先日書いた記事「SEO対策で注目されているトピッククラスターとは?」の中で紹介したピラーコンテンツ(Pillar Content)の書き方について解説していきたいと思います。
先日の記事で紹介したトピッククラスターの記事をトピック記事(柱の記事)としてトピッククラスターに関連するピラーコンテンツとなる記事を書いて行くので参考にしていただければと思います。
今回の記事では「SEO対策で注目されているトピッククラスターとは?」の記事を実例として紹介していくのでよろしくお願いいたします。
目次
トピッククラスターについて
「SEO対策で注目されているトピッククラスターとは?」の中でも書きましたが、相互リンクされたページのグループです。
幅広いトピックを対象としたひとつの柱となるコンテンツを中心に構築され、関連するがより狭い範囲に焦点を当てた複数のページにリンクされたページで構成された記事となります。
ピラーとは柱という意味で、主柱を中心に柱を何本も建ててより強固な記事を生むという戦略です。
ピラーコンテンツの内容を考える
ユーザーが特定のキーワードについて検索した際に、その質問に完全な答えを提供するコンテンツである事が重要となります。
読者が望んでいる答えを提供し、検索エンジンで上位にランクされるように設計します。
SEOツールやマーケティング等で有名なMozのランド・フィッシュキン氏は、”与えられたキーワードの最高順位の結果の10倍の価値を持つコンテンツ “と説明しています。
ピラーコンテンツの有用性
ユーザーにとってピラーページの利点は明らかです。
ウェブサイトの所有者にとっては、以下のようなメリットがさらにあります。
サイトのページに費やす時間が長くなる
ユーザーが消費できるコンテンツが多ければ多いほど、ユーザーはより多くの時間を費やすことになります。
バウンス率や直帰率の低下
ユーザーがあなたのページで探しているものを見つけた場合、ユーザーは別のソースを探すためにGoogleに戻ってくることはありません。
バックリンクおよびソーシャルメディアでの共有
柱のページは、特に特定のスペースのインフルエンサーの間で、広く、頻繁に共有されます。
ウェブサイトを通してトラフィックを取得します。
ピラーコンテンツは検索されやすいコンテンツであるため、その価値は時間の経過とともに低下しにくい事が特徴です。
Googleのランキングが高い
高いワード数、シェア、バックリンクは、すべてSERPでの可視性の向上に貢献します。
柱となるコンテンツは、標準的なブログ記事を超えているため、開発には多少の努力が必要となります。
この強力なビジネスツールを自分のウェブサイトで活用したいと考えているのであれば、以下の5つのステップで柱となる記事を作成する方法を参考にしてみてください。
読者を理解する
個人ブログやビジネスブログのために柱となるコンテンツを構築することは、個人ユーザーが求めている答えを用意する事が重要です。
検索結果からアクセスしたユーザーに対してサービスの奥底にある考えや最も意味のあるアドバイスをユーザーに注ぐ絶好の機会となります。
あなたらしい柱となるコンテンツを書くことも大切ですが、それ以上に重要なのは、取り上げたトピックがユーザーの心に響くことです。
あなたのビジネスを可能な限り最高の形で表現するために、重要な記事を頼りにしているのであれば、コンテンツ記事がユーザーにとって可能な限り最大限に役立つものであることが重要となります。
ピラーページのコンテンツ戦略を練る
ピラーコンテンツを書く上で記事の目的と戦略をはっきりとさせておく事でユーザーに有益な情報を届ける事が可能となります。
- コンテンツの検索ユーザーは誰なのか、彼らの最大の課題や目標は何なのか?
- なぜこの情報を探しているのか?ユーザーはどんな答えを求めているのか?
- どんなユーザーで、自分たちはどんな答えを提供できるのか?
- 他のピラーコンテンツコンテンツと差別化できているのか?
- 自分達はこの記事を通して何を伝える事ができるのか?
ユーザーが探している答え、ピラーコンテンツがエンドユーザーのために存在する理由を定義する価値提案、および何が含まれるかが目次などで一致している必要があります。
より良いピラーコンテンツを作成する為に
より良いピラーコンテンツを作成するには、ユーザーに対して有益な情報を提供するだけでは十分ではありません。
有益な情報と加えて読みたいとひきつける内容が重要となります。
見出しを考える
これまでに何十万回と言われてきましたが、8割の人が見出しを読むのに対し、ブログ記事の残りの部分を読むためにクリックするのは2割だけであることを覚えておいてください。
ユーザーが最初に目にするものなので、キャッチーで、興味を引く、有益なものにしましょう。
だたし釣りタイトルや見出しはマイナス効果で嫌悪の対象となるので気を付けましょう。
フックとなる喜ばれる内容
人々があなたの記事をクリックした後でも、あなたの読者の2割程度全体を読むことになります。
あなたのリード(またはフック)内容はブログ記事の冒頭にあるその注目のゲッターとなるユーザーが読み続けたくなるようにしなければなりません。
例えば
- ユーザーが前に聞いたことがない興味深い事実
- 逸話や物語の結末
- 読者の心に響く直接的な問いかけ
- 現在の出来事の参照
等が有効です。
ストーリー
人がストーリーを愛するのは、共感に基づいた人間関係を作るからです。
実際あった出来事、共感できる実例などストーリー仕立てで紹介する事でユーザー自身の立場に置き換えて体験して共感してもらえるコンテンツとなります。
ストーリーコンテンツ毎にピラーコンテンツを増やす事も可能となります。
構造を考える
ユーザーがページを開いた瞬間に箇条書きも段落もない2,000ワードの記事を読ませるようなことはしないでください。
記事の簡単な説明、目次などページ全体の内容を簡単に把握できる構造をしっかりと設計する事が重要となります。
リサーチとする
「日本人は毎日米を食べているから健康だ 」という記事を書いたとします。
そうなのかなと納得できそうな内容ですが、少し調べると最近の日本人の米の摂取量は減ってきていいて、米=健康ではないという統計情報が出くるとします。
そうなるとユーザーの信頼を失いこのサイトの記事は嘘が多いというイメージがついてしまいます。信頼性の高い統計情報をリサーチして引用する事が重要です。
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