your SEO day-to-day

Looker Studioダッシュボードの活用法

  • 旧称Data StudioであるLooker Studioを使うと、サーチコンソールやGoogleアナリティクスのデータを直感的に可視化
  • 顧客や上司へのレポート作成や、サイト改善計画の策定にも有用です。

7 SEO Dashboards in Looker Studio and How to Set Them Up

上級管理職にSEOの重要性を理解してもらう方法

  • SEOは長期的な取り組みが必要で、すぐにROIが見えにくい面があります。
  • 具体的な数字(ROI)や競合比較を提示しつつ、説得力のあるデータを示すことが重要です。
  • 経営層へのプレゼン手法や社内説得の具体策が解説されています。

Getting C-Level Buy-In For SEO Initiatives

AIの活用

Googleが近年力を入れているAIツールは、検索体験の向上や作業効率化に役立つと期待されています。John Mueller氏が特に注目しているのは以下の2つ。

Geminiのディープリサーチモード

膨大な文献やデータを短時間で整理でき、高度な情報分析やコンテンツ作成前のリサーチに最適。

Google公式ブログ:Introducing Gemini 2.0: our new AI model for the agentic era

Chrome拡張機能「Mariner」

  • ウェブページ情報の自動要約や効率的なサイト内検索を可能にするツール。
  • まだ一部地域でしか使えませんが、今後の普及が期待されています。

Project MarinerについてのYoutube動画

これらのAIツールは、地域によっては未対応のところもありますが、将来的には検索結果の精度やウェブ制作・運営の効率を大きく向上させるポテンシャルがあります。

  • 欧州のウェブマスターからは、「AIツールがゲームプレイをサポートするようなアシスタントツールとしても使えそう」という声や、「AI生成コンテンツが元のオリジナルコンテンツのトラフィックを奪う懸念」など、期待と不安が混在していると報告されています。

Googleのイベント情報

Googleは毎年世界各地でイベントを開催しており、今回紹介されたのは以下の国々です。

  • 台湾(Taiwan)
  • スイス(Switzerland)
  • インド(India)
  • アイルランド(Ireland)
  • スペイン(Spain)
  • オーストリア(Austria)

Google主催・参加のイベントでは、最新検索技術・広告サービス・AI活用などが取り上げられることが多いです。オンライン配信のセッションも増えているため、地域を問わず参加しやすくなっているので、興味があればぜひチェックしてみてください。

GoogleトレンドとSEO Made Easy

Googleトレンドのチュートリアルシリーズ

キーワードの検索数推移や地域別人気度などを調べられるため、コンテンツ戦略やマーケティング計画を立てる際に便利です。

SEO Made Easyシリーズ

初心者から中級者向けに、SEOの基本を体系的に学べるコンテンツ。

公式情報ということもあり、情報の正確性や実践面での信頼度が高いのが特徴です。

まとめ

今回の記事では、Google検索の最新情報を中心に、サーチコンソールのアップデートやコアアップデート、AIツールの活用、SEOコミュニティで注目のブログ記事など幅広く取り上げました。特に、以下のポイントは今後のサイト運営・SEO戦略に大きく影響しそうです。

  • サーチコンソールのリアルタイム化
  • コアアップデートへの対応とE-E-A-T強化
  • サイトの悪用ポリシーの厳格化
  • AIツール(Gemini, Mariner)による新しい検索体験
  • イベントやGoogleトレンドを活用した最新情報収集

Google検索は今後も絶えず進化を続けていきます。最新情報やコミュニティの動向をこまめにチェックしながら、サイト運営に役立てていきましょう。サーチコンソールや新しいアルゴリズム対応、AIの導入など、取り入れられるところから少しずつアップデートしていくことが、これからのウェブサイト成功のカギになるはずです。

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