ヘッディングタグの役割と適切な使い方|SEO対策の第15回

投稿日:2024.09.06.
更新日:2025.04.12.

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板浪 雅樹
執筆・編集 板浪 雅樹

2005年から WEB 業界一筋。500サイト超を手がける SEO・WordPress のエキスパート。「公開後こそ本番」を掲げ、データ分析とユーザー視点で成果を引き出す運用を提案。

2005年に制作会社へ入社後、プログラマーからキャリアをスタート。サーバー構築・データベース設計で培った技術を強みに、WordPress テーマ/プラグイン開発やサイト移行の難案件を多数担当してきました。
2010年以降は SEO エンジニアとしても活動領域を拡大。コンテンツ設計・内部リンク最適化・高速化チューニングにより、競合の激しいビッグキーワードで上位獲得を実現してきました。
現在は TREVO のウェブディレクターとして、要件定義から運用改善まで一気通貫でリード。AI ライティングや GA4/Looker Studio を活用したレポーティング手法を開発し、「数字で説明できるサイト運用」をポリシーにクライアントの ROI 最大化を支援しています。
趣味/強み:筋トレとランニングで日々の集中力をキープ。複雑な課題を“仕組み”で解決するのが得意。
モットー:「サイトは資産。改善を止めた瞬間から価値は目減りする」

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SNS:x(旧 Twitter)@TREVO_WEB

ウェブページを構成する上で、ヘッディングタグは非常に重要な役割を果たします。これらのタグは、ページ内のコンテンツ構造を示すだけでなく、SEO対策においても検索エンジンにとって重要なシグナルとなります。この記事では、ヘッディングタグの役割とその適切な使い方について詳しく解説し、SEO効果を最大化するためのベストプラクティスを紹介します。

ヘッディングタグとは?

ヘッディングタグは、HTMLで文章の見出しを表すタグであり、<h1>から<h6>までの6つのレベルがあります。これらは階層構造を持ち、<h1>が最も重要で大きな見出しであり、<h6>が最も小さく、重要度の低い見出しを示します。

  • <h1>: ページのメインタイトル。最も重要で、通常1ページに1つのみ使用されます。
  • <h2>: セクションのサブタイトル。<h1>の下位階層として使用されます。
  • <h3>以下: サブセクションの見出し。階層が下がるにつれて重要度が下がりますが、文章の構造を整理するのに役立ちます。

ヘッディングタグの役割

コンテンツ構造の明確化

ヘッディングタグは、ページ内のコンテンツの構造を整理し、視覚的にも階層的にわかりやすくするために使用されます。これにより、ユーザーがページ内の情報をスムーズに理解できるようになり、ナビゲーションの効率が向上します。

SEOにおける重要性

検索エンジンは、ページのヘッディングタグを基にページの内容を判断します。特に<h1>タグは、そのページ全体のテーマを示すため、適切なキーワードを含めることがSEOにおいて非常に重要です。また、<h2><h3>などのサブ見出しも、コンテンツのサブテーマを検索エンジンに伝える役割を持っています。

ユーザーエクスペリエンスの向上

明確に階層化されたヘッディングは、ユーザーにとっても情報を整理しやすくなります。特に、モバイルユーザーやスクロールの多いページでは、ヘッディングタグを適切に配置することで、ユーザーが求める情報に素早くアクセスできるようになります。

ヘッディングタグの適切な使い方

<h1>タグは1ページに1つだけ使用する

<h1>タグは、ページのメインタイトルを示すため、1ページに1つだけ使用することが推奨されています。これにより、検索エンジンがページの主題を正確に理解でき、SEO効果を高めることができます。

例:

<h1>大阪のウェブ制作会社 | 高品質なホームページ制作サービス</h1>

キーワードを適切に含める

各ヘッディングタグには、ターゲットキーワードを自然な形で含めることが重要です。ただし、キーワードの詰め込みすぎは避け、コンテンツの流れに沿った使い方を心がけましょう。特に、<h1><h2>タグには、主要なキーワードを含めることで、SEO効果を高めることができます。

階層構造を意識する

ヘッディングタグは、ページ内で適切な階層構造を持つように配置します。<h1>の下に<h2>, <h2>の下に<h3>といった形で、論理的な構造を保つことが大切です。これにより、検索エンジンもコンテンツの構造を理解しやすくなります。

ヘッディングタグを見やすくする

ヘッディングタグは、視覚的にも目立つようにデザインされるべきです。CSSでフォントサイズやカラーを調整し、ユーザーが一目で見出しを認識できるようにすることで、サイトの使いやすさを向上させます。

例:

h1 {
    font-size: 2.5em;
    color: #333;
}

h2 {
    font-size: 2em;
    color: #666;
}

過剰なヘッディングタグの使用は避ける

ヘッディングタグを多用しすぎると、かえってページの読みやすさが損なわれる可能性があります。コンテンツの構成に合わせて、適切な場所に適切なタグを使用することが重要です。特に<h1>タグを複数使用することはSEO的にも推奨されません。

SEO効果を高めるヘッディングタグの使用例

サービス紹介ページの例

<h1>大阪のホームページ制作サービス | 成功するウェブサイトを構築</h1>

<h2>当社のウェブ制作サービスの特徴</h2>
<p>当社では、...</p>

<h2>お客様の成功事例</h2>
<p>以下の企業様が当社のサービスをご利用いただいています...</p>

<h3>株式会社〇〇</h3>
<p>...</p>

<h3>株式会社△△</h3>
<p>...</p>

<h2>お問い合わせ</h2>
<p>お気軽にお問い合わせください。</p>

この例では、<h1>タグを1つだけ使用し、主要なサービス紹介のキーワードを盛り込んでいます。また、<h2>タグを使用して主要なセクションを示し、さらにサブセクションに<h3>を使用して企業名や詳細を説明しています。このように、階層を明確にすることで、検索エンジンがコンテンツの関連性をより正確に評価することができます。

まとめ

ヘッディングタグの適切な使用は、SEO効果を高める上で重要な要素です。ページ構造を明確にし、検索エンジンとユーザーの両方にとってわかりやすいコンテンツを提供するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • <h1>タグは1ページに1つだけ使用する
  • 主要なキーワードをヘッディングに含める
  • 階層構造を意識し、論理的な見出しを配置する
  • 過剰なヘッディングタグの使用を避け、適切な量を保つ

これらの基本を押さえることで、検索エンジン最適化(SEO)とユーザーエクスペリエンス(UX)の両方において効果的なページを作成することができます。今後のコンテンツ制作においても、ヘッディングタグを最大限に活用しましょう。

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