Googleのウェブスパムへの2019年の取り組み

執筆・編集 板浪 雅樹2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

Googleは2019年のGoogle検索で表示されたときに、ユーザーの体験を低下させてしまうホームページ「ウェブスパム」への対策についてのレポートをGoogle ウェブマスター・セントラル・ブログで公表しました。
検索で検索ワードから的確なホームページが表示される事が当たり前だと思っているかもしれませんが、過度なSEO対策や広告表示はGoogleから「ウェブスパム」として認識されることもあります。
Googleの主な取り組みと結果
How we fought Search spam on Google – Webspam Report 2019
2018年にユーザーが生成したスパムを80%削減したことを報告しています。
スパムに関しては「ユーザー生成スパム」のページで確認する事ができます。
スパムリンクへの対策も強化しており2018年に引き続き2019年もスパムリンクの影響を抑える事に成功しているそうです。
システムによって捕捉され、有料リンクやリンク交換などのテクニックは効果が低くなっていると書いています。
大量のリンク購入は意味がなく、自然な形のナチュラルリンクが重要です。
Google ウェブマスター・セントラル・ブログのまとめ
- インデックスには数千億のWebページがあり何十億ものクエリに対応しいる
- 毎日発見しているページのうち、250億ページ以上がスパムであることを認識している
- 検索でスパムっぽいページに遭遇する機会を可能な限り少なくなるように取り組んでいる
- 検索結果からの訪問の99%以上がスパムのない体験につながることを保証しています。
- ハッキングされたウェブサイトからの回復を支援するためのソリューションへの取り組み
- 自動生成およびスクレイピングされたコンテンツを含むスパムサイトの増加したが2018年と比較して60%以上削減
- スパムを捕らえる能力と効率を向上させると同時に、詐欺や詐欺のような幅広い種類の危害を減らすために継続的に投資している
- 2019年に約23万件の検索スパムの報告を受け、処理したこれらの報告の82%に対して措置を講じた
- ウェブサイトの所有者に9千万件を超えるメッセージを生成し、問題、検索結果でのサイトの表示に影響を与える可能性のある問題、実装可能な改善点について通知
- 約430万件は、Googleのウェブマスター向けガイドラインへの違反に起因する手動による対策に関連しています。
検索の技術は進化している
Googleのホームページをインデックス化して検索結果を表示する技術は日々進化しています。ウェブスパムと判定されたホームページはGoogleの検索結果で表示されなくなることもあるので、ウェブスパムと判定されないホームページ作りが重要になってきます。
SEO対策もコンテンツ、サイトの構造、ナチュラルリンクがより重要となります。
「Googleのサーチコンソールで速度レポートがアップデートされました。」の記事でも書いていますが、Googleは常に検索したユーザーが快適に必要な情報を得る事を重視しています。
今後、ホームページの運営やSEO対策を考えている方はユーザー重視のホームページ制作をおすすめします。
TREVOは、SEOに強いホームページ制作に力を入れており、「剪定 大阪」や「注文住宅 枚方」などで検索上位を実現した実績があります。








