WordPressでここまでできる!成果を支えるおすすめプラグイン10選[2025年版]

投稿日:2016.03.28.
更新日:2025.06.07.

SEO

WordPress

株式会社TREVOの月額制ホームページ制作サービス
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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

執筆記事:記事一覧ページ
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

この記事は、2016年3月28日に公開した「CMSのWPってこんな事も出来るんです」という記事を、2025年版として大幅にリライトしたものです。
当時ご紹介したWordPressプラグインの多くは現在も現役ですが、技術の進化やセキュリティの要件、SEOのトレンドなどを踏まえると、今の実務に即した視点でアップデートする必要があると感じました。

ホームページ制作の現場では、「WordPressって更新が簡単なだけのツールでしょ?」という声をいまだによく耳にします。しかし実際には、運用・SEO・セキュリティ・UXまでを支える、非常に柔軟でパワフルなCMSです。

今回は、株式会社TREVOが実務で実際に使用・提案しているプラグインや設定を中心に、今だからこそ伝えたい“WordPressの本当の使い方”をご紹介します。

WordPressは「更新するだけのツール」ではない

WordPressは「更新するだけのツール」ではない

ホームページの更新作業を効率化するためにWordPressを導入している、という企業は非常に多いと思います。特に中小企業では、「CMS=更新のための仕組み」という理解で止まってしまっているケースも少なくありません。

しかし、私たち株式会社TREVOが実際にホームページ制作や運用に携わる中で強く感じるのは、WordPressの真の価値は「更新」よりもむしろ“運用・SEO・保守”といった継続的な改善サイクルを支える基盤であることです。

WordPressは、標準機能だけでは限界がありますが、プラグインという拡張機能を導入することで、単なる更新ツールを超えた「成果を生み出す運用プラットフォーム」へと変貌します。

本記事では、2016年当時に書いた「CMSのWPってこんな事も出来るんです」という記事を最新事情に合わせてリライトし、現在の実務に合ったおすすめプラグインや注意点、運用上のリアルな視点をご紹介します。

よくある誤解:「CMS=ページ更新の仕組み」

「ページを自社で更新できる」「ブログが書ける」。
確かにCMSにはそうしたメリットがあります。WordPressもその一つで、導入初期の動機は「とにかく簡単に更新したい」というものがほとんどです。

しかし、それだけで終わってしまうと本来活用できるはずの“運用力”や“集客力”を眠らせたままになってしまいます。

  • SEOに強い構造を作れる
  • ユーザー動向に合わせて改善できる
  • セキュリティを保ちながら長期運用できる

こうした“次のフェーズ”に踏み込むためには、目的に合わせたプラグイン導入と運用体制の構築が必要です。

実は、運用・SEO・保守のすべてを支える基盤

WordPressの大きな特徴は、無数のプラグインを組み合わせて、柔軟に機能を追加できるという点にあります。
たとえば以下のような拡張が可能です。

  • SEO強化(Yoast SEO, Rank Math)
  • 表示速度の改善(LiteSpeed Cache, Autoptimize)
  • バックアップと復元(BackWPup, UpdraftPlus)
  • アクセシビリティ向上(WP Accessibility, Missing Alt Text Finder)
  • SNS連携(Smash Balloon)

これらを適切に導入・管理すれば、運用効率の向上と成果につながる改善が期待できます。逆に言えば、ただテーマを選んでブログを書くだけでは、WordPressを“使いこなしている”とは言えません。

株式会社TREVOでは、「見た目がきれい」だけでなく、「育てられるサイト設計」を重視したCMS活用を推奨しています。

プラグイン導入の注意点と、賢い選び方

プラグイン導入の注意点と、賢い選び方

WordPressを“育てる”ためには、便利なプラグインを積極的に取り入れる姿勢も必要ですが、その裏にはリスク管理という視点も欠かせません。特に、導入時に確認すべき注意点は以下の通りです。

互換性のチェックは必須

  • 本体、テーマ、既存プラグインとの相性
  • 特に多機能なSEOプラグイン(Yoast SEO, Rank Math)やキャッシュ系は衝突しやすい
  • テスト環境で動作確認を行ってから本番適用するのが基本

セキュリティは「最新かどうか」がカギ

  • 古い・更新されていないプラグインには脆弱性が潜む
  • 開発が終了しているものは極力避ける
  • SiteGuard WP Plugin や Wordfence Security などで防御層を構築するのも有効

