WEBサイトの運営担当者なら常に気になる検索順位です。検索順位はGoogleのアルゴリズムによって決められており最近では2020年5月にアルゴリズムアップデートが行われ検索順位の大幅な変動がありました。
Googleは検索結果がユーザーの求める情報を提供するため、いままで様々なアルゴリズムのアップデータを実施してきました。
今回は一部ですが大きなアップデートを行ったアルゴリズムの変更内容の歴史を解説します。
目次
2011年 パンダアップデート
パンダアップデートは2011年に実施されたアルゴリズムのアップデートです。
Googleが定義した低品質なサイトの検索順位を下げて、高品質のサイトの順位を上昇させるアルゴリズム変更のアップデートです。
パンダアップデートが実施される前は、自動生成されたコンテンツ、アフィリエイトサイト、無断複製されたコンテンツなど、ユーザーが求めていないページ内容が薄いサイトが検索結果の上位に表示されていました。
ユーザーにとって有益な情報を提供したいGoogleはパンダアップデートを行いユーザーが求めていない低品質なサイトを上位表示させないようにしました。
このころからGoogleは、良質なコンテンツを重要視するようになりました。
2012年 ペンギンアップデート
ペンギンアップデートは、不正に検索順位を上げようとしているサイトの検索順位を下げるアルゴリズムのアップデートです。
このころは被リンクが多いサイトが検索順位の上位に表示されるようになっていました。
上位表示される基準の一つとしてGoogleは、人気のあるサイトはいろんなサイトからリンクをしてもらっていると判断していました。
この時期はリンク購入や自作自演をして、被リンク数を増やすなどの手法が横行していました。
そのため、質の低いサイトでも被リンクが多いサイトほど上位表示されるため、Googleは、質の悪いリンクしてもらっているサイトの検索順位を下げるようにしました。
2013年 ハミングバードアップデート
ハミングバードアップデートは、検索キーワードの文脈や意図を読み取り関連性の高い検索結果を表示させるアルゴリズムの変更です。
それまでの検索結果はキーワードを単語として認識してしたので、例えば「大阪駅」「コンビニ」で検索すると、この単語が含まれるサイトを表示してようとしていました。
ハミングバードアップデートでは単純に単語が含んだサイトを表示するのではなく、文脈から検索意図を読み取り「大阪駅の近くにあるコンビニを探している」と判断して大阪駅近辺のコンビニの情報ページを表示してくれるようになりました。
大きなSEOの変動にはなりませんでしたが、ユーザーの利便性を向上させたアップデートとなりました。
2014年 ベニスアップデート
ベニスアップデートは、検索した位置情報を考慮して検索結果を表示させるアルゴリズムの変更です。
例えば、大阪いるユーザーが「カフェ」や「居酒屋」と検索して大阪以外の東京や北海道などの情報を検索上位に表示されても必要としない情報となってしまいます。
ベニスアップデートでは検索した父位置情報に配慮した検索結果を表示するようになりました。
そのためベニスアップデート後は、検索した地域により検索結果が大きく変わるようになりました。
2015年 モバイルフレンドリーアップデート
モバイルフレンドリーアップデートとは、サイトがスマートフォン対応しているかで検索結果が影響するアルゴリズムの変更です。
スマートフォンの普及によりユーザーがスマートフォンを使い検索するようになりました。
これまでのPCサイトをスマートフォンユーザーが閲覧すると見づらく使い勝手の悪いサイトとなっており、そのためモバイルユーザーにとって使い勝手のよいサイトになっていることが必要となりました。
モバイルフレンドリーなと認められないサイトは検索順位が下がるようになり、この時期からスマートフォン対応したwebサイト制作が必要となりました。
2018年 モバイルファーストインデックス
Googleはこれまで検索結果をPCサイトと基準にしてインデックスしていましが、スマートフォンサイトを基準にしてサイトをインデックスする方針にしました。
PCサイトをスマートフォンで表示する場合、見やすさや可読性を保つため一部のコンテンツ内容を非表示にすることも多く閲覧者に有益な情報が提供されない場合がありスマートフォンユーザーとって不利益なことがありました。
スマートフォンの利用者が増加していることを考慮してアップデートされました。
まとめ
Googleのアルゴリズムアップデートは検索エンジンを利用するユーザーのために日々進化しています。
今回紹介したアップデート以外にもマイナーアップデートと細かく更新してユーザの使い勝手のいい検索結果がでるようになっています。
WEB制作者、管理者はgooogleが何を考えてアルゴリズムを変更しているか、ユーザーはどんな情報を求めているのかを考えてサイト運営をすることが大切です。
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板浪雅樹

TREVOWP