コーポレートサイトかLPか?目的別に使い分けるWeb施策のポイント【2020年→現在】

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この記事は、私が2020年12月31日に書いた内容をもとに、現在の視点で情報を大幅に追記・更新したものです。当時は記事を書く能力も低く、情報も不足していましたが、ここではできるだけ分かりやすく、詳しく説明していきます。記事の内容は長くなりますが、みなさんの理解に役立つよう丁寧に書いていきます。

2020年12月31日から現在(2025年またはその近年)までの変化

最初に、2020年12月31日から現在に至るまでの変化やアップデートを簡単に振り返りましょう。

  • インターネット環境の進歩
    モバイル端末の利用比率は当時からも高かったですが、最近ではPC以上にスマホでの利用がさらに拡大しています。WebサイトやLPもモバイルファーストで考えることが欠かせません。
  • Webマーケティングの手法の変化
    当時はSEO(検索エンジン最適化)やリスティング広告が中心の集客方法でしたが、現在ではSNS(Instagram、Twitter、TikTokなど)やYouTubeなどの動画メディアによる集客も主流になっています。また、広告の種類も多様化し、よりターゲットに合わせた集客施策が可能になりました。

こうした変化を踏まえつつ、当時の記事をさらに詳しく、分かりやすくアップデートしていきます。

WEBサイトとランディングページ(LP)の違い

企業や個人がインターネット上で情報を発信する際、大きく分けて「通常のWEBサイト」と「ランディングページ(LP)」という2つの形が存在します。企業の場合、通常のWEBサイトはコーポレートサイト(自社サイト)であることが多く、LPは商品やサービスを特定の目的でPRするためのページになります。両者の違いを理解して、それぞれを適切に使い分けることが重要です。

通常のWebサイトとは

通常のWebサイトは、複数のページから構成されることがほとんどです。トップページ(ホームページ)を起点として、サービス紹介・商品一覧・会社概要・採用情報・問い合わせフォームなど、さまざまな下層ページへ移動できるようになっています。以下、特徴をまとめます。

  • 複数ページ構成
    カテゴリやジャンルごとに情報を分類しており、ユーザーが求める情報に合わせて下層ページへ進めるようになっています。
  • 情報提供やブランド認知が主な目的
    企業のコーポレートサイトであれば会社案内やサービス紹介を行い、ユーザーとの接点をつくることでブランド認知の向上を狙います。また、ブログやニュースページなどを設置して情報発信を行い、中長期的に集客することを目的とするケースが一般的です。
  • 制作期間が長い傾向
    ページ数が多いため、制作にも時間がかかります。規模にもよりますが、2〜4か月ほど、場合によっては半年以上かかるケースもあります。デザイン・構成・文章作成・写真やイラストの制作など、作業工程が多岐にわたるからです。
  • 中長期的なSEO対策が可能
    Webサイトのコンテンツ(ページ数や記事数)をコツコツ増やしていくことで検索エンジンからの評価が高まり、検索結果の上位表示が期待できます。検索流入が増えると、広告に頼らずに比較的安定した集客が見込めます。

現在のトレンド追加情報

モバイルファースト対応(レスポンシブデザイン)

スマートフォンからのアクセスが中心になっているため、Webサイトを制作・リニューアルする際は、スマホでの表示最適化が欠かせません。レスポンシブデザインでPC・スマホの双方に対応するのが一般的です。

セキュリティ強化(SSL/TLS化)

近年では、サイトの安全性を確保するために、URLを「http」ではなく「https」にするのが当たり前になっています。ブラウザ側も「https」に対応していないと警告を表示するなど、セキュリティ対策が必須です。

UX/UI設計の重要性

かつては見栄えを重視する時代もありましたが、今はユーザーが使いやすいインターフェースや分かりやすい導線設計が重視されます。滞在時間や離脱率にも影響するため、設計段階からしっかり考慮することが大切です。

ランディングページ(LP)とは

ランディングページ(LP)は、通常のWebサイトとは異なる「1ページ完結型」のページです。以下、ポイントをまとめます。

  • 1ページで情報完結
    商品情報・サービス紹介・ユーザーの声(口コミ)・料金・問い合わせや購入ボタンなどが、一枚のページの中に収まっています。ユーザーはページ内をスクロールするだけで必要な情報を得られ、ほかのページに移動する必要がありません。

  • 明確な成果(コンバージョン)が目的
    「商品の購入」「お問い合わせ」「資料請求」など、特定のアクションを促すことが最大の目的です。ページを訪れたユーザーが、迷うことなく行動できる設計になっています。

  • ページ離脱率を下げやすい
    Webサイトの場合は、TOPページから下層ページへ移動するなかで離脱するユーザーが存在します。一方、LPでは情報が1ページに集約されているため、サイト内の移動による離脱が起こりにくいという特徴があります。

  • 制作期間は比較的短い
    通常のWebサイトよりページ数が少ないため、制作期間は1か月ほどで公開できる場合が多いです。ただし、広告効果を最大化するためには、キャッチコピーやデザイン、構成などをしっかり考える必要があります。社内やクライアントとの擦り合わせに時間をかけることも少なくありません。