表示速度への影響も見逃せない

  • プラグインは便利でも、増やしすぎればサイトが重くなる
  • EWWW Image OptimizerやLiteSpeed Cacheなどの速度改善系と併用する
  • 不要なプラグインは定期的に見直して削除

バックアップと復元体制を忘れずに

  • 予期せぬ不具合に備えて、常にバックアップは必須
  • TREVOでも「BackWPup」や「UpdraftPlus」を状況に応じて使い分けています
  • アップデート後に不具合が出た場合は「WP Rollback」で即時対応することも

プラグイン選びは“戦略的な選択”

新しいプラグインは魅力的ですが、更新が止まっていたり、サポートが薄い場合には将来的なリスクを伴います。導入前には、次の点を必ずチェックしましょう:

  • 最終更新日が1年以内か
  • 利用者数や評価、レビュー
  • 開発元の体制やドキュメントの充実度

短期的な便利さだけでなく、長期運用に耐えられるかという視点で判断することが重要です。

リンク切れチェックで信頼性維持:Broken Link Checker

🔗 Broken Link Checker

どれだけ見た目が整っていても、「リンクをクリックしたらエラーだった」となれば、ユーザーはすぐにサイトを離れてしまいます。リンク切れはユーザーの信頼を損なうだけでなく、SEOにも悪影響を及ぼす要因のひとつです。

そこで役立つのが、WordPressの定番プラグイン Broken Link Checker です。

このプラグインは、サイト内に存在する内部リンク・外部リンクのすべてを自動でチェックし、リンク切れ(404エラーなど)を検出すると、ダッシュボードまたはメールで通知してくれます。

TREVOでも継続利用中の“安心ツール”

株式会社TREVOでは、運用サポート中のサイトにおいても、Broken Link Checkerを継続的に活用しています。特にページ数が多い企業サイトでは、知らないうちにリンク切れが発生してしまうケースが少なくありません。

  • 社内のスタッフが削除したPDFへのリンク
  • 外部サイト構成の変更によるリンク切れ
  • リダイレクトミスによる一時的なリンクエラー

こうしたトラブルは、日々の更新作業の中でどうしても起こり得るものです。
Broken Link Checkerは、それらを事前に察知し、すぐに修正へ導ける環境を整えるツールとして非常に重宝しています。

リンク切れチェックは“品質管理”の第一歩

定期的にリンク切れを確認し、速やかに修正する体制を整えることは、コンテンツの品質維持とユーザー満足度の確保に直結します。また、Googleのクローラーにとっても健全なサイト構造は評価対象となります。

TREVOでは、ホームページ制作後の運用サポートにおいても、このような品質管理の仕組み作りを重視しています。
サイトを「育てる」ためには、こうした基本的な管理機能を見直すことが欠かせません。

バックアップで安心を確保:BackWPupとWP-DBManager

ホームページの運用において、バックアップの重要性は言うまでもありません。突然のサーバートラブルや、プラグインの不具合、誤操作によるデータ消失など、何かが起きたときに「元に戻せる」状態をつくっておくことが、安心・安全な運用の土台となります。

WordPressには優秀なバックアップ系プラグインが複数ありますが、TREVOではサイトの規模や運用体制に応じて、以下のように使い分けることをおすすめしています。

フルバックアップに対応:BackWPup

🔗 BackWPup

BackWPupは、サイト全体のデータ(WordPressファイル・メディア・データベース)を丸ごとバックアップできるプラグインです。保存先としては、DropboxやGoogle Drive、FTP、メールなどが選べるため、サーバー外部に保管しておきたい方には特に最適です。

  • 自動スケジュール設定が可能(例:週1回、深夜に実行)
  • リモート保存で、万一のサーバートラブルにも対応可能
  • ZIP形式でダウンロードできるため、復元しやすい

TREVOでも運用サポート中の中〜大規模サイトではBackWPupを基本装備として提案しています。特に、ECサイトや定期更新の多い企業サイトなどでは、リスク対策として欠かせません。

軽量&シンプル:WP-DBManager

🔗 WP-DBManager

一方で、小規模サイトや静的コンテンツが中心のサイトでは、「データベースだけバックアップできれば十分」というケースも少なくありません。そんなときに便利なのが、WP-DBManagerです。

