WordPressプラグインの危険性と対処法

投稿日:2024.02.29.
更新日:2025.04.12.

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

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SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

WordPressプラグインはサイトの機能拡張やカスタマイズに役立つ便利なツールですが、中にはセキュリティリスクを引き起こす危険なものも存在します。
ここでは、WordPressプラグインの危険性について詳しく見ていき、対処法についても考察します。

危険なプラグインの特徴

危険なWordPressプラグインを見極めるためには、いくつかの特徴に注目する必要があります。以下は、危険なプラグインの特徴の詳細です。

長い間アップデートがない

開発者がプラグインを定期的に更新しない場合、セキュリティの脆弱性や互換性の問題が解決されない可能性があります。古いバージョンのプラグインは攻撃者によって悪用されるリスクが高くなります。

多くのダウンロードやレビューがない

プラグインの信頼性は、そのダウンロード数やユーザーのレビューによって一部判断されます。ダウンロード数が少なく、レビューが乏しいプラグインは、品質やセキュリティの面で疑問符を抱かせる可能性があります。

開発者からのサポートが不十分

開発者がプラグインに対して適切なサポートを提供していない場合、問題が発生した際に対処する手段が限られる可能性があります。定期的な更新や質問への迅速な回答がないプラグインは、信頼性が低いと見なされることがあります。

ソースが信頼できない場所からのダウンロード

WordPress公式リポジトリ以外からダウンロードされたプラグインは、品質やセキュリティの保証がない場合があります。信頼できないサイトや不正確な情報源からのプラグインは、悪意のあるコードやマルウェアが含まれている可能性があります。

危険なプラグインが引き起こすリスク

危険なWordPressプラグインを使用することは、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。

セキュリティの脆弱性

危険なプラグインには、セキュリティの脆弱性が含まれている場合があります。これらの脆弱性は、攻撃者に不正なアクセスを提供したり、ウェブサイトを乗っ取ったりするために悪用される可能性があります。

ウェブサイトの安定性の低下

危険なプラグインは、ウェブサイトの安定性に問題を引き起こす可能性があります。不適切なコードやバグが含まれているプラグインは、ウェブサイトの機能を妨げたり、動作を遅くしたりすることがあります。

データ漏洩のリスク

セキュリティの脆弱性があるプラグインを使用すると、ユーザーの個人情報や機密データが漏洩するリスクがあります。攻撃者は、これらの脆弱性を悪用して、ウェブサイトからデータを盗み出すことができます。

悪意のある行動の可能性

危険なプラグインには、悪意のあるコードやバックドアが含まれている場合があります。これにより、攻撃者はウェブサイトを乗っ取ったり、不正な活動を行ったりすることができます。

セキュリティリスクを引き起こす可能性のあるプラグイン

WordPressプラグインには、セキュリティリスクを引き起こす可能性のあるさまざまな機能や設定があります。

悪意のあるユーザーや攻撃者によって悪用される可能性があるため、注意が必要です。セキュリティリスクを最小限に抑えるためには、プラグインの開発元やレビューを確認し、信頼性の高いプラグインを選択することが重要です。

ファイルアップロード機能

ユーザーが任意のファイルをアップロードできる機能は、悪意のあるファイルのアップロードや実行につながる可能性があります。特に、画像やドキュメントなどの一般的なファイル形式のみを許可する制限がない場合は、セキュリティ上のリスクが高まります。

データベースへの直接アクセス

プラグインがデータベースへの直接アクセス権を持っている場合、不注意な操作やセキュリティホールがあると、データベースが破損したり悪用されたりする可能性があります。データベースを直接書き換える機能は、十分な慎重さが必要です。

権限の不適切な管理

プラグインが不適切な権限を要求する場合、ウェブサイトのセキュリティが脆弱になる可能性があります。特に管理者権限を要求するプラグインは、慎重に検討する必要があります。

外部リソースへのアクセス

プラグインが外部サーバーへのアクセス権を持つ場合、ユーザーのプライバシーやセキュリティが危険にさらされる可能性があります。特に、ユーザーの個人情報を外部サーバーに送信する場合は、セキュリティリスクが高まります。

対処法

  • プラグインの評判やレビューを確認する
  • ダウンロード元が公式のWordPressリポジトリかどうかを確認する
  • アップデートの頻度や開発者のサポートを確認する
  • セキュリティプラグインを導入して定期的なスキャンを行う
  • 不必要なプラグインを削除する

安全なプラグインの選び方

安全なWordPressプラグインを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。

信頼性の確認

プラグインをダウンロードする前に、作者の信頼性を確認しましょう。信頼できる開発者や企業が開発したプラグインを選ぶことで、セキュリティや品質の高いコードを期待することができます。

アクティブなメンテナンス

プラグインが定期的にメンテナンスされ、アップデートが提供されているか確認しましょう。アクティブな開発者がいるプラグインは、セキュリティの問題やバグの修正が迅速に行われる可能性が高いです。

レビューや評価のチェック

プラグインのレビューや評価をチェックして、他のユーザーのフィードバックを参考にしましょう。多くのポジティブな評価や良いレビューがあるプラグインは、信頼性が高いと考えられます。

セキュリティの確認

セキュリティに関する問題が報告されているかどうかを確認しましょう。セキュリティの専門家やセキュリティスキャンツールを使用して、プラグインがセキュリティ上のリスクを抱えていないかを確認することが重要です。

機能と必要性の評価

プラグインが提供する機能がウェブサイトの必要性と一致しているかどうかを評価しましょう。不要な機能を含むプラグインは、セキュリティ上のリスクを増やす可能性があるため、必要最小限の機能を提供するプラグインを選ぶことが重要です。

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