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機種依存文字とホームページについて

2024.02.27.

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機種依存文字(きしゅいぞんもじ)とは、特定のコンピューターや端末、ソフトウェアに依存する①②などの特殊文字のことを指します。つまり、特定の環境でしか正しく表示されない文字のことです。
一般的な文字コード(例:Unicode)では表現できない文字や、特定の機器やソフトウェアでしか正しく表示・処理できない文字が含まれます。

機種依存文字の例としては、特定のプラットフォームでのみ使用される絵文字や、特定の言語や地域で使われる文字などが挙げられます。
これらの文字は、他の機器やソフトウェアでは正しく表示されない場合があります。

機種依存文字の種類

修飾数字(①,②)、単位文字(㎜,㎡、㍍㌘、㍑)、省略文字(㈱㈲㈹)などがあります。

固有文字

特定のシステムやプラットフォームでのみ利用される文字。古いコンピューターシステムや組み込みシステムなどで見られます。

地域固有文字

特定の言語や地域で使用される文字。例えば、日本語の漢字や仮名、中国語の繁体字、アラビア語のアブジャドなどが該当します。

絵文字

特定の端末やソフトウェアでのみサポートされる絵文字。絵文字はUnicodeに規定されていますが、全ての環境で同じように表示されるわけではありません。

マーキングや制御文字

テキストの書式設定や制御を目的とする特殊な文字。例えば、一部のテキストエディターやプログラミング言語で使用されるエスケープシーケンスなどが挙げられます。

システム依存のグリフ

同じ文字であっても、異なるシステムやフォントで異なる外観を持つ場合があります。これは、システムやフォントによってグリフ(文字の外観)が異なるためです。

これらは一般的な機種依存文字の例であり、特定の環境や用途に応じてさらに異なる種類が存在する可能性があります。

互換性の確保

ホームページ上で機種依存文字を適切に扱うことは重要です。ユーザーが異なるデバイスやブラウザを使用してウェブページにアクセスする可能性があるため、機種依存文字が正しく表示されるようにする必要があります。

Unicodeの使用

Unicodeは、ほぼすべての言語や文字体系をカバーする標準的な文字セットです。機種依存文字の使用を避け、代わりにUnicodeで文字を表現することで、クロスプラットフォームの互換性を確保できます。

フォントの選択

ウェブページ上で機種依存文字を使用する場合、可能な限り広範囲な文字セットをサポートするフォントを選択することが重要です。ユニバーサルなフォントファミリー(例:Arial、Times New Roman、Noto Sansなど)を選択すると、機種依存文字が正しく表示される可能性が高くなります。

フォールバックオプションの提供

特定のフォントで機種依存文字がサポートされていない場合、代替のフォントを指定してフォールバックオプションを提供することが重要です。これにより、ユーザーが異なるフォントで文字を表示することができます。

テストとデバッグ

ページを異なるブラウザやデバイスでテストし、機種依存文字が正しく表示されることを確認することが重要です。また、ユーザーからのフィードバックを受け付け、必要に応じて問題を修正することも重要です。

Unicode(ユニコード)とは

Unicode(ユニコード)は、さまざまな言語や文字体系の文字を統一して扱うための国際的な文字コード規格です。Unicodeでは、各文字に一意な符号値を割り当てることで、異なる言語や文字体系の文字を統合的に扱うことができます。これにより、異なるプラットフォームやシステム間でのテキストの相互運用性が向上し、国際化や多言語対応のソフトウェア開発を容易にします。

UTF-8(Unicode Transformation Format – 8-bit)

Unicode文字を表現するための可変長の文字エンコーディング方式の1つです。UTF-8は8ビット単位で文字を表現し、ASCII文字(0から127までの範囲)は1バイトで表現され、それ以外のUnicode文字は複数バイトで表現されます。UTF-8は、ASCIIとの後方互換性を持ちながらも、Unicodeの全ての文字を効率的にエンコードできるため、広く使われる文字エンコーディング方式となっています。
UnicodeとUTF-8は、現代の多言語対応のソフトウェア開発やウェブ開発において、テキストの表現と交換に広く利用されています。Unicodeは文字の抽象化を提供し、UTF-8はその実装を提供することで、異なる言語や文字体系のテキストを効率的かつ正確に扱うことが可能となります。

まとめ

近年では、Unicodeなどの標準的な文字コードの普及により、機種依存文字の使用が減少していますが、依然として特定のシステムやプラットフォーム上で利用されていることがあります。
少し前のweb制作ではShift-JISを指定することがあり、機種依存文字の文字化けがありましたが、最近のホームページでは、HTML5で制作しており、文書で使う文字のエンコーディングとして、UTF-8 を用いる事を推奨されています。
UTF-8などのUnicodeを採用してすることにって、機種依存文字(環境依存文字)が正しく表示されます。

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経歴: 3DCG制作の専門学校を卒業後、デザイン会社に就職。デザイン会社では主にWEB制作を担当し、旅館の予約システムや商店街にWEBカメラを設置したプロモーション等を展開し、4年後に転職。 株式会社TREVOでデザイン、コーディング、ディレクション、システム開発を担当

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