  • 記事・ページ・設定情報など、サイトの中核情報を保持するDBを定期的に保存
  • 管理画面からワンクリックで手動バックアップも可能
  • 軽量なため、リソースの限られた共有サーバー環境にも最適

現在でも、TREVOでは「最低限のバックアップ体制が必要」というお客様にWP-DBManagerを案内することがあります。導入の手軽さと安心感のバランスが取れた選択肢です。

「もしも」のための備えが、継続運用のカギ

WordPressは便利な反面、プラグイン更新やテーマ変更時に不具合が出ることもあります。こうしたリスクに備えて**「いつでも戻せる状態」を保っておくことは、サイト運営者の責任**とも言えるでしょう。

TREVOでは、納品時にバックアップ体制の構築も含めた提案を行い、更新作業やトラブル発生時にも安心できる環境づくりをサポートしています。

SEO対策の基盤づくり:Yoast SEOとRank Mathの選び方

検索エンジンに正しく評価されるためには、「記事を書くだけ」では不十分です。ページのタイトルやディスクリプション、構造化データ、サイトマップなどの技術的なSEO要素を適切に整備することが、検索上位を狙う上での基盤になります。

WordPressでは、このようなSEO対策を強力にサポートしてくれるプラグインがいくつかありますが、現在の実務で特に使用頻度が高いのが「Yoast SEO」と「Rank Math」です。
株式会社TREVOでも、プロジェクトごとに目的やサイト構成に応じて両方のプラグインを使い分けています。

Yoast SEO:SEO対策の老舗プラグイン

🔗 Yoast SEO

Yoast SEOは、世界中で広く使われている定番中の定番。WordPress初心者から中級者まで、幅広い層にとって扱いやすく、機能も一通り揃っています。

  • メタタイトル・メタディスクリプションの個別設定
  • コンテンツのSEOスコア・可読性スコアをリアルタイム表示
  • XMLサイトマップの自動生成
  • SNSシェア時のOGP設定
  • パンくずリストの追加(テーマによっては別途調整が必要)

初心者にとっても分かりやすいUIで、「とりあえずSEO対策を始めたい」という段階では非常に有効です。

Rank Math:スキーマ対応などの高機能が魅力

🔗 Rank Math

一方で、TREVOのように構造化データや複数キーワードの最適化を重視する場合には「Rank Math」の導入を検討することが多くなっています。
Rank Mathは比較的新しいプラグインですが、無料版でもかなり多機能で、特に次のような強みがあります。

  • 構造化データ(スキーマ)をGUIで簡単に設定可能
  • 複数キーワードに対するSEOスコアのチェック
  • 自動内部リンク機能
  • Googleサーチコンソール・アナリティクス連携
  • 各ページの404エラー・リダイレクト管理機能も搭載

特に「スキーママークアップを活用してリッチリザルトを狙いたい」というお客様にはRank Mathが非常に効果的です。
また、サイト運用の中で構造化データの重要性をお伝えする際には、Rank Mathの画面を使って可視的に説明できる点も好評です。

SEOの基盤整備は「プラグインの導入」だけでは終わらない

どちらのプラグインを選ぶにしても、重要なのは正しく設定し、目的に合った使い方を継続していくことです。単にインストールしただけではSEO効果は生まれません。

  • タイトルやディスクリプションにキーワードを意識して入れる
  • サイトマップをサーチコンソールに登録する
  • 不要なページのnoindex設定
  • SNSシェア時の表示最適化

こうした設定の積み重ねが、「検索され、クリックされるサイト」へと育てていく基盤になります。

株式会社TREVOでは、ホームページ制作だけでなく、納品後のSEO対策や改善提案まで含めたサポートを行っています。
SEO設計・プラグイン設定・検索順位向上施策など、詳しくはぜひ[SEO対策]ページもご覧ください。

Googleインデックスを“待たない”という考え方:WebSub(旧PubSubHubbub)

🔗 WebSub

「ブログを更新しても、なかなかGoogleにインデックスされない」
これは、ホームページ運用をされている多くの方から寄せられるご相談のひとつです。

WordPressでは、Googleのクローラー(Googlebot)が自動で巡回してくるのを“待つ”だけでなく、こちらから「新しい記事が公開された」と通知を送る仕組みも構築できます。
それを可能にしてくれるのが、WebSub(旧名:PubSubHubbub)という仕組みです。

