セキュリティ対策でウェブサイトを強固に守る方法

投稿日:2024.05.30.
更新日:2025.04.12.

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

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SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

昨今、ウェブサイトへの不正アクセスや改ざん、マルウェア感染など、サイバー攻撃の脅威が後を絶ちません。大阪を本拠地に事業展開する企業においても、自社サイトのセキュリティ対策は重要な経営課題の1つと言えるでしょう。

攻撃者の手口はどんどん巧妙化しており、対策を怠れば深刻なリスクにさらされる可能性があります。本記事では、ウェブサイトを強固に守るための具体的な対策方法を解説します。

サイバー攻撃の脅威

まずは主なサイバー攻撃の種類とリスクを確認しましょう。

  • 不正アクセス
    IDやパスワードを無作為に入力しサイトへの不正ログインを試みる「ブルートフォース攻撃」 SQLインジェクション攻撃などサイトの脆弱性を狙った攻撃
  • ウェブサイト改ざん
    サイトのソースコードを不正に書き換えられる
  • マルウェア感染
    サイトを経由してマルウェアに感染され、機密データが流出したり、サイトが乗っ取られる
  • DDos攻撃
    大量の不正なアクセスで、サイトを機能不全に陥れる

いずれも、サイト閲覧者のプライバシーや企業の機密情報が漏洩したり、ブランドイメージを著しく損ねるなど、事業への深刻な影響が懸念されます。

セキュリティ対策の重要ポイント

サイトを強固に守るため、以下の4つのポイントに重点を置いた対策が欠かせません。

  1. 認証の堅牢化 強力なIDやパスワードのポリシーを設定し、不正ログインを防ぐ。 さらに、多要素認証を組み合わせることで、セキュリティレベルを格段に高められる。
  2. ソフトウェアのアップデート Webサーバーや CMSなどのソフトウェアの脆弱性を放置すれば、攻撃を受けやすくなる。常に最新のセキュリティパッチを適用し、脆弱性を解消する。
  3. SSLの導入 通信の暗号化によって、情報の漏洩や改ざんを防ぐ。 近年はGoogleなどの検索エンジンで、SSL化は重要な評価ポイントとなっている。
  4. 定期的な診断 ウェブアプリケーションの脆弱性を定期的に診断し、セキュリティホールを発見して修正することが不可欠。 セキュリティ診断サービスを利用するのが有効。

これらの取り組みを徹底することが、サイバー攻撃のリスクを低減する上で極めて重要です。

具体的な対策手順
それでは、セキュリティ対策の具体的な手順を見ていきましょう。

ステップ1

ソフトウェア製品のアップデート CMSのバージョンアップ、Webサーバーなどの最新パッチの適用など、使用するソフトウェア製品のアップデートを徹底する。

ステップ2

認証の強化 IDとパスワードの有効期限を設定し、定期的に変更を促す。 8文字以上の英数字の組み合わせなど、パスワードの文字種と長さを制限する。 可能であれば、2段階認証などの多要素認証を導入する。

ステップ3

SSL/TLSの導入 SSL/TLSにより通信の暗号化を行い、盗聴やなりすましを防ぐ。 大手シェアWAFサービスを利用するのも有効。

ステップ4

WAF(Web Application Firewall)の導入 WAFを導入し、SQLインジェクション、無作為のリクエスト、スキャンなどの攻撃を検知・ブロックする。 自社WAFを構築するのが理想だが、Cloudflare のようなサービスの利用も選択肢となる。

ステップ5

定期的なセキュリティ診断 ポート監視、脆弱性スキャン、ペネトレーションテストなどを定期的に実施し、セキュリティホールを特定する。 無料のセキュリティスキャンツールも存在するが、高度な診断には有料サービスが不可欠。

ステップ6

プライバシーポリシーの制定 個人情報保護法など関連法令を遵守し、適切なプライバシーポリシーを整備。 Webサイト上で取得する個人情報の種類、利用目的、第三者提供などを明示する。

ステップ7

インシデント対策の確立 サイバー攻撃を受けた際の対応手順(緊急連絡体制、初動調査、原因究明、復旧手順など)をあらかじめ文書化し、徹底する。

ステップ8

従業員教育の実施 サイバー攻撃の実態と対策などについて、定期的に従業員への教育を行う。 社内の情報漏えいを防ぐためにも、セキュリティ意識の向上が重要。

このように、さまざまな段階でセキュリティ対策を講じることが求められます。特に、認証の厳格化やソフトウェアの脆弱性解消は必須の取り組みです。コストや労力はかかりますが、サイトを守るという観点から徹底したセキュリティ対策は避けて通れません。

まとめ

サイバー攻撃の脅威は年々高まっており、サイト運営者は常に注意を払う必要があります。一方で、セキュリティ対策を怠れば、ブランド価値の失墜や、訴訟、企業存続にも関わる深刻な被害を被るリスクがあることを認識すべきです。

サイト構築時から、徹底した対策を施し、サイバー攻撃のリスクを最小限に抑えることが求められます。費用対効果は計り知れませんし、企業の重要な経営資源を守るためにも、セキュリティ対策には投資を惜しまないよう心がけましょう。

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