WordPressのメディア機能を使いこなそう|第8回 知っておきたいWordPressの基本

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

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SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

WordPressは、ブログやウェブサイト運営において非常に便利なCMS (コンテンツ管理システム) ですが、その中でも特に重要な機能の一つが「メディア機能」です。画像や動画、音声ファイルなどを簡単に管理し、記事やページに挿入することができるため、コンテンツの質を高めることが可能です。本記事では、WordPressのメディア機能の基本から応用までを解説し、効果的な使い方について紹介します。

画像や動画を取り入れたコンテンツの企画方法

WordPressのメディア機能とは?

WordPressのメディア機能とは、画像、動画、音声ファイル、PDFなどのメディアファイルを管理し、投稿やページに挿入できる機能です。特に、視覚的な要素が重要な現代のウェブコンテンツにおいて、このメディア機能を有効に活用することで、ユーザーのエンゲージメントを高め、SEO効果も向上させることができます。

対応ファイル形式

画像(JPEG, PNG, GIF)、動画(MP4, MOV)、音声(MP3)、文書ファイル(PDF)など

メディアライブラリ

アップロードしたすべてのメディアファイルを管理する場所。過去にアップロードしたファイルもここから再利用可能。

メディアファイルのアップロード方法

メディアライブラリからのアップロード

WordPressのダッシュボードから「メディア」→「新規追加」をクリックし、ファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」ボタンを使ってアップロードします。ここでアップロードされたファイルは、後ほど投稿やページに簡単に挿入できます。

投稿や固定ページからのアップロード

投稿や固定ページの編集画面で「メディアを追加」ボタンをクリックし、ファイルをアップロードします。この際、すでにメディアライブラリに保存されているファイルを選択して挿入することも可能です。

メディアライブラリの使い方

メディアライブラリの基本操作

WordPressのメディアライブラリでは、アップロードされたすべてのメディアファイルが一元管理されており、後から再利用する際も非常に便利です。検索バーを使えば、ファイル名やアップロード日で簡単に目的のファイルを見つけることができます。

メディアファイルの編集

メディアライブラリ内の画像ファイルは、簡単な編集が可能です。例えば、画像のトリミング、回転、縮小、反転といった操作を行い、コンテンツに合わせて調整できます。これにより、外部ソフトウェアを使わずにサイト内で画像を最適化できる点が魅力です。

メディアファイルの最適化

大きすぎる画像や動画は、ページの読み込み速度を低下させる原因になります。WordPressには、メディアファイルの最適化プラグインが多数存在しており、これを利用することでファイルサイズを自動的に圧縮し、パフォーマンスを向上させることができます。

メディア機能の応用方法

画像ギャラリーの作成

WordPressのメディア機能では、複数の画像を使ったギャラリーを簡単に作成できます。ギャラリーを作成することで、複数の画像を1つのコンパクトな形式で表示でき、サイトのデザインを美しく保つことが可能です。

ギャラリー作成時には、画像の表示順序やレイアウトも選択できるため、自由度が高く、ビジュアルにこだわったコンテンツ作りに適しています。

動画や音声の埋め込み

WordPressでは、動画や音声ファイルを簡単に埋め込むことができます。メディアライブラリに動画や音声ファイルをアップロードするか、YouTubeやVimeoなどの外部サイトのURLを直接貼り付けるだけで、自動的にコンテンツ内に再生プレイヤーが挿入されます。

PDFやその他ドキュメントの埋め込み

PDFや他のドキュメントファイルをサイトに掲載したい場合も、メディア機能を使えば簡単に実現できます。特に、レポートやガイドラインなど、ユーザーにダウンロードさせたい資料がある場合に便利です。

メディア機能のSEO効果

画像のAlt属性の設定

画像をアップロードした際には、必ず「Alt属性」を設定しましょう。Alt属性は、画像が表示されない場合に代替テキストとして表示されるほか、検索エンジンに画像の内容を伝える役割も持っています。Alt属性にキーワードを含めることで、SEO効果を向上させることができます。

ファイル名と説明の最適化

画像や動画ファイルをアップロードする際には、ファイル名もSEOに影響を与えます。適切なキーワードを含んだファイル名にしておくことで、検索エンジンにとって有利になります。また、メディアファイルには説明を加えることができ、これもSEOにプラスの影響を与えます。

画像の圧縮とサイト速度の改善

ページの読み込み速度は、SEOにおいて非常に重要です。画像が大きすぎるとページの表示速度が遅くなり、検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。画像の圧縮プラグインを活用して、適切なサイズでアップロードすることが推奨されます。

メディアファイルの最適化

大きすぎる画像や動画は、ページの読み込み速度を低下させる大きな原因になります。特に現代のウェブでは、ユーザーの離脱を防ぐために、サイトのパフォーマンスを向上させることが非常に重要です。WordPressでは、メディアファイルの最適化を行うためのさまざまな手段が提供されています。ここでは、WebP形式による画像圧縮と、効果的な圧縮プラグインについて紹介します。

メディア機能を使用しない方が良い場合

一部のメディア機能は、場合によっては使用しない方が良いこともあります。

過度なメディアの使用によるページ速度の低下

画像や動画を大量に使用すると、ページの読み込み速度が低下する可能性があります。特にモバイルユーザーにとって、重いページは離脱の原因になりやすいです。パフォーマンスを維持するためには、メディアの使用を必要最低限に抑え、最適化を行うことが重要です。

メディアが不要なコンテンツ

すべてのコンテンツにメディアが必要なわけではありません。テキストベースで情報を伝える方が効果的な場合も多いです。例えば、技術的な解説記事や論文的な内容では、画像や動画よりもテキストでの説明が優先されることがあります。

まとめ

WordPressのメディア機能は、コンテンツの質を高め、ユーザーのエンゲージメントを向上させる強力なツールです。画像や動画、音声ファイルを適切に管理・最適化し、SEO効果を最大限に引き出すことで、サイト全体のパフォーマンスも向上します。特にAlt属性やファイル名、ページ速度への配慮を行うことで、検索エンジンにも高く評価されるウェブサイトを構築できるでしょう。

大阪のホームページ制作会社TREVOでは、最短2日で仮サイトを公開できるスピード対応や、SEO対策に強いオリジナルデザインの制作サービスを提供しています。

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