WebSubとは?即時インデックス通知を行う技術

WebSubは、記事やページを公開した瞬間に、Googleやその他の対応検索エンジンに対して即時で通知(プッシュ)を送る仕組みです。
従来の“クロールされるのを待つ”インデックス方式では、数日かかることもありましたが、WebSubを活用すればより早く検索結果に反映される可能性が高まります。

TREVOでは、「とにかく早くインデックスされてほしい」というクライアントや、更新頻度の高いサイトに対しては積極的にこの仕組みを導入しています。

早期インデックスは、SEO対策の加速装置になる

Googleは近年、コンテンツの「鮮度」も重視するようになっています。
公開したばかりの新着情報をいち早く届けることは、競合よりも先に検索結果に表示されるための大きな武器になります。

「情報発信のスピード=検索流入の速さ」に直結する、まさに“通知を送るSEO”とも言えるアプローチです。

セキュリティや編集性も拡張できる

WordPressは自由度が高い分、「守る」「使いやすくする」という視点からの強化も欠かせません。実際、TREVOがサイト制作を行う中でも、「もっと簡単に更新したい」「セキュリティが不安」という声は非常に多く聞かれます。

そんな時に頼りになるのが、Wordfence Security と Advanced Custom Fields(ACF) です。

Wordfence Security:セキュリティ強化の定番

🔗 Wordfence Security

Wordfence Securityは、世界中で広く使われているセキュリティ対策プラグインです。

  • ログイン試行回数の制限
  • ファイアウォール機能(WAF)
  • 不正アクセスのリアルタイム監視
  • 管理画面アクセスの制限

TREVOでも中小企業のWordPressサイトには標準装備に近い形で導入しており、特にログインIDを狙ったブルートフォース攻撃への対応には効果的です。

Advanced Custom Fields(ACF):使いやすい更新画面を設計

🔗 Advanced Custom Fields

一方、編集画面をカスタマイズし、誰でも迷わず操作できるようにするのがAdvanced Custom Fields(通称ACF)の役割です。

  • 固定ページに「見出し」「キャッチコピー」「CTAボタンリンク」などを追加
  • 投稿タイプに応じたカスタムフィールドの設計
  • コーディングに慣れていなくても、入力補助がしやすい

TREVOでは、ACFを活用することで、クライアントが自分でページを編集できるようにUI設計から工夫しています。更新の手間を減らすことで、「運用が続くサイト」になる設計を実現しています。

機能だけでなく「使いやすさ」と「守りやすさ」を同時に考える

ホームページは作って終わりではなく、「育てていく」ことが何より大切です。
そのためには、攻撃から守るセキュリティと、運用のしやすさを両立させる必要があります。

TREVOでは、こうした制作後の運用体験”まで含めて設計するホームページ制作を行っています。
詳しくはぜひ、[ホームページ制作]ページや、[コーポレイトサイト制作]ページもご覧ください。

構造化データで“検索結果を最適化”する意義

構造化データで“検索結果を最適化”する意義

SEO対策というと、「タイトルやキーワードの調整」「コンテンツの質を上げる」といった内容に意識が向きがちですが、検索結果にどう“見せるか”も極めて重要です。そのカギを握るのが「構造化データ(スキーマ)」です。

株式会社TREVOでは、ホームページ制作時や運用サポートの際に、構造化データの意義についてお客様に丁寧にご説明するようにしています。

構造化データとは?検索エンジンに“文脈”を伝える仕組み

構造化データとは、検索エンジンに対して「このページは店舗情報です」「この記事はレビューです」「これはイベント情報です」といった文脈を明確に伝えるための情報タグのことです。
例えば、以下のようなリッチリザルト(拡張表示)に対応可能です。

  • ★の評価が表示される「レビュー」
  • 日付・場所・価格などが表示される「イベント」
  • 質問と回答が表示される「FAQ」
  • 商品の価格や在庫情報を示す「商品情報」

こうした情報が検索結果に表示されると、クリック率(CTR)の向上に直結します。

Yoast SEO / Rank Mathで簡単に設定可能

構造化データは、昔はHTMLに直接コードを埋め込む必要があり、ハードルが高いものでした。しかし現在は、Yoast SEOやRank Mathといったプラグインを使えば、直感的な操作で基本的なスキーマ設定が可能になっています。

  • 投稿や固定ページに「記事」「FAQ」「How-to」などのタイプを割り当てる
  • パンくずリストをschema.org形式で出力
  • 投稿者・投稿日・更新日などの情報をマークアップ
  • ウェブサイト自体の情報(運営者・ロゴ・SNS)を構造化

