初心者のためのWordPress保守管理
投稿日:2024.07.09.
更新日:2025.04.12.

執筆・編集 衣川 知秀デザイン歴 20 年超、500 サイト以上を監修。ブランド戦略をビジュアルへ昇華し、使いやすさと美しさを両立させる UI/UX が持ち味。

3DCG 専門学校卒業後、広告代理店で Web デザイナーとしてキャリアを開始。旅館予約システムや商店街プロモーションなど多業種案件で「伝わるデザイン」の基礎を固めました。
その後、制作部門のリーダーとして 5 年間にわたりチームマネジメントを経験。企画立案から撮影ディレクション、公開後の AB テストまで、クリエイティブとマーケティングの橋渡し役を担ってきました。
2013 年に TREVO を共同設立。現在はデザイン、UI ガイドライン策定やアクセシビリティ監修を担当。
最近の取り組み:AI 生成画像と手描きイラストを組み合わせたブランドビジュアル開発とプロトタイプ検証。
信条:私たちが目指すのは、ホームページ制作を通じてお客様がハッピーになること。そして、そのホームページを訪れるユーザーが心地よく、笑顔になれるような体験を提供し、世の中にポジティブな影響を少しずつ増やしていくことです。
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WordPressの保守は、ウェブサイトの安全性、性能、信頼性を維持するために不可欠です。
初心者のWeb担当者がWordPressの保守を行うための基本的な手順とポイント紹介します。
定期的なバックアップ
データ損失やサイトの破損を防ぐために、定期的なバックアップは必須です。
バックアップ方法
「UpdraftPlus」や「BackWPup」などのバックアッププラグインを使用します。
サーバーのバックアップ機能: ホスティングサービスが提供する自動バックアップ機能を利用します。
WordPressのアップデート
新しいバージョンにはセキュリティの修正や新機能が含まれているため、常に最新の状態を保つことが重要です。
アップデー方法
コアアップデートは、ダッシュボードから「更新」をクリックし、WordPress本体を更新します。
プラグインとテーマのアップデートは、同じくダッシュボードの「更新」セクションから行います。
セキュリティ対策
サイトの安全性を確保し、不正アクセスやデータ漏洩を防ぐために必要です。
セキュリティ方法
「Wordfence」や「Sucuri Security」などのセキュリティプラグインの導入します。
管理者およびユーザーのパスワードを強力で推測されにくいものにします。
「Google Authenticator」や「Duo Two-Factor Authentication」などを利用して二要素認証の設定をします。
定期的なデータベースの最適化
データベースの肥大化を防ぎ、サイトのパフォーマンスを向上させるためです。
最適化の方法
「WP-Optimize」や「WP-Sweep」などのデータベース最適化プラグインを利用します。
サイトのパフォーマンス向上
ページの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを改善するためです。
読み込み速度の向上の方法
「WP Super Cache」や「W3 Total Cache」などのキャッシュプラグインを導入します。
画像については、画像を圧縮するプラグインを利用します。ファイルサイズを小さくします。「Smush」や「EWWW Image Optimizer」などのプラグインが便利です。
リンクのチェック
壊れたリンクはユーザー体験を損ない、SEOにも悪影響を与えます。
チェック方法
Broken Link Checker」などのプラグインを使用して、サイト内のリンクを定期的にチェックします。
コメントスパムの管理
スパムコメントはサイトの信用を落とし、ユーザーエクスペリエンスを悪化させます。
管理方法
スパムフィルタリングプラグインの使用します。
「Akismet Anti-Spam」や「Anti-Spam Bee」などをのプラグインが多く使われています。
テーマとプラグインの管理
使っていないテーマやプラグインが多いと、セキュリティリスクが増え、サイトのパフォーマンスも低下します。
未使用のテーマやプラグインのなど使用していないものは定期的に削除します。
SSLの導入
データの暗号化とユーザーの信頼を得るために必要です。
SSL証明書の取得と設定
ホスティングサービスから取得し、WordPressに設定します。「Really Simple SSL」プラグインを使用すると設定が簡単です。
まとめ
WordPressの保守は、サイトの安全性、性能、信頼性を維持するために不可欠です。初心者でも上記のポイントを押さえておけば、効果的にサイトを管理し、問題を未然に防ぐことができます。定期的なバックアップとアップデート、セキュリティ対策、パフォーマンス向上策を組み合わせて、安定したサイト運営を目指しましょう。
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