Googleアナリティクスで検索キーワードを調べると恐らくほとんど方がキーワードの1位に「not provided」と表示されていると思います。
この「not provided」はユーザーがSSLと呼ばれる暗号化通信でアクセスすると、検索キーワードの情報がGoogleアナリティクスに提供されなかった時に表示されます。
「not provided」になるとユーザがどのようなキーワードでサイトにアクセスしたのかが分からず、サイトの分析ができません。
今回は「not provided」が中身の分析方法について紹介していきます。
not providedとは
「not provided」とは、直訳すると「提供されていない」という意味で、Googleアナリティクスでサイトへの流入キーワードのデータが提供されない状態のことを指しています。
Google、Yahoo!Japan、Bingなどの検索エンジンはSSLを導入し、検索ユーザーのプライバシーを保護するようになりました。
2012年ごろから徐々に「not provided」の割合がふえてきて、現在ではキーワードの95%以上が「not provided」になりGoogleアナリティクでは、キーワード分析がほぼできない状態になっています。
not setとは
「not provided」と似たもので「not set」というものがあります。
「not set」はSSLで暗号化通信によるものではなく、何らかの通信エラーやなど物理的不具合によってデータが取れなかった時に表示されます。
「not provided」の中身を調べる方法
Googleアナリティクスでは「not provided」の中身を調べることはできませんが、別の方法で調べることが出来ます。
調べる方法は色々とあるのですが今回は「Googleサーチコンソール」を使う方法を説明します。
「Googleサーチコンソール」は「Googleアナリティクス」と併用することが多いので多くの方がして利用していると思います。
「Googleサーチコンソール」にアクセスして左メニューの「検索パフォーマンス」をクリックすると検索キーワードを確認することが出来ます。
「Googleサーチコンソール」はGoogle検索の検索結果で表示したキーワードが表示されるようになっていますので、サイトにアクセスが無くてもキーワードがカウントされるので「Googleアナリティクス」と件数が異なりますが、キーワードなどを分析するには十分な内容になっています。
まとめ
近年はSSLの普及によりGoogleアナリティクスでのキーワード分析が難しくなってきています。
しかしながらサイトを分析するにはユーザーがどのようなキーワードでアクセスしてきたのを知るのは重要な事です。
「not provided」になってしまているデータは「Googleサーチコンソール」を利用することでキーワードを分析することが出来ます。
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