WordPressの保守は、ウェブサイトの安全性、性能、信頼性を維持するために不可欠です。
初心者のWeb担当者がWordPressの保守を行うための基本的な手順とポイント紹介します。
目次
定期的なバックアップ
データ損失やサイトの破損を防ぐために、定期的なバックアップは必須です。
バックアップ方法
「UpdraftPlus」や「BackWPup」などのバックアッププラグインを使用します。
サーバーのバックアップ機能: ホスティングサービスが提供する自動バックアップ機能を利用します。
WordPressのアップデート
新しいバージョンにはセキュリティの修正や新機能が含まれているため、常に最新の状態を保つことが重要です。
アップデー方法
コアアップデートは、ダッシュボードから「更新」をクリックし、WordPress本体を更新します。
プラグインとテーマのアップデートは、同じくダッシュボードの「更新」セクションから行います。
セキュリティ対策
サイトの安全性を確保し、不正アクセスやデータ漏洩を防ぐために必要です。
セキュリティ方法
「Wordfence」や「Sucuri Security」などのセキュリティプラグインの導入します。
管理者およびユーザーのパスワードを強力で推測されにくいものにします。
「Google Authenticator」や「Duo Two-Factor Authentication」などを利用して二要素認証の設定をします。
定期的なデータベースの最適化
データベースの肥大化を防ぎ、サイトのパフォーマンスを向上させるためです。
最適化の方法
「WP-Optimize」や「WP-Sweep」などのデータベース最適化プラグインを利用します。
サイトのパフォーマンス向上
ページの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを改善するためです。
読み込み速度の向上の方法
「WP Super Cache」や「W3 Total Cache」などのキャッシュプラグインを導入します。
画像については、画像を圧縮するプラグインを利用します。ファイルサイズを小さくします。「Smush」や「EWWW Image Optimizer」などのプラグインが便利です。
リンクのチェック
壊れたリンクはユーザー体験を損ない、SEOにも悪影響を与えます。
チェック方法
Broken Link Checker」などのプラグインを使用して、サイト内のリンクを定期的にチェックします。
コメントスパムの管理
スパムコメントはサイトの信用を落とし、ユーザーエクスペリエンスを悪化させます。
管理方法
スパムフィルタリングプラグインの使用します。
「Akismet Anti-Spam」や「Anti-Spam Bee」などをのプラグインが多く使われています。
テーマとプラグインの管理
使っていないテーマやプラグインが多いと、セキュリティリスクが増え、サイトのパフォーマンスも低下します。
未使用のテーマやプラグインのなど使用していないものは定期的に削除します。
SSLの導入
データの暗号化とユーザーの信頼を得るために必要です。
SSL証明書の取得と設定
ホスティングサービスから取得し、WordPressに設定します。「Really Simple SSL」プラグインを使用すると設定が簡単です。
まとめ
WordPressの保守は、サイトの安全性、性能、信頼性を維持するために不可欠です。初心者でも上記のポイントを押さえておけば、効果的にサイトを管理し、問題を未然に防ぐことができます。定期的なバックアップとアップデート、セキュリティ対策、パフォーマンス向上策を組み合わせて、安定したサイト運営を目指しましょう。
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