TREVOでは、制作段階でデフォルトのスキーマ構造を整えておくことを標準対応としており、必要に応じてより詳細なスキーマを追加する設計も行っています。

SEOとUX、どちらにも効くのが“構造化データ”

構造化データは検索エンジン向けの技術と思われがちですが、実際にはユーザー体験(UX)にも効果があります。

  • FAQスキーマを使えば、検索結果で「質問と答え」がすぐに見える
  • パンくずリストの構造化で、ユーザーがサイト構造を理解しやすくなる
  • 商品スキーマで、価格や在庫を一覧表示して購買判断を助ける

つまり、検索結果で“選ばれる確率”が高まり、クリック後の離脱も減らせる。これはSEOとUXの両面から成果を高めるための重要な戦略です。

TREVOの制作・運用では“構造設計からSEOを考える”

構造化データは「後付け」するものではなく、サイト全体の情報設計と密接に関わる要素です。株式会社TREVOでは、デザインやコンテンツを組み立てる段階から構造化データを意識し、「見た目」と「検索結果」の両面で最適化されたホームページを設計しています。

「構造化データを活用したホームページを作りたい」「SEOを技術的にも強化したい」という方は、ぜひ[SEO対策]ページや[ホームページ制作]ページもあわせてご覧ください。

SNSとWordPressのスマート連携:Smash BalloonでInstagramも自在に

現代のホームページ運用において、SNSとの連携は欠かせません。特にInstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどは、リアルタイムの情報発信やブランドイメージの醸成において強力なツールです。

「SNSは更新しているけど、ホームページはそのまま」「せっかくの投稿がWebに反映されていない」という状態では、情報発信の連動性が失われてしまいます。

そこで活躍するのが、Smash Balloon(スマッシュバルーン)というプラグインです。
TREVOでも、飲食店や美容院、観光施設といったビジュアル重視の業種で非常に重宝しています。

Instagramフィードを自動で埋め込み&デザイン調整も簡単

🔗 Smash Balloon Social Photo Feed

Smash Balloon Social Photo Feed(旧名:Instagram Feed)は、Instagramの最新投稿をWordPressに自動で表示できるプラグインです。見た目のカスタマイズも非常に柔軟で、公式アカウントの世界観を崩さずに埋め込めるのが特徴です。

  • 投稿枚数、列数、サムネイルサイズの設定が可能
  • モバイル対応のレスポンシブデザイン
  • フォロー数や「いいね!」などの情報も表示可能
  • キャプション付き/なしの切り替えもワンクリック

たとえばトップページの下部や、店舗紹介ページのサイドバーにInstagramフィードを設置すれば、「動きのあるホームページ」になり、訪問者の印象に残りやすくなります。

LightWidget:買い切り型で導入コストを抑えたい場合におすすめ

🔗 LightWidget

一方で、「そこまで多機能でなくても良い」「とにかく費用を抑えたい」という場合には、買い切り型の「LightWidget」という選択肢もあります。
LightWidgetは、InstagramフィードをHTMLウィジェットとして生成し、それをWordPressのウィジェットエリアや固定ページにiframeタグで簡単に埋め込む方式をとっています。

  • 初期費用約15ドル(1回購入のみ、月額費用なし)
  • レイアウトのテンプレートも豊富(グリッド、スライダーなど)
  • WordPressのプラグインではないため、動作が軽い
  • カスタムCSSでのデザイン調整も可能

実際に、予算を抑えたい小規模店舗や個人事業主の案件では、TREVOでもLightWidgetを提案したことがあります。特に、シンプルに画像を並べて表示できれば十分というケースにはぴったりです。

アクセシビリティ対応と持続可能なサイト運営

アクセシビリティ対応と持続可能なサイト運営

アクセシビリティというと、「官公庁や大企業向けの話」と思われる方もまだ多いかもしれません。しかし最近では、企業や個人事業主のサイトでも配慮が求められる場面が増えてきています。
背景には、次のような流れがあります。

  • 高齢化社会に伴い、「見やすさ」「操作しやすさ」への要望が高まっている
  • スマートフォン利用者が増え、視覚的・操作的なバリアフリー性が重視されるようになってきた
  • ユニバーサルデザインやSDGsへの関心が高まり、「誰でもアクセスできるサイト」の必要性が増している

