東京オリンピックのロゴ問題でデザインの盗用が問題となっている中、辛坊治郎さんのラジオ(ポッドキャスト)「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」の中で奈良国立博物館の第67回正倉院展で使用されているポスターで「紫檀木画槽琵琶」の模様がルイビトンの柄にすごく似ていると話されていました。
デザインの世界では、インスパイアや引用、リスペクトやオマージュといった言葉を使う事があります。
そんな言葉の意味を調べてみました。
目次
辛坊治郎さんのラジオ
こちらはポッドキャストでも配信されているので、itunes経由で聞く事が出来ます。
8月22日にリリースされたニュースで、この話題は26分30秒頃から聞く事が出来ます。
盗用の意味(wikipediaより)
盗用(とうよう、英: Plagiarism)とは、他の研究者のデータ、図、表、文章、研究結果などを、あたかも自分が得たかのように発表し、利益を得る行為である。ここでは、主として学術界や高等教育界で発表・提出された文書(学術出版、論文、書籍、レポート、申請書など)での「盗用」を扱う。関連する特許権、意匠、著作権など知的財産権を侵害する場合の類似行為は、該当項目に記述してあり、本項目で正面からは扱わない。
流用の意味(weblioより)
使途の定まっているものを別の用途に使用すること。 「情報の不正-」
オマージュの意味(wikipediaより)
オマージュ(仏: hommage[※ 1])は、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多く、hommageだけでは「尊敬、敬意」の意味だけになる。
インスパイアの意味(wikipediaより)
インスパイア – ラテン語の「in-(中へ)」+「spirare(息、息吹)」から、(思想や生命などを)吹き込んだり、感化、啓発、鼓舞、または奮い立たせたり、ひらめきや刺激を与えたりすること。インスピレーションの動詞形。
まとめ
今回、言葉の意味を調べていく上でインスパイアという言葉がデザインをする上で用いられる言葉ですね。
ここまでデザインが溢れかえっている世界で、全く新しいデザインを生み出す事は至難の技です。
例えばアメコミ調のデザインをした場合、マーベルやDCコミックからの盗用といわれる可能性もでてきます。
デザイナーはこの、インスパイアと盗用というラインを見極めながらデザインする必要がありますね。
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