現在のトレンド追加情報

  • 広告の多様化
    近年ではリスティング広告(Google/Yahoo)だけでなく、SNS広告(Facebook、Instagram、Twitter、TikTokなど)も主流になっています。LPは広告との親和性が高く、短期的に売上や問い合わせを増やしたい場合に効果的です。
  • ABテストの重要性
    LPは特定のゴールが明確なため、広告経由で一定のアクセスを集めることで、キャッチコピーやビジュアルなどを簡単にテストできます。様々なパターンのランディングページを作って比較検証することで、より高いコンバージョン率を目指せます。
  • マーケティングオートメーション(MA)との連携
    LPで取得したリード(見込み客)情報を、マーケティングオートメーションツールと連携することで、メール配信やステップ配信などを自動化するケースが増えています。顧客育成(リードナーチャリング)に役立ちます。

集客方法の違い

通常のWebサイトの集客方法

  • SEO(検索エンジン最適化)
    サイト内に多くのコンテンツを用意し、検索エンジンに評価されることで上位表示を狙う方法です。記事やブログコンテンツ、商品・サービスの詳細情報などを充実させることで、中長期的に安定した集客を得ることができます。
  • SNSでの発信
    企業が運用するTwitterアカウントやInstagram、Facebookなどで情報を発信し、Webサイトへ誘導します。SNSは拡散力があり、フォロワーとのコミュニケーションをとりながら認知度を高められる点がメリットです。
  • オンライン広告との併用
    リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などを使って、Webサイトへ誘導することも可能です。SEOやSNSだけでは十分な集客が得られない場合、オンライン広告を組み合わせることで効率的にアクセスを増やせます。

ランディングページ(LP)の集客方法

  • 広告での集客が中心
    LPは基本的に1ページ完結で情報量が限られているため、SEOでの集客はあまり期待できません。そこで、GoogleやYahooの検索連動型広告、SNS広告、アフィリエイト広告など、「広告費を支払って集客する」方法が一般的です。
  • ターゲットキーワードとの相性
    商品やサービスを探しているユーザーの検索キーワードと、LPで訴求する内容が合致すれば、高いコンバージョン率が期待できます。
  • 短期間に成果を出しやすい
    広告予算をしっかり投下して、必要なタイミングでLPを公開すれば、短い期間に大きな集客と売上を得ることができます。イベント前やキャンペーン中など、特定の期間に集中して成果を狙うケースに向いています。

通常のWebサイトとLPを使い分けるポイント

目的を明確にする

  • ブランド全体の認知度向上や、豊富な情報提供が必要 → 通常のWebサイト
  • 商品・サービスの購入や問い合わせを狙う → LP

予算と期間を考慮する

  • 長期的に育てるサイト → 通常のWebサイトはSEO重視やコンテンツ拡充でコツコツ集客
  • 短期間で成果を上げたい → LPを作成して広告を運用し、即効性のある集客

コンテンツのボリューム

  • 多岐にわたる情報を発信したい → Webサイトにページを増やして対応
  • 1製品やサービスに特化し深くアピールしたい → LPが効果的

まとめ

通常のWebサイト

  • ページ数が多く、情報をカテゴリ別に整理。
  • 中長期的な集客を狙い、ブランド認知や企業イメージ向上にも役立つ。
  • 制作に時間がかかるが、長期的にSEO効果が得られる。

ランディングページ(LP)

  • 1ページ完結型。購入・問い合わせなど明確な行動(コンバージョン)を促す。
  • 広告との相性が良く、短期間で大きな成果を狙える。
  • デザイン・コピーが成果を左右するため、ABテストや改善が重要。

どちらの形式が優れているかではなく、「目的」や「ターゲット層」、「運用リソース」などに合わせて選ぶことが大切です。
2020年12月31日に書いた当時の記事と比べると、現在はスマホやSNS広告の活用がさらに重要視されており、ユーザーの導線設計(UX/UI)や広告費の運用効率が大きなテーマになっています。LPのメリットである短期的な成果と、通常のWebサイトの強みである長期的な集客力をうまく組み合わせることで、ビジネス全体の成長を加速させることができるでしょう。

この記事は、2020年12月31日に書いた元記事を大幅にリライトし、最新の情報を追加したものです。当時は執筆の経験不足や情報不足がありましたが、現在ではより分かりやすく、かつ詳細な情報を提供できるようになりました。

みなさまがWebサイトやLPを検討する際、この記事がお役に立てば幸いです。もし不明点やご質問がありましたら、お気軽にコメントやお問い合わせをお寄せください。

大阪のホームページ制作会社TREVOでは、ホームページ制作に関する情報を掲載しています。最短2日で仮サイトを公開するサービスやSEO対策に特化したホームページ制作、オリジナルホームページデザイン、ライティング、リスティング広告、WEBマーケティングなどのサービスをご紹介しています。

経歴: 映像制作の専門学校を卒業後、映像制作(編集・撮影)でのアシスタント、カーナビゲーション用の3DCG制作、PS2用の3DCGゲーム背景制作、16ミリフィルムのデジタル変換業務等を経てWEB制作部門のある会社に就職。株式会社TREVOでディレクション、SEO対策、CMS開発、3DCG制作、映像制作を担当

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