株式会社TREVOでも、サイト制作やリニューアルのご相談時に、基本的なアクセシビリティ対応は“これからの標準装備”と位置づけています。

WP Accessibility:最低限のアクセシビリティ対策を手軽に導入

🔗 WP Accessibility

WordPressでアクセシビリティ対応を進めるうえで、手始めとしておすすめなのが「WP Accessibility」です。
このプラグインを導入することで、次のような機能が簡単に追加できます。

  • Skipリンク(画面読み上げに対応した「本文へスキップ」機能)
  • フォームやリンクに対するキーボード操作サポート
  • ラベルやalt属性の入力漏れチェック
  • コントラスト警告やタイトル属性の補助

すべてを完璧に整えるのは難しいかもしれませんが、**「最低限の対応でも、ユーザーにとっての使いやすさが大きく変わる」**というのが、実際に導入してみての印象です。

WP Accessibility Tools & Missing Alt Text Finder:画像SEOとアクセシビリティの両立を

🔗 WP Accessibility Tools & Missing Alt Text Finder

もうひとつ見逃せないのが、画像のalt属性(代替テキスト)の管理です。これは視覚障がい者のためだけでなく、検索エンジンに画像内容を伝えるSEO要素としても重要です。
「Missing Alt Text Finder」は、WordPressメディアライブラリの中からalt属性が未設定の画像を一覧で見つけ出せる便利なプラグインです。

  • サイト全体でalt漏れ画像を把握しやすい
  • 担当者が代替テキストを後から一括で入力できる
  • SEO担当者とデザイナーの連携強化にも役立つ

TREVOでも、画像の多い業種(美容・建設・教育など)のサイトでは、このようなチェック機能を使って定期的に見直しを行っています。

ユーザーにやさしいサイトは、Googleにも評価される

アクセシビリティ対応は、単に福祉的な観点だけでなく、ユーザー体験(UX)の向上やSEOの強化にも直結する重要な要素です。

  • 情報がきちんと伝わる=離脱率が下がる
  • 操作しやすいUI=回遊率が上がる
  • Googleのコアアルゴリズムでも「ユーザビリティ」が評価対象になっている

つまり、見えない“バリア”をひとつずつ取り除いていくことが、結果として検索順位やCVにもつながるのです。

まとめ

WordPressは「自分で更新できる便利な仕組み」として広く知られていますが、本当の価値はその“拡張性”と“運用力”にあります。

本記事では、2016年に公開した「CMSのWPってこんな事も出来るんです」という記事をベースに、2025年現在の実務に即した内容へと大幅にリライトしました。株式会社TREVOとして、現在の制作・運用現場で実際に活用しているプラグインや提案内容を中心に、現場視点での活用ポイントをご紹介してきました。

この記事でご紹介した活用例(一部)

  • Broken Link Checker:リンク切れを未然に防ぎ、信頼性を維持
  • BackWPup / WP-DB-Backup:万が一に備えた安心のバックアップ体制
  • Yoast SEO / Rank Math:検索で見つかりやすい構造と表示を実現
  • WebSub:インデックスを“待たず”に通知し、反映を加速
  • Wordfence / ACF:セキュリティと更新のしやすさを両立
  • Smash Balloon / LightWidget:Instagram連携でサイトに“動き”をプラス
  • WP Accessibility / Missing Alt Text Finder:誰にとっても使いやすいWebへ

WordPressを“育てるメディア”として活用する

TREVOでは、ホームページ制作において「完成して終わり」ではなく「育てて成果を生むメディア」へと成長させる設計を大切にしています。そのためには、以下のような視点が欠かせません。

  • 目的に合ったプラグインの選定と設計
  • セキュリティ・表示速度・SEOへの配慮
  • 更新しやすく、続けやすい管理画面づくり
  • 社内でも理解・運用できるサポート体制

便利なはずのCMSが、逆に使いにくくなっていたり、機能の導入でサイトが重くなっていたりしませんか?
もし今のサイトに「もっとできることがあるはず」と感じているなら、一度立ち止まって見直してみることをおすすめします。

株式会社TREVOでは、大阪を拠点に全国の企業さまのWordPressサイト制作・運用・SEO対策を支援しています。

TREVOは、SEOに強いホームページ制作に力を入れており、「剪定 大阪」や「注文住宅 枚方」などで検索上位を実現した実績があります。

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