SEO対策で注目されているトピッククラスタとは?

投稿日:2020.11.10.
更新日:2025.04.12.

SEO

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株式会社TREVOの月額制ホームページ制作サービス
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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

執筆記事:記事一覧ページ
SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

2015年以前は、キーワード対策がSEOの最重要ポイントでした。

しかし今では、検索はより具体的で文脈に沿った情報をもとに検索順位を決める様になりました。検索ユーザーの大多数は、長い検索フレーズや複数のキーワードを入力しています。

Googleは、検索ユーザーが複数の検索語句を使用しているのであれば、検索エンジンの結果ページに表示されるコンテンツも同様に詳細であるべきだと進化を続けています。

多くの検索ユーザーは検索にキーワードのみを使用する時代は終わりました。SiriやAlexaなどの音声検索デバイスの人気により検索方法も多種多用になり複雑になっています。今までにあなたの携帯電話に「Siri、イタリアンの美味しい店を教えて」という検索を行ったことは無いでしょうか?

私は家で「Alexa、今日の天気」などAlexaに質問する事も徐々に増えてきています。

Googleは過去数年間に何度もアルゴリズムを更新しており、検索の背後にある意図が本当にキーワードフレーズ “私の近くのレストラン “であることを理解して検索結果に表示します。

検索者がより詳細なクエリやキーワードを含むかもしれない、または含まれていないかもしれない質問を使用する傾向、これらの2つの要因を一緒に取るとそれは、薄いコンテンツやキーワードに焦点を当てたSEO戦略は、今日の検索者のニーズを満たすためのタスクに追いついていないことが明らかになります。

トピック優先のアプローチでコンテンツを整理するとは、コンテンツをトピッククラスタに整理することが重要になってきます。

トピック クラスターとは

トピック クラスターは、相互リンクされたページのグループです。

トピック クラスターは、幅広いトピックを対象としたひとつの柱となるコンテンツを中心に構築され、関連するがより狭い範囲に焦点を当てた複数のページにリンクされたページの事です。

複雑なページ構成に見えるかもしれませんが、実際はシンプルで分かりやすい構成となります。
トピック・コンテンツ・クラスターがどのように見えるかを視覚的に説明します。

ピラーコンテンツ(Pillar Content)を中心に関連するコンテンツページをリンクする形です。
ピラー(Pillar)は直訳すると柱で、より深い解説しているページの情報を柱となるページに集めるイメージです。
ひと昔前に流行ったまとめサイトに近い形です。

なぜトピッククラスタが重要なのか?

マーケティング担当者はページごとに単一のキーワードをターゲットにすれば検索上位に表示されやすかったのですが、今ではトピック全体をターゲットにする事が重要になってきました。
大きな理由としては下記の3点が影響していると考えられています。

  • パーソナライズされた検索により、キーワードのランキングがより流動的になった。
    Googleは検索結果を個々のユーザーに合わせてカスタマイズしているため、キーワードのランキング順位を全体的に計算することが難しくなっています。
  • 検索エンジンは、ページ内文章の意味や概念を理解する様になり精度は今も向上し続けています。
    高度な検索アルゴリズムは、複数の検索用語が実際には同じことについてのものである場合の理解を向上させています。つまり、1つのキーワードをターゲットにしたコンテンツが、他のいくつかの関連するキーワードでランク付けされる可能性があるという事です。
  • Google(および他の検索エンジン)は、ユーザーに権威のある信頼できる結果を提供したいと考えています。
    特定のキーワードをターゲットにした単発のコンテンツではなく、トピックを中心とした有用で正確なコンテンツを一貫して作成することが、人々やボットにサイトの価値をGoogleに理解してもらう事が可能となります。

ピラーコンテンツとは

ピラーコンテンツ(ピラーページ)とは、トピックに関する全体的な概要を提供するページのことです。
ピラーページは、一般的にトピックのあらゆる側面をカバーしていなければなりませんが、より詳細な情報を得るためには、ウェブサイト上の別の記事にリンク(関連記事)する必要があります。

柱となるピラーページは、ユーザーがそのテーマについて持っている可能性のあるほぼすべての質問について書いてある必要がありますが、すべて質問にあまり深く答えるべきではありません。柱となるページは、5,000から10,000単語のトピックで「知っておくべきすべてのこと」や「まとめ」といったガイドページとなります。

ピラーページで重要な見出し

章、見出し、目次を活用する

章、見出し、目次を追加して、簡単に読み進めることができるようにする必要があります。
5,000から10,000単語となるとピラーページは長文になります。
ピラーページは、スキップするために可能な限り簡単であることが重要となります。

このページでも章、セクションヘッダー、さらには目次を採用しています。ユーザーの大部分は、長い検索クエリからウェブサイトに到着した可能性が高いで利便性をしっかりと考えておく必要があります。ページの役割は、ユーザーが探しているものをできるだけ簡単に見つけられるようにすることです。
ページのウェブデザインにナビゲーションツールを追加する事も重要なポイントです。

Q&Aスタイルのコンテンツ

Q&Aスタイルのコンテンツを使用して、Google Featured Snippets(強調スニペット)に最適化しましょう。
ピラーページを書いているように、質問と回答スタイルのページはユーザーにとっても有効な情報を伝える手段となります。質問にはロングテールキーワードがたくさん含まれており、ユーザーが簡単に読み進めることができます。質問と回答は、Google Featured Snippetsに最適化するのに最適な方法のひとつです。

下の検索結果ように、Google フィーチャードスニペットとは、検索エンジンの検索結果ページで検索結果の上に表示される記事からの短い抜粋です。

 

効果的なトピッククラスタの作成方法

効果的なトピッククラスタを作成するには、それらの特定のトピックの検索ボリュームを調べ、あなたのサイトにすでに存在するコンテンツを評価し、何を書く必要があるのかを把握する必要があります。

情報をすべてエクセル等のシートに集めて整理して記事をリスト化しておくことで柱となるピラーページと関連コンテンツページを作成していく事でより強力なピラーページを作成出来る様になります。

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